ダイハツ ロッキーハイブリッド 「試乗記(21) 「パワーの無いe-POWER」」のユーザーレビュー

試乗記(21) 「パワーの無いe-POWER」

2021.11.23

総評

☆4です。

乗った印象はタイトルの通り、「パワーの無いe-POWER」です。

けれど、決して酷評している訳では無く、日常生活には「これで十分」なのです(`・ω・´)
日産車と違い、モーター出力が絞られている為、押し出す力の奥行きを感じる事は出来ませんでしたが、買い物車や足車としては十分に機能を果たしてくれると思います。

今後のダイハツの躍進への期待と、こんな事されたら日産はたまったもんじゃ無いなという感想を抱かせる…そんな車でした。

満足している点

・見切りが良く、運転し易い。
運転席から車体の鼻先が確認でき、車幅感覚も掴みやすい。

・車速感応ドアロックが付いている
前型から付いているとの事。
嬉しいが、正直装備盛り過ぎでは？と思った笑

・リヤカメラが割と高画質
ステアリング連動ガイド線も完備。
非常に良い◎

不満な点

・アクセルを離した際のブレーキの掛かり具合
制動が強めに掛かる。
慣れていないとGの感覚で酔うかもしれない。

・発電時の騒音
日産のe-POWERも同じだが、モーター発電による音は近所迷惑だと思う。
閑静な住宅街では気を遣うだろう。
シリーズハイブリッドの宿命なのかもしれない。

・ドライブモードセレクトでPWRモードが廃止された事
ハイブリッドモデルのみだと思うが、ガソリンモデルと違い、ドライブモードは「ECO」と「ノーマル」の2つしかない。
乗り味の違いを楽しむ喜びがカットされてしまい、非常に不満×

デザイン

4

☆4です。

好みの範疇だが、ハイブリッド車と非ハイブリッド車でグリルデザインを分けた意味が解らない(悪くは無いが)
グリルは共通化してコストを下げ、価格に転嫁させた方が顧客としては嬉しい気がするが…。
それだけダイハツが力を入れたモデルという事か。

走行性能

4

☆4です。

日常生活では必要十分な加速性能と最小回転半径5.0mという抜群の小回りの良さを誇る。
駐車やカーブなどでの不安感が減るのは喜ばしい。


ブレーキタッチが好みに合わなかった。
段階を踏んでゆっくり効くタイプでは無く、遊び部分を超えるとバスっと強めに掛かる。
回生ブレーキを掛けた上でのブレーキなので「駄目押しのひと踏み」といった所か。

乗り心地

4

☆4です。

営業マンは走行中の車内がとても静かであると評したが、他社製ハイブリッドに慣れていると、正直平均かそれ以下だと思う。
エンジン音もそれなりにする。
ただし、ロードノイズはかなり抑えられていて、大変素晴らしい◎

積載性

5

☆5です。

ガソリンモデルよりは積めないが、荷室の削減がモーターを詰んだ割には少なく仕上げられている。
技術者の努力が垣間見える。
非常に良い◎

燃費

-

価格

4

☆4です。

見積もりを貰った段階では、スタンダードな点検パックに最小限のエアロを付けて280万程度。
CX-3(ガソリン)の上位グレードと同じ位の価格。
ハイブリッドが載っていると考えれば十分に安い。

故障経験