フェラーリ カリフォルニア のみんなの質問

解決済み
回答数:
6
6
閲覧数:
355
0

軽油(ディーゼル)というのは、原油を精製してできる様々な石油製品のひとつに過ぎないわけですよね?

これが事実だとの前提で質問ですが、なぜ欧州車はディーゼル車開発に注力しており、彼らはそれが「エコ」であると考えるのでしょうか?ロジックが解らないのでどなたか教えてくださいませ。

補足

k_fzr1000さんのおっしゃる通り「燃費・熱効率が良ければCO2生成・排出量も少ない。ならば、何も無理してディーゼルの開発で苦労する事も無い」これはまさにそう思います。燃料がガソリンだった場合、燃費・熱効率を改善できないなんて信じられなれません。さらに言えば、自動車の化石燃料依存からの脱却はCO2を名目にしていますが、より根本は石油の枯渇問題のはずです。ですから私はディーゼルという解決方法に疑問なのです。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

iron31mobさんへ

大変に難しい話ですが、一つトライしてみます。

先ず第一に挙げられるのは、彼の地では高速道路で一気に移動、という使い方の割合が多いからではないか、と考えられます。
日本じゃ、幹線道路なのに躊躇無く信号を設置してしまいますよね? この交通環境、道路交通への合理的意識の差が大きいのではないでしょうか?

ディーゼルの排ガス対策の第一歩は、過給による空気過剰燃焼化ですが、採用し易いTurbo過給器だと低回転ではトルクがスカスカなので、出力相応に排気量縮小を行ってしまうとクラッチミートに苦労する事に成ります。
発進の度に超多段変速機だと操作で煩わしい思いをする。ここが、日本ではNAのディーゼルを温存させ、黒煙排出を目立たせてしまった元凶なのです。

もう一点。
排ガス規制が厳しいのはカリフォルニアと日本です。一方、欧州を平均的に見れば、遥かに排ガス規制は緩い。
その緩い規制のガソリンエンジンと比べて、ディーゼルの排気も「そんなに汚く無い」とキャンペーンを張ったので、それじゃあ地球温暖化防止に燃費の良い、つまりCO2排出量が少ない事もメリットに成るだろう、という目新しさが、買い替え需要も喚起して一つのムーブメントを形成出来た、と考えられます。
又、仏ではケチな国民性からか、昔からディーゼルに馴染みが在ります。これも敷居を下げる効果が有ったと思います。

日本では逆に、紙面に「光化学スモッグ」や「オキシダント濃度」等の単語が載らない日は無い位に、大気汚染に悩んだ経験を持ちます。から早くからNOx規制が厳しい。
工場等では処理・還元・乖離設備が装備済みですが、重量や容積の制約が厳しい自動車の場合、NOx対策として燃料噴射タイミングを遅延させるしか手が無く、しかもこれは黒煙急増とトルク・出力低下が不可避なので、出来れば避けたい手法です。
それでも徐々に規制が厳しく成ると、業界Topの日野は、計測を行う速度で"だけ"噴射時期を遅らせる「電子タイマー」なる発明(?)をします。(その他の速度では垂れ流し)
流石にコレは「欺瞞だろう」と言う事で、八都県市条例が国に先行して施行された、と言う事なのです。

燃費・熱効率が良ければCO2生成・排出量も少ない。
ならば、何も無理してディーゼルの開発で苦労する事も無いのではないか? 小型軽量大出力用途には、既に排ガス対策も終えているガソリンエンジンを大改良すれば良いのではないか? と考えるからこそ、トヨタや日産がディーゼルを買い込みで済ませようか、という話が出て来ているのだと思います。
ディーゼルの本質については、お手数ですがこちらもご一読下さい。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1470132714

これでは不足でしょうから、補足を頂ければ幸いです。


<追加>
エンジンとは、燃焼で作った高圧を膨張させて、仕事として取り出す物である。
と単純化して考える事が出来るなら、そして、ディーゼルでもガソリンでも同じ膨張比を設定出来るのなら、燃料が軽油であろうとガソリンであろうと、差は出ない、と判ります。
いや、予混合燃焼と拡散燃焼での時間損の差を考えるならば、寧ろ時間損が少ないガソリンエンジンの方がポテンシャルが高い、と言う事さえ出来ます。

今は過給の威力を借りて、ディーゼルが脚光を浴びる様に成っている。しかし、こと小型車に適用すると考えた場合、それが賢い選択なのか。
ディーゼルのメリットを良く考え、ガソリンに導入してスロットル弁廃止という改良を加えるなら、ガソリンでも過給の威力を大々的に享受出来る様に成る。

これが、日本人が特許を取得している技術です。世界に誇っても良い、と思うのでした。

質問者からのお礼コメント

2012.2.23 00:36

いやー、相当お詳しい方からご回答いただきまして嬉しいです。たいへん、参考になりました。

その他の回答 (5件)

  • ひとつはアウトバーンがあるので一回の給油で
    航続距離が長い。

    もうひとつはNOxとPMの排出はありますがCO2
    の排出量がガソリン車に比べて少ないなどの理由
    があります、
    NOxは中和により解決でき、PMは触媒により低減
    できますが物質が燃焼した時に必ず出るCO2の発生
    が元々少ないのです。

    CO2は温暖化の元凶といわれていますが、
    NOxは光化学スモッグの元凶ですが近年は工場煙突から
    でるNOxもアンモニアで中和されかなり低減されています。

  • ディーゼルは、一酸化炭素が出ないです。
    完全燃焼に近いです。
    熱効率が良いと言う事です。
    変な話、ディーゼル車で排ガス自殺出来ません。
    ガソリン車は有毒ガスを撒き散らして走っています。

  • 突き詰めていくと
    ガソリンエンジンよりもディーゼルエンジンの方が
    排ガスはクリーンになるらしいです

    日本の自動車用燃料は中東の石油で不純物が多く
    精製にお金がかかってないので
    不純物が多くクリーンにしずらい と言うのもあるし

    欧州は北欧の石油なので元々不純物少なく精製が楽で不純物が少ない軽油なので
    排ガスクリーンにしやすい

    まー 日本でディーゼルが普及しにくくなった原因は
    どっかの都知事がディーゼル駄目ー!駄目ー!!
    って叫びまくったからでしょうね
    それで以前ベンツも及び腰になったと言いますし。。。

    まー 燃料に重油使うヤツがいたからなんだろうけど・・・

    日本でディーゼルエンジン車売ってない日本のメーカーだって
    欧州ではディーゼルの車販売してますよ

  • ディーゼル機関はその仕組み上、圧縮比が高いので燃料を効率よく燃やせるのだよ。
    だから、同じ距離を走ってもガソリン機関より少ない燃料で済み、燃料が少ない
    ということは二酸化炭素の排出も少ないことが「エコ」と言われる最大の理由。

    先の回答者さんが言う通り、最新の技術で排気ガスもばい煙(すす)や窒素酸化物を
    少なくする事が出来「クリーン」になって来た上、排気量あたりの馬力やトルクも
    高める事ができるようになり、昔のように、うるさい、黒煙もうもう、鈍い、という
    こともなくなった。

    そういうわけで、最新のディーゼルエンジンはエコでクリーンになっているのだよ。

    *******

    熱機関の熱効率というのは論理的に理想機関カルノーサイクルの熱効率を超える事は
    無いのであって、その理論値に近づけやすいのが、ディーゼル機関やスターリング機関
    というだけだよ。燃料が軽油かガソリンかの問題ではない。

    しかしながら、もっと根本的にものを考えてみよう。
    推進機関のエネルギー問題と言うのは、電気機関(モータ)を含めて特定の機関の
    善し悪しを論じても全く無意味であって燃料の生成系、排気の環境中での循環など
    すべての関連する系をクローズドサイクルに近づけるように考えなければ意味が無い。
    これが大前提となる。

    さて、根本的なエコあるいは化石燃料の枯渇の対策は化石燃料を使わずに機関
    (どのような機関であれ)を回す事であって、機関そのものの問題とは少し違う。
    モーターも電気を作るには発電所で石油を炊くわけだし、内燃機関も石油に
    点火して動かす。
    現時点で、自動車の推進機関がモーターと内燃機関だけだあると仮定すれば、
    「石油」に相当するものを石油に依存せずに作らねばならず、そのために、
    光合成によって太陽光のエネルギーを利用して成長する(太陽エネルギーを油=
    液体燃料として固定する)植物や藻類が研究されているわけだ。
    もちろん、電気モーターに関しては発電の方法が火力発電だけとは限らず、太陽光発電
    も可能なわけだが、高効率の太陽電池と大容量でレアメタルをあまり使用しない
    キャパシタやバッテリーの開発はこれからというところだ。

    モーターや内燃機関よりも優れた車両用推進機関が発明されて、それが化石燃料を
    使用しないというのであれば、それに超した事は無い。
    現状では現実的な回答がモーターと内燃機関であるかぎり、発電方法、発電燃料、
    内燃機関の燃料を石油=化石エネルギー以外のものから化石エネルギーを使わずに
    製造するというのが唯一の現実的方法であって、世界各国の研究者やメーカーが
    開発に注力しているところだ。

    現時点で、植物油脂から生成されるバイオ燃料を石油を混ぜずにもっとも安定して
    燃焼させることに成功している自動車用内燃機関は、ディーゼル機関である事は
    言うまでもない。

  • 現在販売されているクリーンディーゼルエンジンは
    二酸化炭素や有害物質がガソリンエンジンと比べて圧倒的に少ないからです。

    日本はディーゼルは環境に悪いものという固定観念で
    各社が開発に対する投資を行ってきませんでした。

    欧州ではディーゼルの開発が盛んで
    普通車でもディーゼル車が増えています。

    また、ハイブリッド&ディーゼルでガソリン車の1/4程度に有害物質を抑える
    システムが開発されていて、欧州では次世代のエンジンの最有力候補です。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。
フェラーリ カリフォルニア 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

フェラーリ カリフォルニアのみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離