車のﾜｲﾊﾟｰについて。 一般的には２本が同じ向きに並んで動きますが、ｵﾃﾞｯｾｲやMPVなどは向き合ってる観音開きﾀｲﾌﾟで動きますよね??

Question

なぜ違うんですか?どっちも雨の掃けは変わらないんですか??

Answer 1

ミニバンはウィンドウ面積が大きいことから通常のタイプでは拭き残し(助手席側)が大きくなってしまいます。このため、旧エスティマやオデッセイといったあたりは、昔のトラックなどと同じ対面式になっています。

このタイプのメリットは、拭き残し面積が少ないこととドライバーの目の前で助手席側のアームが止まらないこと、左右ハンドルで造り分けなくても良いことなどがあります。
デメリットは、ウィンドウ中央の上部に拭き残しが出ること、風切り音が大きく高速走行で不利なことです。

この他にもベンツなどに1本ワイパー(ダイムラーがリンク機構で特許)があり、これが拭き取り面積は98％と最も大きくなります。これも左右ハンドルで部品を造り分けなくてもいいメリットがあります。
ただし、大きなブレードでモーターに負担がかかるため故障が多かった…

奇抜な動きをするワイパーは、やはりコストダウンで普通の並行タイプへとなり消えていきます。
ヴィッツやラクティスなんかは運転席側1本だけですよね、そこまでダウンするのかよ、って。