アウディ A1 スポーツバック 「最大のライバル車は身内にあり ディーラーでの先行内覧会および試乗のみですが、A1(SB)を見た感想です。結論から言うと価格と使い勝手の良さを重視するの」のユーザーレビュー

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アウディ A1 スポーツバック

グレード:-

乗車形式:試乗

評価

3

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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最大のライバル車は身内にあり ディーラーでの先行内覧会および試乗のみですが、A1(SB)を見た感想です。結論から言うと価格と使い勝手の良さを重視するの

2012.6.11

総評
最大のライバル車は身内にあり
ディーラーでの先行内覧会および試乗のみですが、A1(SB)を見た感想です。結論から言うと価格と使い勝手の良さを重視するのであればモデル末期でもA3(1.4T)がお勧めであり、使い勝手よりも見た目を重視するならA1(SB) というのが当方の結論です。
まず、A1は姉妹車であるポロと機械面で多くの部品を共有し、カテゴリも重なるのだが、ポロとの差別化が徹底的に施されているのには驚き。ワーゲンの高級版がアウディなのだとポロとA1(SB)を比較すると如実に理解できる。しかもそれがトヨタ&レクサスとは違い、造りに妥協がなく徹底されて車作りが成されているところが凄い。
A3でもそうだったが、スポーツバックになっても3ドアとホイールベース等に殆ど変化がないので運転感覚に変化はない。後部頭上空間の確保の為、屋根を3ドアよりも長くした為にリアガラスの角度が3ドアよりも急な角度になったが、スタイリッシュなデザインは維持。見た目上、違和感もない。車の完成度が元々高いので、車そのものの素性は良い車に仕上がっていると思う。
 ただネックなのは価格。個人的にはユーロ安にも係らず強気な価格設定と言う印象を持つが、3ドアモデルより20万アップで300万を若干切る価格。モデル末期のA3(1.4T)とほぼ同額となる。
A4が400半ば~500万くらいの価格帯。これを考えると、まもなくデビューする次期A3は350万~400万円位になるだろうか。でも実際に今、A1(SB)を買うとなると末期でもA3も良いかなという感覚に陥る。さすがにA3に新鮮味を感じないが、空間の広さや使い勝手はA1(SB)よりも圧倒的に良い。しかもクオリティーもまだまだ一級品。排気量も同じエンジンを搭載した1.4モデルが存在している上に、末期という事で商談時の値引き額も大きい。価格帯が一時的とは言え、優秀な兄貴分とほぼ重なっているのは、購入考慮者は悩ましい選択を迫られることになりそう。
なので、購入時にはA1とA3を乗り比べてよく吟味される事をお勧めします。実際に比べてみると余計に迷ってしまうかもしれないが、この2台にも一長一短があるので、以下の長所&短所に末期のA3との比較を取り上げて記載しますので、A1(SB)の購入を考えて居られる方々への参考になればと思う。
満足している点
見た目は確かに小さいが、全く安っぽく見えないこと。外観は一目でアウディと判る存在感のあるエクステリア。エレガントで美しいと思います。内装もアウディらしく、日本車の同クラスとは雲泥の差のクオリティーの高さ、エントリーモデルだからと言って造形に妥協を殆ど感じない。シボの質感やパーツ・パーツのつなぎ目の隙間など細かい所まで仕事が行き届いている。こういう箇所がポロと最大の違い。
 運動性能でも不満はない。見た目は1.4という排気量ですが、ターボエンジンとエストロニックの変速機の恩恵で実にスムーズ。アウディに共通している特徴として低速域からのトルクが素晴らしいので、見た目の排気量と信じられない加速感を味わえるのは長所だと思う。1.4Lで実質、2Lの自然排気エンジンと同等の加速性能が得られるらしいが、それも納得。
またエストロニックという変速機は低速域でクセのあるギクシャク感(コツをつかめば問題なし)があり、A3ではそれが若干大きかったのですがA1では完全ではないにしろモデル自体が新しいだけあってかなり改善されている印象を受けました
ボディ剛性もA3より良いと思いました。特にドアの開閉時の音質と感覚が明らかにA3と違います。A3も充分だとは思うのですが、さすがにモデル末期だけあり、どことなくドアの開閉感覚に粗っぽさを覚えます。特に後部ドアの感覚。それに比較してA1の方はとても自然というのか、開閉時の質感が良いです。
またこの兄弟、設計思想の違いなのか、ボディ剛性の違いなのかは判りませんが、ハンドリングでも性格の違いがあります。兄貴のA3はA1よりも若干アンダーの気が強く、そこから発生するロールを上手く活かしながらカーブを曲がるという印象。ハンドルを切った時、油圧パワステなので、ハンドル感覚もやや重めというのも特徴的。対するA1は電動パワステ。A3よりもかなり軽く、切ったときもクイッキーな反応を見せます。またA3(1.4T)とA1は同じエンジンを積んでいますが、車重が軽い分A1の方がキビキビ走ります。全体的にやや落ち着いたA3。対して軽快で元気(ややヤンチャ)な弟のA1。どちらが良いかは完全な好みだとは思いますが、この2台を比べるとそんな印象を受けました。
不満な点
限られたスペースの中で5ドアをデビューさせた影響が後席の造りに出ていること。後席の背もたれの角度が急すぎる。3ドアの様に頭が天井にあたるという事はないが、乗ると上半身が直立しているかのような感覚になり不自然です。しかも足元のスペースも余裕がないので、窮屈で何だか居心地の悪い体制での乗車を強いられます。長時間・長距離の乗車はA1(SB)でも、正直厳しいと思います。
次にまた後席になりますがヘッドレストの位置が低すぎます。そのままの状態だと肩甲骨にあたり不快です、適度な高さに調整しないと座ってられません。しかも調整後そのままの状態で下車すると、今度は運転者からしたら後方視界が邪魔になって仕方ない。限られたスペースに無理をした形跡が後席に偏り過ぎている事がこの車の最大の短所です。
 そして、この不満点をどうしよう・・・となると同じ排気量、しかもほぼ同じ価格帯でA1のこの欠点を補う事の出来るA3(1.4T)という存在が出てきます。使い勝手を重視すると絶対にA3の方が上です。またA3自体、もはや名車の域と言っても良いくらい素晴らしい車です。空間も余裕があり、後席の座り心地やシートのサイズも日本人の体系に偶然にも合致していて、A3の圧勝と言ってよいです。しかもA3の大きさも車体長が4m30cm程度。しかも横幅はA1とほぼ同じ。この車もまた日本の道路事情に好ましいボディサイズとなる上に、荷物もより多く搭載可能となります。用途によりますが、長距離、長時間の移動時、同乗者へ与える疲れなど、A1とA3では圧倒的な差が出ると思います。そう言った意味では日本の道路事情により適しているのはA1よりA3の方が優れているとさえ言えます。
 ただ、A3はまだまだ一級品のクオリティーを保っていてもモデル最末期。特にナビの設置位置やドアノブの形状、上記ボディ剛性等の設計思想に古さをどうしても感じてしまいます。これが現行A3の最大のネック。
 ただ、2013年には日本国内でA3がモデルチェンジ予定。それに伴って現状の兄弟の間で「共食い」の可能性が解消されるのでしょうが、どちらも良い車だけあって2012年の現状では身内に最大のライバルが居ることも大きな短所だと思います。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験

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