ジャガーも、1990年代～2000年以降にくらべて、日本でのブランドイメージをかなり 落としていませんか？ 昔は、高級車といえば、ベンツ、ＢＭＷと並んで良く名前が出たのですが、 最近はジャガーの名前は、普通に

Question

生活していたら全然聞かないマニアックな車になっているような気がします。

世間の認知度も以前に比べて全然低いですよね？

Answer 1

実はジャガーはマニアックな車とは言えないのです。マセラティーとは明らかに異なるジャンルです。

ジャガーは１９５０年代に高性能、高いデザイン性のスポーツカーを意外な低価格で登場させたスポーツカーメーカーです。
伝説の高級スポーツカーＳＳ－１００に始まりＤＯＨＣエンジンのＸＫ－１２０そして流麗なボディーのＥタイプ
とこれだけ並べると十分マニアックですが？

ジャガーはこれらのスポーツカーに技術を惜しげもなくそのままサルーンに生かしています。
ＤＯＨＣやＶ１２エンジン、４輪Ｗウィッシュボ－ンサスペンション、リヤインボードディスクブレーキなどです。
そしてこれらのハイメカニズムをＥタイプに通ずる流麗なボディーに包んでいると言う所に大変な魅力がありました。
これらスポーツカー譲りの足回りの優秀さは「ネコ足」の異名で語られました。

そしてメカにはうとい顧客でもその知性さえ感じさせる品格のあるデザイン、コノリーレザーとウッドのインテリアそしてネコ足の乗り心地にとらわれました。
それはベンツ、ＢＭＷと言った一種ミーハー的、成金的なクルマとは一線を画すものでオーナーの自尊心をくすぐるものでした。

そんな伝統のあるジャガーも英国企業の常で外国資本に影響され本来の英国を代表する高級車のイメージから徐々に離れて行った感があります。

米フォード時代はＦ１に参戦しスポーツカーのジャガーのイメージアップなるかとも思ったのですが、アメリカ好みのＳタイプや初の小型サル－ン・エステートのＸタイプは全くの販売不振でした。

いまやインドのタタ自動車ですよ。
デザインも遂に伝統のジャガーラインを捨て去り、残念ではありますがジャガーの存在価値は薄れていくようです。

↓ジャガーらしさもここまで？

Answer 2

ジャガーが日本で知名度を上げたのは、バブル期にベンツBMに変わる新たな高級車として有名になったからです。それ以前はかなりマニアックなクルマとしての扱いでした。
今で言えばマセラティのような感じでしょうか。ITバブル以降、マセラティ・クアトロポルテの人気、知名度ともに一気に上がりましたよね。マセラティもそれまでは乗る人などほとんどいないくらいのクルマでした。
その意味では人気が落ち着いて元に戻っただけとも言えますね。

もちろんマセラティとはジャンルは厳密には異なりますが、ベンツBM見たいにみんなが乗っているクルマには乗りたくない！と言う人のための高級車と言うくくりであることは間違いありません。
そして、そのマーケットに殴り込みをかけるためにベンツが作ったのがCLSだった訳です。マセラティも、現行クアトロポルテでその市場のシェアを随分と勝ち取りました。
もちろん、ジャガーの顧客がそちらに流れたために人気が落ちたというのは想像に難くありません。

なお、ジャガーの最大のマーケットは1950年代からずっとアメリカでした。
従って、昔から「アメリカ人の好むイギリスらしさ」を敢えて演出してきた節があります。
XやSが失敗というよりも、最大の失敗は屋台骨を支えるXJです。やはりブランドを支える車種がこけるとイメージ的には辛いのでしょうね。私も古いXJに乗っていまして、町中で意識してジャガーを見ますが、XやSは１時間運転していればほぼ間違いなく見ます。でもXJ、特にX350はまず見ないですね。それほど台数が出ていないということでしょう。

Answer 3

昔から低いです
好事家のものです