ホンダ CR-Z 「CR-Zの本当の価値 どうやら、皆、CR-Zのことを勘違いしているようです。あなたも、あなたも、そして、あなたもです。 誰が「スペシャリティーカー」だ」のユーザーレビュー

CR-Zの本当の価値 どうやら、皆、CR-Zのことを勘違いしているようです。あなたも、あなたも、そして、あなたもです。 誰が「スペシャリティーカー」だ

2010.3.7

総評

CR-Zの本当の価値
どうやら、皆、CR-Zのことを勘違いしているようです。あなたも、あなたも、そして、あなたもです。
誰が「スペシャリティーカー」だなんて言いました？
CR-Zが「スポーティーカー」？
とんでもない。そのことは、CR-Zの「印刷カタログ」を見れば分かります。「スポーティーカー」という魅惑的な文字も、「スポーツカー」という官能ワードも、「スペシャリティーカー」という文字も、「デートカー」という言葉も見当たりません。
では、代わりに何と書いてあるか？
「コンパクトカー」です。
つまり、CR-Zに対する間違った批判は全て、進入入口における「誤認」によるものです。この認識を是正しない限り、CR-Zを正しく評価することはできない。
では、ホンダの言う「コンパクトカー」とは、一体何なのか？
それは、CR-Zに試乗してみれば分かります。
【座席】ドライバーズシートは、座面高を調整できます。おかげで、天井に頭がつかえずに済みました。狭いと噂される後部座席にも乗り込んでみました。かくれんぼの時に、冷蔵庫の中に隠れて遊んだ少年時代を思い起させてくれました
【内装・インテリア】インサイトに比べると、内装の質感は大分向上しています。もう、「みじめな気分」を味わわずに済みます。メーター周りの未来感の演出も、まあアリか。しかし、オプションの「ＬＥＤスピーカーリング」は、いだだけない。丸くブルーに光っちゃったりして、実に子供っぽい。これも、少年時代を思い起させる演出？
【ハンドリング・動力性能】ハンドリングは、しっとり、しっかりという印象。「長く付き合える車」であることを予感させます。次に、スポーツモードに切り替え、アクセルを強く踏み込んでみました。立ち上がりにモッサリ感があり、ちょっとガッカリ。車重1,130kg、最大トルク22,7kg（トルクウェイトレシオ49.7kg）から想像する期待値を、やや下回る。でも、しょうがない。CR-Zは、コンパクトカーなのだから
【総括】結局、ホンダの言うコンパクトカーとは、一体なんなのか？それは、「ミニマミズム」を追求した現代の「茶室」。「ホンダ版iQ」。そう考えれば、納得できます

満足している点

●独創性のあるリアビュー
●本気で設計した6MTの設定
●コンパクトカーなりの燃費性能
●全長が短いので、縦列駐車の際に助かる（欧州旅行で）
●後部に２つの野菜室が備わる
●プレミアム・コンパクトのiQが安く思える（iQ100X・CVT　4人乗り 140万円　10.15モード燃費23km/L）

不満な点

●選択候補に残る外装色が、実質１色
●インサイトに対するメリットが希薄
●顔がでかい（コンパクトカーなのに）
●「コンパクトカーなら、iQ。いや、軽自動車で十分ではないか？」。その考えが頭をよぎる
●「一杯のかけそばとミニおにぎりから成る夕食」に、あなたは、どこまで価値を見い出せるか？ホンダに焚き付けられた、エコロジカル禅問答

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験