FRの雄、アストンマーティンがガチなミッドシップスポーツコンセプトを2台まとめて発表
2019/03/28 07:05 carview! 写真:アストンマーティン
2019/03/28 07:05 carview! 写真:アストンマーティン
アストンマーティンは、ジュネーブショーにおいて、「ヴァンキッシュ・ビジョン・コンセプト」と「AM-RB 003」という2台のミッドシップカーを発表しました。
まず1台め、2000年代初頭よりフラッグシップモデルとして君臨していた「ヴァンキッシュ」のネーミングを復活させたヴァンキッシュ・ビジョン・コンセプトは、アストンマーティンが手掛ける初の量産ミッドシップカーのコンセプトモデルです。
フォード社ベースの6.0リッター自然吸気V12エンジン搭載のFRモデルから、自社開発によるV6ターボエンジンを、接着アルミニウム構造によるシャシーに搭載し、後輪を駆動するMRモデルへと、ガラリと変容を遂げることになるヴァンキッシュ。
フロントインテークの形状や、“ASTON MARTIN”のロゴエンブレムが目を引くリアガーニッシュ部分などは、既存モデルの面影を残していますが、全体的にはF1でパートナーシップを組むレッドブル・レーシングと共同開発した世界限定150台のハイパーロードゴーイングカー「ヴァルキリー」を、マイルドにしたスタイリングとなっています。
新生MRヴァンキッシュの生産開始は2022年を目指すとされていますが、新たにガチンコのライバルとなる、フェラーリ F8トリブートやマクラーレン720S、ランボルギーニ ウラカンに対して、どれだけ存在感を示せるのでしょうか。
続いて2台めは、ヴァルキリー、ヴァルキリーAMRプロに続く、ハイパーカーシリーズ第3弾として500台限定で2021年発売予定の「AM-RB 003」です。RBの名の通り、レッドブルレーシングが開発に参加。新生ヴァンキッシュとベースを同じくするV6ツインターボエンジンに、ハイブリッドシステムを組み合わせ、リアを駆動すると共に、フロントを電気モーターで駆動する4WDモデルとなります。
ここにきて、ミッドシップスポーツカーを2台発表し、ハイパフォーマンスなFRとミッドシップを両方取り揃えるラグジュアリー・スポーツカーブランドへと舵を切ったアストンマーティン。今後のFRモデルの展開も楽しみです。
尚、前述のヴァルキリーの価格は、200万~250万ポンド、日本円で約3億円+αと言われていますが、ヴァンキッシュ・ビジョン・コンセプトとAM-RB 003の価格がどうなるかは、現時点では不明です。
新型フィット試乗。プラットフォームを刷新しなくとも好印象の仕上がり
メルセデス・ベンツ、新型GLAを本国で発表。よりワイド&トールになりSUVらしさを前面に押し出した
新型ゴルフはコネクト性能でライバルを圧倒。トヨタの技術者は3~5年遅れを取ったと危機感を強めた
メルセデスGLBはシカクいデザインが新鮮な3列シートのSUV。GLCに届きそうな価格が悩ましい
ポルシェ タイカンの電動快楽は911のエンジン快楽を逆転したかもしれない
MINI史上最速、ジョンクーパーワークスGPの新型が発売。0-100km/hは5.2秒、最高速265km/h
コペン GR SPORTは上質な乗り味を得てその間口を広げた
個性派ルノー トゥインゴが乗り心地を大きく改善。フランス車の味が残る貴重な存在に
N-WGNは見た目よし走ってよしの隙がほとんど見当たらない国民車だった