フィアット パンダ 「いい意味でのユルさもある個性派ベーシック」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
3
積載性
3
燃費
4
価格
4

いい意味でのユルさもある個性派ベーシック

2021.10.29

年式
2013年6月〜モデル
総評
ほかにはないユルい雰囲気、楽しい走りがいちばんの魅力となっているパンダ。必要十分な装備と室内空間があり、ファミリーでもシングルやカップルでも、肩肘張らずにのんびりドライブするのが好きな人たちにぴったりです。
満足している点
なんでもやってくれる便利な装備や情報があふれる日常に慣れ切った人には新鮮な、まるで“不便を楽しむ”ような感覚の室内装備。でもどこかオシャレで、あるもので工夫して自分らしく使うことが楽しくなってきます。
不満な点
国産コンパクトのように、紫外線99%カットのスーパーUVカットガラスといった装備は設定されていないので、ドライブ中の日焼けが気になる人は自分で対策が必要です。
デザイン

5

なんの変哲もないようでいて、イタリアンデザインのDNAである「好奇心」が散りばめられているのが、ロベルト・ジョリートが手がけたこのパンダ。特別なことはなくても、ちょっと幸せな気持ちにしてくれるデザインです。
走行性能

5

パワーが有り余っているわけではないのに、次第に自分と意思疎通しながら走れるようになる感覚が楽しい、ツインエアエンジン。最初はギクシャクして驚いてしまうデュアロジックも、その味が恋しくなる人も多数。
乗り心地

3

決して上質でもないし、騒音やギャップもしっかり伝えてくるのですが、それが楽しいと思わせてしまうのがパンダの特権。天井が高くて開放感がある室内や、ポップなインテリアが気分を盛り上げてくれるのかもしれません。
積載性

3

5人乗車時で225Lの容量はちょっと小さめに感じますが、高さがあるので日常の荷物を積むには困らないスペース。後席は6:4分割で倒せるので、段差は残るものの870Lの容量が確保できてレジャーにもOKです。
燃費

4

875ccと小さな排気量ながら、WLTCモードで16.6km/Lと輸入車のターボエンジンとしてはそこそこの燃費です。ECOスイッチを押すと出力とトルクが抑えられ、自然とエコドライブができるのもいいところ。
価格

4

時折、限定で4×4モデルやマニュアルモデルが登場しますが、通常は2WDのデュアロジックのみ。ハロゲンライトにマニュアルエアコンに、14インチのスチールホイールと装備も古めですが、多くを望まなければ十分です。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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