ＭＲやＲＲ車のラジエターはすべてフロントにあるのですか？

Question

エンジンをミッドシップやリアに置く車両で水冷式エンジンのものは、ラジエターはＦＲやＦＦ車と同じように車両フロント部分にあるのですか？ フロント部分に置くとなると、当然のことながらエンジンまで距離があって冷却水を送るのが大変に思えます。フロント以外にラジエターを置いている車もありますか？ あるとしたらその車は何ですか？

Answer 1

そんなことはありません。ほとんどのMR、RR車はフロントにラジエターがあります。

例えばRRやMRのポルシェはすべてフロントにあります。フロントにはトランクがあるので、左右に分割して配置してありますので、ナンバープレートのあたりから見てもラジエターは見えません。

後ろにラジエターがある車は、ランボルギーニではカウンタック。フェラーリでは512、348、355など、ドアの横に空気の導入口があるモデルがそうでした。その当時は長いパイプを設けるよりも、近くに置いて重量配分を良くしようとかいう考えもあったのでしょう。しかしボディサイドの直近は走行すると負圧になり、走行風が流入しにくくなります。実際に十分な冷却がはじまるのは50km/h以上の速度ともいわれていました。しかもそれ以下の速度では、特に渋滞で停車中ではオーバーヒートの可能性もあります。それでなくても高い熱を発するエンジンのすぐ近くにラジエターがあるわけですから。

フロントにラジエターがあれば、熱源であるエンジンから遠いですから、停車中でも放熱しやすく、少しでも走行していれば外気が導入されます。それでこれらのメーカーもフロントにラジエターを移していったのでしょう。

リアにラジエターがあると、それこそエンジンだけでもキャビン内が熱くなるのに、夏場はさらにラジエターの熱も伝わって大変です。そしてラジエターファンが回り出せば、それこそ運転席は大騒音で満たされます。本当にひどいものでした。

やはりラジエターはフロントに限りますよ。

質問者からのお礼コメント

詳しいご回答をありがとうございました。

Answer 2

ＲＲでリアにラジエーターを持つ車も多いですよ。
この当時のＲＲ大衆車は大体がリアです。
フィアット６００や８５０どちらもＲＲでリアラジエーターです。
画像は６００ですがエンジンルーム内にラジエーターが
収まっています。
冷却風は確か車の下面から導入して
エンジンハッチのスリットから排出していたと思います。
構造は単純ですが冷却性には劣る為、アバルトチューンされた車種は
冷却効率向上のためフロントボンネット内にラジエーターを移設している
車もあります。

Answer 3

ﾌﾛﾝﾄ.ﾗｼﾞｴｰﾀｰ車=ﾌｪﾗｰﾘ.206/246GT.308/328GT.360ﾓﾃﾞﾅ.F-430.458ｲﾀﾘｱ.365/512GT-4BB.288GTO.F-40.F-50.ｴﾝﾂｫ等.ﾗﾝﾎﾞﾙｷﾞｰﾆ.ﾐｳﾗ.J(ｲｵﾀ)ﾑﾙｼｪﾗｺﾞ.ｶﾞﾔﾙﾄﾞ等.ﾘｱﾗｼﾞｴｰﾀｰ車=ﾌｪﾗｰﾘ.348TB/GTB.F-355.ﾃｽﾀﾛｯｻ.512-TR.F-512M.等.ﾗﾝﾎﾞﾙｷﾞｰﾆ.ｶｳﾝﾀｯｸLP-400/500/5000ｸﾜﾄﾛ.ﾃﾞｨｱﾌﾞﾛ等とﾘｱﾗｼﾞｴﾀｰ派はごく少数に留まる｡と言う事はﾌﾛﾝﾄ.ﾗｼﾞｴﾀｰ車は重量配分や冷却効率の点でそれだけ有利だからと言う事に成る｡だからﾎﾟﾙｼｪのｶﾚﾗGT.911ｼﾘｰｽﾞ.ｹｲﾏﾝ.ﾎﾞｸｽﾀｰ等は最初から全てﾌﾛﾝﾄ.ﾗｼﾞｴﾀｰ車です｡

Answer 4

昔の「日野コンテッサ」は1300ｃｃリアエンジンで、ラジエーターもリアでした。なのでテールへヴィでオーバーステアが激しく、うちの父親がホンダS600、友人がコンテッサクーペで、当時峠を攻めていたらコンテッサがコースアウトしてひっくり返ったと言っていました。たぶん、思ったよりハンドルが切れたのでしょう。私の自動車第一号のスズキ・フロンテ・クーペ昭和49年式は、（360ｃｃ）エンジンはリアですが、ラジエーターはフロントでした。なのでホース交換にえらい金額がかかり、しかも車検で無条件にウォーターポンプを変えられたりして、維持費はかかりましたが、いい車でした。今時4速マニュアルのローで6000回転まで引っ張る車って無いですよね。当時550ｃｃの軽が信号で煽ってきたので、シグナルグランプリになりましたが、見事ぶっちぎりました。KP61スターレットのインジェクション「Si」を峠の下りコーナーでぶッちぎったこともあります。

Answer 5

ボディサイドや後ろに有る車も有ります。

カウンタックやテスタロッサはそうです。