レクサス LFA のみんなの質問

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どうして、速い車やいい車はMRが多いのですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

ミッドシップのメリットとデメリットについて説明いたします。

●ミッドシップのメリットとは?
後輪のすぐ前にエンジンがある一般的なミッドシップ(フロント・ミッドシップではなく)では,前後の重量配分が下記のようになります。

40:60 ~ 35:65

つまり後輪荷重が増えます。さて駆動力は下記の式で表現できます。

・駆動力限界 = その車輪の垂直荷重 × 摩擦係数

つまり駆動輪への荷重が大きいほど,大きな駆動力を伝達できるのです。たとえば0→100km/hの計測では,加速度により車体の重心による移動荷重が発生し,後輪荷重がさらに増えます。そうなると,後輪荷重が非常に大きくなり,大きな駆動力でも伝達できるようになります。つまり速い加速が可能です。

もし前輪側が駆動輪になると,前輪の重量配分は 30%以下でしょうから,大きな駆動力を伝達できません。つまりミッドシップの前輪駆動は無意味になります。

もう一つのメリットは,前輪荷重が小さいことにより,旋回時の最初の舵角設定がスムーズにできることです。つまり回頭性が良くなります。ただ後述するように大きなデメリットも隠されています。

●ミッドシップのデメリットとは?
ミッドシップは後輪荷重が大きいため,速いスピードでの旋回時,車輪の接地能力を超えてしまい(=駆動力と横力の合力が限界円を超えるため)強いアンダーステア状態になります(=ここまではFR駆動の特性に似ています)。ところが,さらに旋回していくと,横力が不足して,車両の後部が外に流れ,オーバーステアに急激に切り替わる現象が発生します(=この現象はRRに似ています)。プロのドライバーはこの切り換え点を経験的に知っているので,コントロールできますが,一般の方が運転すると,たいへん危険なことになります。

このため現在のスポーツカーはほとんど前後重量配分比を50:50付近にセットにしやすい,FR駆動を選んでいるのです。FRといっても,実際は,ホイルベース間にエンジンを搭載するフロント・ミッドシップというレイアウトにし,重量配分を50:50にします。こうすると,前後輪の限界荷重をほぼそろえることができるので,前輪あるいは後輪が先に限界に達することを回避しやすくなります。つまり高い限界になります。

●最近,ミッドシップが少ないのは?
レクサスのLFAも日産GTRもともにフロント・ミッドシップのレイアウトです。レイアウト分類ではFRになります。これは,前後重量配分比を50:50にできるだけではなく,後部のユーティリティを確保しやすいからです。またMRでは,エンジンのメンテナンスが大変になるというのもあります。もっともLFAもGTRもエンジン・コンパートメントはぎっしりですが。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

その他の回答 (5件)

  • 重量バランスがいいからです。

  • 逆にミッドシップに分類されさえすれば走行性能が高いかと言うと、そうではありません。
    http://iworks.fc2web.com/hitokoto58.html

  • バイクって何であの場所にエンジンが有りタイヤを挟んで人が乗るのか?
    を考えたら分かるよ
    エンジンや人間は重いから
    出来るだけ下で真ん中に有るのが運動性能は理想的なのよ

    例えば
    バイクのエンジンが前輪の上に有った時、
    ハンドルは重いは不安定で倒れそうになるよね?
    自動車も基本的に同じで4輪だからFFやFRが存在してるだけで
    不安定な事に変わりは無いんだよ

  • vb382497251x4cさんへ

    まあ、結構"イメージ"に縋っちゃってる所も有るんですけどね。

    車の運動性、スポーツ性を追求して行くと、ミッドシップレイアウトに成って行きます。F-1がその最たる物でしょう。

    車である以上、コースを走ると成ったら、制動 → 旋回の繰り返しに成ります。コーナー入口の向きを変える区間、ターンインと呼ばれる部分では、切り込んだ舵角にどれだけ忠実に反応出来るか、曲がってくれるかが問われます。
    車が前輪を切り込んで車首を左右に振る場合、後輪の接地面を中心にして頭を左右に振る様に運動しますから、重量物であるエンジンや変速機が、出来るだけ後輪軸に近い配置の方が、首を振り易い、向きを変え易い訳です。
    一方、重量物が前方に位置する事は慣性の法則が働きますので、安定性を稼ぎ易く成ります。
    回頭性と安定性の両立、と考えた時に、ミッドシップレイアウトが好ましかった、と言う事に成るのです。
    その代わり、車と言う限られた容積に各種の物を搭載する意味では、かつてホンダの技術者がBeetを評して「悪夢だった」と語っている様に、甚だ効率的では無く、実用性に欠ける物と成ってしまいます。

    もう一点。
    サスペンションを持つ車が制動すると、姿勢は前のめりに成ります。荷重配分で見れば、前軸の負担分が増える。だったら、最初からそれを見越して後ろに多めに配分しておき、制動時に均等に成る様にすれば、タイヤ接地面が持つグリップ力を最大限に活かせる事に成って、制動力・距離が短く成る、と考えられます。

    回頭性が良く、制動にも優れる。
    スポーツカーに求められる要件その物、なので、コアな車種として作られたりする、と言う事です。

    勿論、実際の車として纏め上げるに当たっては、各種の問題が顔を出します。最大の物はスピンし易い、スピンが始まったら止めるのが厄介だ、と言う事に成りましょうか。限界を越えた所でトリッキーだとされたりします。

    取り敢えずはこんな所から。


    ・・・と書いてから他の方の回答を見て見る・・・。

    F-1は明確にミッドシップですよ。ホイールベース間にエンジンが位置しますからね。

    で、ミッドシップ + 4WDはかつて猛威を振るい、犠牲者を出した挙句に、そのクラス:Gr.Bは廃止と成りました。

    追悼の意味も込めて、2本ご紹介します。
    http://www.youtube.com/watch?v=b4x96KzARYA
    http://www.youtube.com/watch?NR=1&feature=endscreen&v=PNQFmft69ZU

  • FF、FR、RR、の意味は判りますか?それぞれフロントエンジン・フロントドライブ、フロントエンジン・リアドライブ、リアエンジン・リアドライブです。MRと云うのはミッドエンジン・リアドライブの事でミッドシップとも言い、エンジンがホイールベースの中に有るモノを言います。車の中で最も重いパーツはボディを除くとエンジンとトランスミッションですが、コレを車の構造全体の中の重心近くに置く事で走行性能(特にコーナーリング)を高性能化するのです。FF・FR・RRそれぞれにコーナリングの特徴が有りますが、MRが最も素直でコントロールし易い(あくまでも高速状態に於いてですが)ニュートラルステアという特性を得やすいのです。但しコレは生産性も高くなく、乗れる人数も大抵は二人です。従ってスポーツカー=速い車やいい車に採用されるのです。
    蛇足:良い車=値段が高いイタリアンスーパーカーに限定。

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