ホンダ オデッセイハイブリッド 「★レンジエクステンダーに近いハイブリッド・・・でいいのかな?」のユーザーレビュー

Baintha Brakk Baintha Brakkさん

ホンダ オデッセイハイブリッド

グレード:ハイブリッド アブソルート・ホンダセンシング アドバンスドパッケージ_7人乗り(CVT_2.0) 2016年式

乗車形式:試乗

評価

2

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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★レンジエクステンダーに近いハイブリッド・・・でいいのかな?

2016.3.26

総評
オデッセイ ハイブリッドはハイブリッドですが、いわゆるプリウス的なHVではなく、専門用語で難しく言うと「レンジエクステンダーに近いHV」。
一般走行は大半をモーターで受け持ち、高速道路などはエンジンでも走るため“純粋な”レンジエクステンダーではありませんが、かなりそれに近いイメージを抱きました。
ざっくり言うと「外部電源で充電出来ないアウトランダーPHEV」。
これは非常に気になります。
この「常にエンジンで発電しながらモーターで走行する」というフィーリングがどんなものなのか?を実車で確認すべく試乗に参りました。

【エンジン性能】
街乗りでの加速性能に過不足は感じませんし、モーターで速度が上がっていくのは気持ちの良いものでした。

さて、このクルマでいうエンジンはほぼ発電機です。
リチウムイオンバッテリーの容量が前述のアウトランダーPHEVほど大きくないことを裏付けるように試乗中も頻繁にエンジンはかかり、充電していました。
街乗りのみの試乗でしたが、走行中速度が一定に保たれるとエンジンが止まり、スピードを上げようとすると割りとあっさりエンジンがかかります。
ECONがONでも結構頻繁にエンジンはかかっていましたし、ECON OFFだと極低速もしくは完全停止時以外は、ほぼかかっていた印象ですので、充電のためだと理解していても感覚的には従来のハイブリッド車に乗っているようなフィーリングでした。

【静粛性】
モーターのみのEV走行は当然静かです。
(静か過ぎてロードノイズが目立つくらい)
が、それゆえ充電のためにエンジンがかかるだけで意外にわかります。
さらに、アクセル開度に準じてエンジンの回転数がそれなりに変化し、意外にもそれがドライバーに伝わって来るため、エンジンがかかった状態で走っているとあたかもエンジンで走っているかのような感覚になります。
前述の「従来のハイブリッド車に乗っているようなフィーリング」になる大きな要因です。
これにはちょっとがっかりしました。
この感覚をドライバーに与えるのはマイナスです。

リーフに乗ったことのある方なら分かると思いますが、モーター走行は本当に気持ちのよいものです。
せっかくモーターだけで走行しているならモーター走行の気持ち良さをもっとドライバーに伝えて来るべきで、“発電用のエンジン”は「黒子」に徹していただきたい。
充電のためとは言え、前述の通りエンジンは頻繁にかかりますから、なおさら遮音性強化を実施し、徹底的にエンジン音を遮断願いたいところです。

【乗り心地】
オデッセイには初めて乗りましたので旧型と比較することは出来ませんが、私の過去のクルマ歴から言えば「普通」です。
「普通」というのはネガティブな意味ではありません。
「固い固い」とネット上で不評の初期型も知りませんが、特段違和感もなく普通に乗れました。
ただ、個人的にオデッセイに抱くイメージや私の好みという観点から言わせていただけば「もっとしっとりゆったりした乗り心地」を期待していましたので、そういう意味では「やや固かった」印象です。

【エクステリア】
基本的にミニバンは嫌いなので購入検討対象にならないのですが、以前からオデッセイだけは私の中でミニバンと思っておらず、ヒンジドアの頃も「なかなかいい」と思っていました。
現在スライドドアとなってさらにミニバンライクとなり、個人的には以前のコンセプトほど魅力はなくなりましたが、今なおミニバンカテゴリーの中では最もかっこいいです。

【インテリア】
以前、CR-V(RM1)を所有し、2年乗りましたが、インアパネコンセプトは同じですね。
良く言えば「わかりやすい」、悪く言えば「大味」なインテリア。
シンプルで使いやすく、CR-Vの時も何も問題はありませんでしたがデザインはいたって「普通」です。

インテリアで特筆すべきはやはり「セカンドシート」でしょう。
私が試乗したのは「2列目キャプテンシート」仕様の7人乗り。
このクルマは運転手ではなく、このセカンドシートに乗せてもらうのが最高です!
残念ながらパワーシートではありませんが、オットマン付き。
しかもフーガやティアナの助手席のものより遥かに上まで上がるため完全に足を伸ばせます。
さらにシートバックを倒しても顔を起こせる中折仕様になっており、意外にこれがアイデア賞。
もっと採用車種を増やしてください。

このクルマは、サードシートをたたんでセカンドシートを後ろへ下げ、リクライニング&オットマン状態になるとここはもう「家の中」。
とにかく広いのでがらんと広いスペースにいるとかえって落ち着かない貧乏性の人は要注意?←お前だろ(´ヘ`;)

【価格】
アウトランダーPHEVと比べて・・・
オデッセイ ハイブリッドもアウトランダーPHEVもどちらも400万前後。
アウトランダーPHEVはバリューな中身に比べ、かなりリーズナブルな価格設定なだけにオデッセイ ハイブリッドももう一段の英断が欲しかったところです。
ま、「オデッセイと」いうネームバリューから見れば妥当なところなのでしょうか。

【総評】
先進的な動力システム、快適過ぎるセカンドシート、広大な室内空間、Honda SENSING・・・
大変魅力的です。
しかし、やはり乗ってみないとクルマはわかりませんね。
前述の「せっかくモーター走行してるのに従来のハイブリッド車に乗っているようなフィーリング」がなんとも残念でした。
あ、それから「ACC」が30km以下だと作動しないのも残念。
渋滞時の微速前進に使えません。
これはカタログを隅から隅まで読まないとわかりませんので注意が必要です。
しかし、なぜ「全車速対応」にしなかったのでしょうか・・・
早急に改善を望みます。
満足している点
総評参照
不満な点
総評参照
デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験

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