“EVの日産”が世に問うフラッグシップモデル
2022年、注目すべきEV(電気自動車)は数多く登場していますが、やはり国産ブランドとしてEVをけん引してきた日産のフラッグシップとして登場した「アリア」は最注目モデルのひとつでしょう。
現時点では様々な要因から生産調整状態となっていますが(※11月現在、B6(前輪駆動モデル)が受注停止、B6 e-4ORCE(4WDモデル)やB9も生産計画を見直し中)、4~5月は月間800台前後の販売となっていました。販売ランキングで前後のクルマは「スバル レヴォーグ」「マツダ CX-5」「三菱デリカ D:5」といった面々で、順調に作ることができていれば、街なかでも十分な存在感を示していたことが予想されます。
世界初公開された日産の次世代EV「アリア」はハイテク満載、500万円オーバーのプレミアムSUVだった
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RAV4とほぼ同じボディサイズ
あらためてアリアのプロフィールを整理してみましょう。
クロスオーバーSUVに分類されるスタイリングで、ボディサイズは全長4595×全幅1850×全高1655mm。
立派なフロントマスクをもっているので、ボディが大きなイメージがあるかもしれませんが、クロスオーバーSUVとしてはけっして大きからず、かといって小さすぎることもない適切なサイズという印象ではないでしょうか。
実際、このクラスのSUVとして人気の「トヨタ RAV4」のサイズは全長4600×全幅1855×全高1685mmですから、ほぼ同じボディサイズであることがわかります。
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駆動方式の基本はFWD(前輪駆動)で、後輪用の駆動モーターを備えた4WDも用意されます。その制御には、他の日産車でもおなじみの「e-4ORCE」が採用されています。バッテリー総電力量は66kWh、一充電航続距離は470km。モーターの最高出力は160kW、最大トルクは300Nm、価格は539万円。
ちなみに、上級グレードとしてバッテリー総電力量91kWhの「B9」が用意されることも発表されていますが、まだカタログモデルとしての受注は始まっていません。
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購入前提で考えると一番のライバルはスバル ソルテラ
さて、アリアB6(前輪駆動モデル)を選ぼうというユーザーにとって、リアルなライバルはどのモデルになるでしょうか。EVはマストと考えるユーザーであれば、おそらく迷うのは「スバル ソルテラ」でしょう。
ソルテラは、スバルがトヨタと共同開発したクロスオーバーSUVタイプのEVです。兄弟車である「トヨタ bZ4X」がKINTOというサブスクリプションサービス専売モデルとなっているのに対して、ソルテラは普通に購入できます。
ソルテラにはFWDとAWD(4WD)の2種類が用意されていますが、いまのところアリアはFWDしかカタログモデルとして用意していないので、駆動方式を揃えて比べてみましょう。
ソルテラのボディサイズは全長4690×全幅1860×全高1650mm(アリアは全長4595×全幅1850×全高1655mm)。エントリーグレード「ET-SS」のFWD車のメーカー希望小売価格は594万円と、アリア(B6は539万円)よりずいぶん高くなっています。
その代わりにバッテリー総電力量は71.4kWhと余裕があり、一充電航続距離も567kmと長くなっています(アリア B6は66kWh、470km)。カタログスペックにこだわる必要はないかもしれませんが、アリアと比べて約100km長く走れるというのはソルテラの魅力といえるでしょう。
なお、FWDのモータースペックは最高出力150kW、最大トルク266Nmで、パフォーマンスの点ではアリア有利といえるかもしれません。
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コスパが光るアイオニック5もライバル
もう一台、アリアのライバルとして検討したいのが韓国からやってきた「ヒョンデ アイオニック5」です。こちらもクロスオーバーSUVで、2022年から販売が本格化したニューフェイスです。
ボディサイズは全長4635×全幅1890×全高1645mmですから、若干ワイドに感じますが車格としてはアリアと同等といえます(アリアは全長4595×全幅1850×全高1655mm)。
アイオニック5の特徴はRWD(後輪駆動)を基本としていること。エントリーグレードのバッテリー総電力量は58kWhで一充電走行距離は498km、メーカー希望小売価格は479万円。バッテリーを大きくしたグレードでは総電力量72.6kWhとなり、メーカー希望小売価格は519万円~となります(アリア B6は66kWh、470km、539万円)。
バッテリー総電力量72.6kWh・RWD車の一充電航続距離は618kmと圧倒的で、コスパのよさが光ります。モータースペックも、最高出力160kW、最大トルク350Nmですから、アドバンテージがあるといえます。
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やや割高だが元祖大衆EVメーカー・日産のブランド力がある
それにしても、こうしてアリアと日韓のライバルを比べてみると、アリアを割高に感じてしまうというのが正直なところではないでしょうか。
もっとも、こうした印象はスペックの数字だけを見比べたときの話であって、スタイリングであったり、日産の豊富なEVへの知見であったりといった点への期待値を下げるものではありません。
初代リーフから数えて、10年以上もEVを量産・販売してきた日産のフラッグシップEVモデルとしてのブランド性は、アリアだけが持ちうる価値といえるからです。
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文:山本 晋也
写真:
1~7枚目:日産 アリア
8~11枚目:スバル ソルテラ
12~14枚目:ヒョンデ アイオニック5
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みんなのコメント
ライターは韓国車の粗悪品質を知ってるだろ
世界中で燃えまくってるんだから
そんなシロモノをライバルとか冗談にも程がある
日本で韓国車は買えてもメンテナンスが出来ない
つまり
その時点で購入対象外って事