現行クラウンの横幅は1800mmです。 ちょっと前の5ナンバー基準は1700mmまででした。その当時のクラウンの5ナンバーは5代目(1974〜1979)で1690mmでした。その後モデルチェンジごとに車幅を拡大

Question

してきました。

日本の道路に適した幅の狭いクラウンが支持されるのならば、ナゼ現行クラウンの横幅は1800mmにもなったのですか？

1800mmを肯定するのならば、カムリ並みの1850mmでもHONDAレジェンド並みの1900mmでも何ら問題はないはずですが？ 勿論、狭い車庫しかない一部の例外はありますが！

クラウンは、排気量2000ccの悪法が撤廃された際に1700mmのドアを膨らませ、その後モデルチェンジごとに1715mmとか1720mmとか1745mmという小賢しい横幅拡大をしてきました。

その際のコメントは『日本の車庫や道幅や現クラウンユーザーの使用環境を考慮すれば、17ウンヌンプラスαmmが限界です』と説明していました。

そのうちトヨタ自動車工業は『日本のクラウンユーザーの使用環境を配慮しクラウンの車幅を1900mmにいたしました』と発表しますか？もしくは、アウディA8並みの1950mmにしますか？

Answer 1

クラウンの車幅に対する考えと、世界戦略の先鋒となる国際車の車幅決定とでは、根本的に思想が違う。

販売戦略の主軸となるのはCセグメントになると思うが、このクラスの筆頭ではゴルフが直ぐに思い浮かぶはず。現在ゴルフの車幅は1800ある。同クラスのマツダアテンザに至っては1840もある。

Cセグがどんどん幅広になったのは、激戦区のライバル達に、安全性・居住性・走行性で、少しでも優位に立とうとした結果と、主要マーケットである、米国・中国で、車幅拡大がデメリットになり辛いという二つの要因がある。

したがって、あなたが例に挙げている、海外で成功を求められる車（カムリやレジェンド）と国内専用のクラウンとでは、車の設計思想自体が違うという事。

恐らく世界規格の車達は、今後も車幅拡大の傾向は続くと思う。
しかし、日本向けに作られるクラウンは恐らく1800＋αぐらいが限界だと思う。
元々1800まで拡大してきたのは、性能向上とCセグの追い上げ要因が強いが、これ以上拡大したら、国内では実用性が損なわれる。実際にアテンザでは、この車幅を理由に購入を見送るユーザーが多くいるのも事実。ただアテンザは世界が相手なので、国内ユーザーに気を使う必要は無いが、クラウンの事情は全く違う。

現在クラウンの1800と言うのは、非常に妥当な範疇だと言える。さすがマーケッティングに強いトヨタと言った所。自分も国内に置いて、車幅1800と言うのはベストな数字だと思う。この位であれば車格に見合った走行性能や居住性を確保でき、実用性も高く保てる、つまりバランスが良いという事。
実際自分が一番乗ってる車の車幅は1800だが、この程度の車幅で困る事はマズ無いからね。

質問者からのお礼コメント

クラウンが、国際標準には程遠い走りに関しては何ら期待できない情けない車であることを、ご教示くださいまして誠にありがとうございました。

Answer 2

平成6年以前の機械式駐車機の基準が全幅1800mm以内になっていました。
全国に設置されている機械式駐車機のかなりがこの基準になっています。
この基準は、車庫法での駐車スペースの基準が平成6年以前は左右に一定の空間が必要とされていましたが、車庫法の改正で左右の空間が無くても車さえ入れれば良いという基準になっています。
現在の車庫法からすると機械式駐車機のパレット横幅キリギリでも基準は満たしますが、機械式駐車機製造業者としては1800mmを超えた車で事故があった場合の保証はできません。

この状態に即して、クラウンも1800mmまで全幅を徐々に広げています。
1800mmは都会の機械式駐車機に駐車できるサイズ基準となるので、駐車を断られないためにこのサイズになっています。
そのため、新基準の機械式駐車機が普及するまでは、1800mmを超えることは当面無いと思います。
機械式駐車機の耐久寿命は25年で設計されていますから、少なくとも平成31年以降でないと普及率が上がらないと思われます。

(komkom_afaac267さんへ)