どうしてポルシェは918をスパイダーにしてしまったのでしょうか？

Answer 1

公式に発表されたモノではありませんが、周りで言われている憶測としては…

環境問題に対するメーカーの欧州でのCO2排出の総量規制、CAFEが関係していると言われています。

ラ･フェラーリやマクラーレンP1のように、年間1万台以下の生産台数のメーカーは、この規制の対象にはなりません。これに対して、ポルシェは規制の対象となります。

ここでドイツ各メーカーの収益源は、日本メーカーなどとは違い比較的排気量が大きく価格も高い高級車に依存しています。これはCO2排出量からしたら、プリウスなどに比べても大きく不利となるわけです。

それでもベンツやBMWなどは、コンパクトへシフト（だからトヨタや日産と提携している）することで規制をクリア出来ますが、高級スポーツカーメーカーであるポルシェはそう簡単ではありません。よりコンパクトで省燃費のモデルを出せば、親会社のVWのモデルともバッティングしてしまうのです。

そこで出て来たのが、BMW i8や918スパイダーのような特別なモデルは、このCO2規制のカウントで有利に数えようという「スーパークレジット」と呼ばれる特別ボーナス枠です。今でもこれは1.3台分としてカウントされており、ドイツメーカーはこれを3台分としてカウントしてくれと言っています。

このCAFEの規制は2025年からなので、まだ猶予があります。

918スパイダーは、この厳しい規制にどこまで対応出来るかという、必要な技術のテストベッドということのようです。このため、この2025年の「スーパークレジット」を見越した上で、動力性能や電池にシャーシとあらゆる技術を試してみた…というところのようです。

オープンボディというのも、これの一環というワケ。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました！

Answer 2

オープンボディの海外規格に
やっと対応出来たからです。

ポルシェはオープンがダメだったので
タルガを導入してました。

今回はオープンで事故の横転時に
ロールバーが自動で出るようにして
規格に対応出来たからです。

45種類のポルシェで918が
オープンボディにあったからで
元々が飛ばす設定車種で無い事が
決定の事だそうですよ。

Answer 3

安い車なので９１４とか９１６の系譜なのかなと思っています。