クラシックカーのステアリング内側のリングはなんで付いてるんですか。

Question

昨晩の名作劇場ででてきたツーシーターのスパイダー・クーペは大きなステアリングの手前に、もう一個ステアリング風の小径リングが付いてました。
走行中や発進時にもそれに手をふれることはありませんでしたので、市場などで見るタレットのアクセルリングではないのは明らかです。あのリングは何のためのものなんでしょうか。木製ボディの戦前の車です。Ψ今考えたら、シフトも何も操作してないし簡単に発進したりしてたのでロープなどで黒子が引き回していたのかもしれません。あのころのモデルなら常時ダブルクラッチやら強烈に重いステアリングなどでそうそう気軽に走れるとは思いませんし。

Answer 1

戦前でも、第二次大戦前のアメリカ車などであればホーンリングです。
それより昔ならば、別の意味があります。

古い車は自動調整など気の利いたものがなかったので、一般的にハンドルの中央に点火時期調整や空燃比調整などのレバーが付いていました(車種によって異なる。アクセルレバーが付いた車もありました)
道路の勾配やエンジンの回転数、負荷をドライバーが察知して、走行中にレバーを調整するのですが、ガタガタ揺れたりスポーツ走行のときは片手を離して指先での操作がしづらいです。
なので、ハンドルの内側にリングを付けて、そのリングに手を添えて支点にすることで悪条件でも操作しやすくなる。リングはそのための物です。

Answer 2

ホーンボタン。

Answer 3

そのリングはホーンスイッチです。

https://www.bing.com/images/search?q=%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%20%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0&qs=n&form=QBIR&sp=-1&pq=undefined&sc=0-13&sk=&cvid=BF8E1254ED65495C821E82BB229C0730

Answer 4

あれはホーンスイッチです。昔の車はパワーアシストがなく、路面のアンジュレーションがダイレクトにハンドルに入ってきました。なのでハンドル自体が大きな直径でないと腕力では御し切れなかったのです。両手でしっかり押さえて走らないと、ちょっとしたことでいきなり変な方向を向いてしまいます。そんな状況で安全に警笛を鳴らすためにリングスイッチになっているのです。昔のハンドルはハンドル軸にステアリングを中央でボルト留めして、ステアリングボスというスイッチ内蔵キャップをかぶせてあるだけでした。運転中だと中央のスイッチに手が届きません。今の車はエアバッグを納めるためもあり、そういった取り付けに加えて、中央のパッドがデカくなってそれ全体がスイッチになっていますね。そして今でもクルーズコントロールやオーディオコントロールボタンがステアリングスポーク上に付いてたりしますが基本的に安全走行のための同じコンセプトです。