トヨタの新型SUVのスペックですが、パワー不足に思えるのですが、実質馬力とトルクはエンジンとモーターを合算した数字ですか？ ハイブリッドモデル エンジンタイプ：1.8L直列4気筒 排気

Question

量：1,797 cc
最高出力：72kW[98PS] / 5,200rpm
最大トルク：142N･m[14.5kgf.m] / 3,600rpm
モーター
最高出力：53kW[72PS]
最大トルク：163N･m[16.6kgf.m]
トランスミッション：電気式無段変速機
駆動はFF

Answer 1

ハイブリッド車の１つのシステム出力(実質パワー)がエンジンエンジン➕モーターと思われるのが度々ですが、これは間違いで、実際のシステム出力の掲示はメーカーが独自に出した値となります。
また既に回答者の中でもありますが、ここであえてもう一度簡単に言うと、モーターとエンジンで働きが違います。
モーターは停止又は低速時からの発進パワー、エンジンは通常の走行でのパワーです。
また特殊な状況でモーターとエンジン両方が働くのは急発進急加速の時には低速高速とも働きます。
今回質問者様が提示したのはトヨタの新型SUVとの事で恐らく、C-HRのことかな？と存じます。
個人的にも見たのですが、エンジンとモーターのみの掲示でシステム出力が掲示されていませんので、この場合はエンジンとモーターのみで判断する形になります。
一般的にもシステム出力の算出方法は無く、もっともダイナモのような機械を使えば正確な値は出ますが、掲示した値とは異なります。(特にトヨタのは俗語で馬力詐称とまで言うくらいなため、メーカー掲示の値はあまり当てになりません)

所でこれは私事ですが、個人的に独自におおよそのシステム出力の算出方法(馬力のみ)があって試しています。
それはまず、
1.エンジン馬力➕モーター馬力=Aの値を出す。
2.A÷3.5=Bの値を出す。
3.A一B=おおよそのシステム出力の値。
となります。
実際、これでトヨタやレクサスの複数のハイブリッド車で多少の誤差がありますが、おおよそ目安のシステム出力が求められます。
今回の車種をこの計算式で当てはめると、
98(エンジン出力)➕72(モーター出力)=170
170÷3.5=49
170-49=122
これでこの車のおおよそのシステム出力の馬力は122psと考えられます。
このパワーが強いか弱いかは個々の捉えですが、個人的には同SUVとしてRAV4(2.4L、170ps)と比べると確かに落ちたね、って感じです。
反面、2L以下の車としてはまぁ悪くないじゃないって感じでもあります。
ただ、これにも例外があり、例えば他社、ホンダのフィットハイブリッドやレジェンド、新型NSXなどは実際エンジン➕モーターの値とシステム出力が同じだったりするため、これを足したり割ったりすると全く違う値が出ます。
他にも同じトヨタ車種のなかでは3.5ではなく3で割った値や4で割った値の方が近い(稀に±0ぴったり)事もあるので一例には言えません。

ご参考までにどうぞ。

Answer 2

エンジン特性は回転数が増加する程にトルクが増えます。
モーター特性は静止〜一定回転数までが最大トルクを発揮し、一定回転数以上ではトルクが急激に低下します。
上記の特性のため、システム出力は単純に加算とはなりません。
結合した状態での駆動軸での同一回転数でのそれぞれのトルクを加算したものがシステムトルク、そのトルクと回転数を掛けたものがシステム馬力(出力)となります。

トヨタのハイブリッドシステムの場合、エンジン出力を動力分割機構でにより直接駆動側①と発電機側へ分配します。
発電機で発電した電力でモーターを駆動②させます。
最終的に上記の①+②が駆動出力となります。
必要とあれば、発電以外にバッテリーの電力がモーター駆動②に加わりますが、500m〜2km程度分しかバッテリー電荷容量はありません。
モーター駆動②が発電した電力まで必要なければ余剰電力はバッテリーへ充電されます。
上記のように、バッテリーでの補助部分は短時間しか得られないので、通常走行での継続可能な最大システム出力は①+②そのものとなります。
モーター駆動②の動力源はそもそもエンジン出力の一部ですから、システム出力はエンジン出力そのもの(厳密には発電損失・モーター駆動損失があります)となります。

トヨタのハイブリッドモデルは、継続可能なシステム出力はエンジン出力そのものと見るのが賢明です。

(unkotarezouinokinawaさんへ)

Answer 3

システム出力は単に合算値ではござらんよ。