ノッキングの様な症状に悩んでいます。 車両はポルシェ９１１（９６４C2MT）です。

Question

窓を全開にして走ると２速や３速全開で４０００ｒｐｍ付近でカリッカリッとノッキングらしい異音が聞こえます。

主にエンジンが暖まっている時や上り坂などで症状が良く出ます。（４０００ｒｐｍ限定ですが）

シカシ４０００ｒｐｍより低い極低回転からアクセルを乱暴に開けてもノッキングはしません。

デスビベルトも確認済みです。


整備工場にて診断機を当ててもらった所、ノッキングは検出されていないとの事ですが、

closed roop systemとエラーが出るそうです。

ノッキングも検出されておらず、クローズド ループ システムと言うエラーはノッキングには関係無いだろうと整備工場の方は言われていました。。。
私的にはエラーが出ているので万が一ノッキングなら、、、と気持良くアクセルを開けれず悩んでいます。

ちなみに整備工場の方はclosed roop systemと言うエラーは今まで見たことが無いそうです。

色々心配でインターネットで調べた所closed roopとはフィードバック制御の事のように思うのですが、、

どなたかお詳しい方、お助け下さい。

Answer 1

"Closed loop error"について

おそらく下記のどちらかの異常とおもわれます。

(1) ノックセンサ
(2) O2センサ

●ノックセンサとは
エンジンは点火時期を早めて，燃費，出力を改善しようと制御しています。しかしノッキングが発生するため，これを振動センサであるノックセンサで検出します。つまりノックがある頻度で発生すると，自動的に点火時期を遅らせます。この点火時期を早める制御と遅らせる制御の両方をおこなうフィードバック制御と言えます。

このセンサが不調になると，下記が発生します。

<1> 出力，燃費の低下
<2> ノックの発生

ただ一般にノックセンサが不調であることを検出すると，点火時期を遅い方に設定しますので，上記の<2>ノック発生はおきにくいとおもいます

●O2センサ
空気と燃料の比率である空燃比をフィードバック制御します。空燃比で燃料が濃くなると，酸素不足のため未燃分が増え，燃費が悪化します。この場合には，燃焼温度が低下するため，ノックは発生しにくいです。
一方，空燃比で燃料が薄いと，点火してもうまく燃え広がらず，失火する可能性があります。すこし薄いくらいだと，圧縮工程で比熱が低いため，高温になりやすくなり，ノックの可能性があります。

エンジンECUは，基本的に理想的な空燃比に制御するため，O2センサでの残存酸素量から，空燃比を制御（＝吸入空気量に対する燃料噴射量の制御）をフィードバック制御しています。このためO2センサが破損すると，始動時や加速時にはもっと濃い（燃料が）空燃比にしたり，負荷の低いときは少し薄くして燃費を稼ぐような制御に入れません。

O2センサが不良であることを検出すると，空燃比を基本空燃比である14.7近辺に設定します。このためアイドル回転数が不安定になったり，加速が悪かったりします

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

ご回答くださった方、本当にありがとうございます。まずは簡単なO2センサーから交換してみます。

Answer 2

マツダの２．２Ｌターボに乗っていましたが、その時の症状に似ています。

あなたの９１１ではどうか解りませんが、私の場合点火系統が原因でした。

デスビキャップとロータ間に錆が発生しており全負荷時に高電圧がプラグに送られず、失火。結果着火ミスでガクンガクン車が揺れていました。

もしデスビ付きの９１１でしたら、イグナイダー・プラグコード・プラグ・デスビコード・デスビキャップ・デスビロータ・点火タイミングの交換・点検をされてみてわどうですか？