アウディA4 GH-８EALT 冷却水交換の仕方で質問します。

Question

水温設定をHIにして本来エンジン下のコックを回せばクーラントが出て、サブタンクから新しい液を入れる予定でしたが回しても出ず、エンジンをかけたりとめたりしたんですがそれでも出ず、諦めました。何かやり方間違えたのでしょうか？

日本車は何回もやった事があるのですが、アウディはラジエターキャップが無いのでタンクから直に入れるようになったいるようです。

次回はホースを外そうかと考えていますが、
お詳しい方々の一連のスムーズな作業を教えて頂きたいと思います。

Answer 1

輸入車専門の整備士です。ＡＬＴ、ＡＭＢ、ＡＥＢ、他、何台も経験ありますがホースを外すのはお勧めしません。一度外すと「当たり」がズレて漏れ出すリスクがある為です。
クーラントは全量交換しないほうがいいです。８Ｅは特にエア抜きが難しいですしエアを混入させて無理に行うと貧弱なウォーターポンプが壊れます。インペラのクラックに致命傷を与えます。私は仕事ですから依頼があれば行いますが、全量交換を依頼された場合はサーモスタット交換やポンプ交換と同時作業を勧めています。

★カンタンな交換方法。２通り。
方法１（あまり抜けませんが一番カンタン）
タンク内に約２Ｌくらいのクーラントがあります。これをまず抜きます。これはタンク下のホースを外すと抜けます。カンタンですね。
今度は外したホースを目一杯下に向けて保持し、エンジンをかけて出なくなったら終了。後は補充とエア抜き。

方法２（少しむずい）
タンクを外します。ラジエター側ではなく、サーモに繋がる太いホースを外す。
これはクリップをスライドさせて引っ張ると抜けます。外したホースは方法１と同様、目一杯下に向けて排出させます。ホース、タンクを元に戻して終了。

方法１、２、共にエア抜きは一緒。
タンクにＭＡＸまで補充。インマニ上部のエア抜きブリーダーを緩め、タンク内のレベルが落ち着くまで補充を繰り返す。エンジンはかけない。
レベルが変わらない状態になったら、ブリーダーを締め、タンクのキャップは開けておきます。エンジンをかけます。
ヒーターはＯＦＦ。
水温がメーター上で９０をさす間、タンクのレベルが下がれば補充。
９０付近になるか、タンクのレベルが上ってフローしかけたらヒーター全開、タンクのキャップを閉めます。
アクセルを２０００ＲＰＭまで上げ、保持。ヒーターから温風が出る、
熱々に出てきたら、一旦エンジンをオフ。 １５分くらい放置。
タンクキャップをあけ、ブリーダーも開ける。これでまた１５分くらい放置。
タンクのレベルを調整し、タンクキャップ、ブリーダーを締め、エンジンをかける。
ヒーターは少しだけ温風が出るくらい。エンジンをとにかく熱くさせます。エンジン温度がメーター上で９０度だと実測でエンジン側１００度、サーモスタットのデューティー比が５０くらいになります。動き出し、ロアホースが暖まってきます。これでやっとラジエター出口が熱くなってきます。

あとは実際に走って、翌朝など完全に冷え切った状態でタンクレベルの確認と調整です。この車はとにかくポンプが弱いのでアイドリングでヒーターが熱々にならない場合はエア抜き不足かポンプ不良です。サーモが故障すると水温は上りません。
大体７０度くらいでウロウロしたりします。

クーラント交換はとにかく火傷に注意してください。

質問者からのお礼コメント

ご回答ありがとうございますした。
勉強になりました。
助かりました！

やってみます

Answer 2

ラジエーターのロアホースを外して冷却水を抜く。
ホースを元に戻して冷却水を入れる。
サブタンクのキャッは開けたままエンジンを始動、
ヒーターをマックスにしてアイドリング。
バルクヘッドのヒーターホースを少しずらす（配管に穴がある）。
エアが抜けたらタンクのキャップを閉め、ヒーターホースも戻す。
エンジンを冷やして冷却水のレベルを確認して、
少なければ補充して完了