BMW M6 E63に乗ってます。車高調を入れようと考えてるのですが、メーカーによって6万〜50万までといったピンキリな感じです。そこで安いものと高いものの違いをご教授いただけないでしょうか？よろしくお願いします

Question

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Answer 1

先ず第一にスプリング。
スプリングの固さを決めるのは 材質や線径、焼入れ技術です。
材質が良いものは高くなりますし、高い焼入れ技術を施せば高くもなります。

どちらも重要で これがしっかりしていないと正確な固さのスプリングを製造できませんし、高い焼入れ技術を施せば 直巻きスプリングでも 不等巻きスプリングと同じような バリュアブルレートのスプリングを製造可能です。

そして ショックアブソーバーです。
ショックアブソーバーのシリンダーの内側を 精度良く加工するのも高い技術が必要です。
精度良く加工しようとすれば高額になります。
また、同じような精度でも シリンダー内面が 機械加工そのままのギザギザが残っているままなのか 鏡のように滑らかな面に加工するのかでも製造費用は変ります。
当然、動きが滑らかななショックアブソーバーは シリンダー内面が滑らかな加工をされた上に高精度な製品です。
それは すなわち高額なコストになりますから 価格も高くなります。
それから 設計に どれだけコストを掛けるかにもよります。
例えば 実際に 車に取付けてテストをしてみるのか……テストをするなら どれだけ時間を掛けてテストをするのか……でも変ります。
ただし、ほとんどの場合、有名メーカー製品でも 実車テストする事はありません。
計算上で決めるだけですけど、自社で製造する有名メーカーなら 自動車メーカーのサスペンション供給メーカーでもありますから、元の車の純正サスペンション設計用のテストデーターは 手元にあるか、入手し易い環境です。
つまり それを設計計算上に反映し易いんです。
そうでない場合は 実車の簡単な車輌データーからの 簡易的な計算設計になります。