レクサス CT 「２人乗りのプレミアムコンパクトカー」のユーザーレビュー

２人乗りのプレミアムコンパクトカー

2021.12.26

総評

よくある機械式立体駐車場（1800*1550）に入庫できる現行の国産高級車としては、レクサスCTは唯一無二。なんだかんだ言っても、そこはレクサス。満足感や特別感は得られます。四輪独立懸架＆駆動電圧650Vのパワーアシストはハイブリッドなコンパクトスポーツも楽しいなと感じさせてくれます。なお、ヘッドライト＆テールランプはグレードではなくオプション設定や年式で異なるため、中古車購入の際は要注意です。

満足している点

2014年式のいわゆる中期型、１回目のマイチェン後のバージョンCに乗っています。社用で30プリウスにも乗りますが、同じプラットフォームの車とは思えないほど仕上がっています。ぜひ一度体感してみて欲しい。乗り込んだときの質感、走り出すときの静粛性、スポーツモードの軽快感、購入から1ヶ月以上経っても満足しています。

不満な点

ホイールベースが30プリウスより10cm短いせいで、後部座席はどうしようもなく狭い。ドアの大きさも前後で結構違います。クーペのように、後部座席はプラス２の臨時用と割り切れる人以外は買ってはいけません。ある意味やはり贅沢な車なのです。

デザイン

5

前期、中期、後期でグリル形状が違いますが、中古市場ではこれが逆に選択肢を広げているかもしれません。スピンドルグリルの好き嫌いで分かれそうです。個人的には、この中期型スピンドルグリルと、ハッチバックともワゴンともつかない何とも言えない後ろ姿が気に入ってます。

走行性能

5

30プリウスとの比較になってしまいますが、CTは四輪独立懸架の上、各所溶接を増やしたりして剛性を高めてあるそうで、実際に乗り心地や安定感が良くなっています。サスペンションは硬めでふらつかず、高速時のハンドリングも良いほうだと思います。車重が増えた分、ノーマルモードでは加速が悪くなってますが、スポーツモードでは最大駆動電圧650Vの恩恵を受け、過給器が効いているかのようにGを感じるほど加速が良くなりキビキビ走ります。

乗り心地

4

自分のはバージョンCで純正16インチを履いているためかゴツゴツ感はあまり感じません。17インチではゴツゴツ感やロードノイズが酷いとか。遮音性が高く静かな室内ですが、車外の音が聞こえにくく、安全確認のための目視が増えます。

積載性

3

ゴルフはやらないので、いつでもスカスカです。二人旅の荷物くらいは余裕で入ります。ラゲッジ下にちょっとした工具や掃除グッズを収納できるトレイがあって便利です。

燃費

3

完全市街地での通勤では、リッター16kmくらいがいいところです。エンジンの稼働を減らすため、一気に目標速度まで加速して、それから巡行→減速していく走行スタイルにすれば燃費はもっと良くなるとか。

価格

4

コンパクトカーとして、新車は400万超えるので手を出せませんが、街乗りで使い勝手の良い高級車として、ワンオーナー中古車が200万以下なら買いじゃないですか？！

故障経験

7年落ちで走行32000kmですが、何の不具合・交換も起きていません。