お知恵を御貸し頂ければと思い質問させて頂きます。

Question

BMW平成２５年式５２３ｄブルーパフォーマンスMスポーツ
(形式ＬＤＡ－ＦＷ２０)
上記に中古の２０インチホイールの装着をしようかと思っています。
2種の中古ホイールで迷っています。

①
F8.5j＋28 245/35/20
Ｒ9.5j＋45 275/30/20

②
F9.0j＋35 245/40/20
Ｒ10.0j＋38 275/35/20

上記2種の装着は可能でしょうか？
また装着した場合の不具合等はありますでしょうか？
また装着した場合にやった方が良い事等も有りましたらお知恵を御貸し頂けたらと思います。
何卒宜しくお願い致します。

Answer 1

ご質問ありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。
F10 523ｄは、標準ホイールが17インチ、Mスポーツが19インチですよね。

■ F10 523ｄ Mスポーツ純正スペック

＜ホイール＞
F 8J×19+30
R 9J×19+44
ダブルスポーク・スタイリング664M
＜タイヤ＞
F 245/40R19
R 275/35R19

■ 車検に通るツラの設定

F10の場合、ノーマル車高では例えば・・・
前：8.5+30付近
後：9.5+35付近
または
前：9.0+36付近
後：10.0+41付近
・・・などが車検に通るギリギリレベルのツラになります。但し、車両個体差もありますし、車高やアラメントによってもツラが変化しますので、実測してツラが収まるスペックを計算するのが確実です。専門ショップでも必ず実測します。現在、履いているホイールのスペックがわが分からないので、上記に挙げた「ノーマル車高＋車検ギリギリスペック」のホイールを基準に話を進めますね。

■ 前輪スペック

以下、カッコ内が「参考前輪」の「8.5+30」を基準にしたツラ出しスペックです。「候補１前」も「候補２前」も1～2ミリ出る程度のなので装着は特に問題なさそうですね。

参考前輪：8.5+30(±0mm)
候補１前：8.5+28(+2mm)
候補２前：9.0+35(+1.35mm)

■ 後輪スペック

カッコ内が参考後輪の「9.5+35」を基準にしたツラ出しスペックです。「候補１後」はハミ出すことなく車検も問題なしと思いますが、恐らくツライチよりやや余裕ある感じになるだろうと思います。見栄え上は問題なしと思います。候補２後は逆にフェンダーからハミ出す恐れあります。収まってしまうかもしれないですが、個体差あるので実測しないとわかりません。

参考後輪：9.5+35(±0mm)
候補１後：9.5+45(-10mm)
候補２後：10.0+38(+3.35mm)

■ ハミ出し規制

日本の保安基準(車検)では、ホイールがフェンダー頂点からハミ出さなければよいわけではなく「前30度/後50度」の範囲でハミ出してはいけないことになっています（添付図をご参照ください）。タイヤは銘柄によって同じサイズでも幅が異なるので、若干のハミ出しは許容されますが、ホイール部分はハミ出していけないことになっています。

＜オーバーフェンダー＞
もしもハミ出してしまった場合、3ナンバー車は片側10mm(両側計20mm)までオーバーフェンダーが認められています。皆さんフェンダーモール等で対応されています（本来はネジまたはビス止めをしなければなりません）。

＜ローダウン＞
もしくは、車高を落とします。車高を落とすとネガティブキャンバー(車両を前後から見て車輪がハの字)が強くなるため、フェンダー奥に車輪が引っ込みます。なので、車高を落とす予定があれば予め車高を落としてからツライチ設定するほうがスムーズではあります。

■ タイヤ選び

タイヤ選びで気をつける点は主に以下3点になります。
１）適正なタイヤ外径
２）タイヤサイズは適合リムの範囲
３）負荷能力(ロードインデックス)

１）適正なタイヤ外径
タイヤ外径は純正に近づけるのが基本ですが、それはメーターの誤差をなくすためです。保安基準では、メーター読みで40km/hのときに実速度がそこから「約－20％～＋6％」の範囲の誤差でなければならないとされています。速度にすると約32～42km/h程度になりますね。かなり緩いです。以下を見てのとおり「候補１」も「候補２」も問題なしです。見栄えに関しては、どこかに当たらなければ、外径は若干大きめのほうが車両が立派に見えます。逆に車輪を小さくすると貧相に見えるようになります。

純正：225/55R17 外径679mm(±0%)
純正：245/45R18 外径677mm(-0.3%)
純正：245/40R19 外径678mm(-0.1%)
純正：275/35R19 外径675mm(-0.6%)
候１：245/35R20 外径679mm(±0%)
候１：275/30R20 外径673mm(-0.9%)
候２：245/40R20 外径704mm(+3.6%)
候２：275/35R20 外径700mm(+3.0%)

２）タイヤサイズは適合リムの範囲
タイヤが太くなればリム幅も太くします。「適合リム」または「適応リム」の範囲内のリム幅のホイールを装着しますが、同じタイヤサイズでも、幅広いリムに履かせると横に引っ張られる分、接地面積が広がり少し外径が小さくなります。若干の引っ張りはタイヤの性能を引き出しますが、よく細いタイヤを幅広いリムに無理やり履かせる「超引張りタイヤ」はカッコ悪いだけでなく危険です。また、余談ですがリム幅を「Ｊ数」と呼ぶのは誤りですので、他の人が使っていてもご自身では使わないようにしたほうが賢明です。基、以下の通り質問者様のセレクトではリム幅は全く問題ないことをご確認いただけると思います。

＜候補１＞
F8.5＋28 245/35R20
R9.5＋45 275/30R20
＜候補２＞
F9.0＋35 245/40R20
R10.0＋38 275/35R20
＜適合リム＞
候１：245/35R20 適合リム8.0-9.5
候１：275/30R20 適合リム9.0-10.0
候２：245/40R20 適合リム8.0-9.5
候２：275/35R20 適合リム9.0-11.0

３）負荷能力(ロードインデックス)
タイヤ1本あたりで耐えられる耐荷重性能を「負荷能力」といい、ロードインデックスという指標で示されます。以下の95～102がロ－ドインデックスになります。タイヤ内の空気容量が大きいほど負荷能力が高まり、ロードインデックスも高い値になっていることがご確認いただけると思います。これを解説すると長くなるので割愛しますが、質問者様のセレクトのタイヤについて負荷能力は問題ありません。もし、詳細の解説必要であればその旨お知らせください。
候１：245/35R20 95XL
候１：275/30R20 97XL
候２：245/40R20 99XL
候２：275/35R20 102XL

■ インチアップの注意点

インチアップをすると乗り心地が悪くなる等の問題はありますが、個人的にはあまり大きな問題だと思っていません。銘柄の選び方などで緩和できるからです。むしろ使い勝手の悪さでしょうか。一番大きいのはタイヤが薄くなる関係で、縁石でリムにガリ傷がつきやすくなる点ですね。注意しないとガリガリになります。これはリムプロテクターの大きめのタイヤ銘柄を選ぶことである程度緩和できます。また、ブレーキローターが小さく、ホイールの外径だけが大きくなると、ブレーキの周りがスカスカなので、これも見栄え上あまりよいものではありません。このあたりを考慮した上でセッティングされるとよいと思います。

長くなり失礼いたしました。基本的には上記のような内容がポイントになりますが、ごく一部しか伝えられていません。何かご不明な点などございましたら遠慮なくお問い合わせください。

Answer 2

とりあえず回答としては
装着は幅やオフセット タイヤサイズは関係ない、
PCD120と5穴なら装着は可能。


不具合は履いてみないと分からないけど
ステアリングいっぱいに切って内側に当たるかも。
あとはすごい段差でバンプしたとき
フェンダーに当たるかも。