フォードフォーカスRSの4WDはフルタイム4WDですか？

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フォーカスRSの4WD機構はセンターデフは無く多板クラッチ（電子制御）によるオンデマンド4WD機構になります。

→前後に加え後輪左右もクラッチで動力をコントロールするトルクベクタリング付きで、恐らくGKN社のTwinStarデフ。トヨタRAV4の新型トルクベクタリングデフと同じような構成です。


フルタイム4WDの定義も色々ですが、センターデフが無くとも電子制御クラッチによる４WD機構でも前後クラッチ締結状態であれば常時（フルタイム）4WDとも言えますし、トランスファークラッチを切り離した状態でも多少のクラッチ引きずり（油）があって「99:1」とリヤに1%駆動が伝わってるとしても常時4WDと言えますので、ある意味制御次第ですがフルタイム4WDとも言えるかもしれません。

→スバルのアクティブトルクスプリットAWDも常時AWDと言ってますが、4WD機構的には似ています（多板クラッチにより後輪へ伝達するMPT）。この手の構造は4WDカップリングの制御次第で、例えば三菱の4WDカップリングの場合も常時リヤに15%はトルク伝達している常時4WDだそうです。


フォーカスRSやトヨタRAV4に搭載されている「後輪左右クラッチによるベクタリング機構」は、前後4WDトランスファークラッチに加え、左右輪の車輪もクラッチで切断することが出来るので、プロペラ・ドライブシャフトの引きずり抵抗が無い完全に後輪がフリー状態（FF）に出来る構造でもあります。