245万円なら買うんだけどなぁ
久しぶりに面白そうな車が出たなぁ。出不精な私の体を速攻で試乗に導いてくれた車でした。
BH型の古いレガシィで試乗に行っ
2011.2.10
- 総評
- 245万円なら買うんだけどなぁ
久しぶりに面白そうな車が出たなぁ。出不精な私の体を速攻で試乗に導いてくれた車でした。
BH型の古いレガシィで試乗に行ったものですから、販売店の方には冷やかしと思われたようですが・・・。
さて、乗ってみて総評は「プリウスをちょっと豪華にすればこうなるんじゃないの?」でした。
レクサスですからね、走ります、曲がります、止まります。その3点はキッチリ出来ています。
でも必要以上のパワーは無い。ハンドルも気持ちよくスッと曲がってくれない。ブレーキも欧州車のようにピタッと止まってくれません。
そして一番不可解なのが価格。
最も安い標準タイプで355万円しますが、米国で発売されているCTは2万9120ドル(約245万円)です。
米国仕様はナビが付いていなかったりしますが、それにしても110万円の価格差はありすぎではないでしょうか?
つまりこの車は245万円で作れるということです。
245万円ならばとてもよく出来ていると思います。
ライバル車も外国車ではポロ、プジョー207あたりになり、BMWやベンツでは高くてライバルとなり得ません。
国産車でもブレイドやプリウス、デュアリス、アテンザあたりとなり、それならばCTの方が確実にいい車です。
これが355万円ともなればポロではなくゴルフやシロッコ、プジョー207も308となり、BMWも1シリーズ、ベンツBクラスがライバルとなります。
これらの車と比べてCTの良い点は何でしょうか?燃費以外に勝てる点は無いと思います。
当たり前と言えば当たり前です。CTはそのエンジンや足回りなど車としての基本が245万円で作れる車です。それをオプションやらブランド料やら諸々で110万円も高くなっているのです。基本が350万円程で作られている車と比べて勝てるわけがありません。
例えばカローラに最高級のナビや本革、ホーイル、その他多種多様なオプションをつけて400万円になったとします。
はたしてそのカローラはクラウンよりいい車でしょうか?しっかり走るでしょうか?
答えは小学生でも分かります。
小学生でも分かる答えをブランドとオプションだけで無くすのはちょっとムリがありませんか?
「プリウスをレクサスで出しましょう!」
「でも、お金がかかるからエンジンは同じでいいよね」
「でも、レクサスだから内外装など見えるところはしっかり作りましょう」
「立派なプリウスができました。どうですか?レクサスでしょう!」
これがレクサスの本質でしょうか。
- 満足している点
- 酷評していますが、この車がダメな車と言う訳ではありません。しっかり走りしっかり止まります。必要以上の装備で快適なドライブができると思います。最近の車をこれしか知らなかったら「いい車だ!」と思うでしょう。
インテリアは高級で、雰囲気も質感も非常に良い。おそらくCT最大の長所。
シートがしっかり作られている。ちょっと固めなのでご年配の方は長時間のドライブには向かないかもしれません。
レクサスでこのサイズの車を出したこと。取り回しもしやすく都会では重宝する。
ハイブリッドなので当然ですが燃費が良い。試乗なのでどの程度か数値までは分かりませんが。
安全性、走り、品質どこをとっても不足のない車。
ドライブモードにするとメーターも変化し日本人が好みそうな電子デバイスで高級を見せている。
レクサスというブランド。安心を買うと言う意味では加点対象。
- 不満な点
- ここではスタイルが褒められていますがどこが良いのか分かりません。ディティールこそ気を使っているもののマツダが今、新型アテンザでもだせばこんな感じになるのでは?レクサスはマツダと同等でいいんですか?
一部グレードのヘッドランプがハロゲン。軽でもディスチャージが標準装備されている車があるというのに。
スタイルから得るイメージよりイマイチ速さがたりないエンジン。
ボンネットを開いたときの支えがダンパーではなくつっかえ棒だったのは驚いた。
ドアの開閉音は相変わらずトヨタの音。
後方視界が悪い。後席も狭いと感じました。デザイン優先しすぎたのかもしれません。
パドルシフトは要らない。パドルシフトを使うほどエンジンがスムーズではないし力も無い。実際使ってみたが変化はほとんどなかった。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験