中古車購入チェックポイント [2024.04.13 UP]
【2024年版】日産 ノート VS 日産 キックスを徹底比較
日産が販売するノートとキックスは、どちらも国内で人気がある車種です。2010年から始まったとされるコンパクトカーやSUVブームの中、ノートとキックスは実用性と走行性能において、優秀なスペックを持つといわれています。
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しかし、車を選ぶ際、どの車種が自分に合うのか分からなくなる方も多いことでしょう。
この記事では、コンパクトカーやコンパクトSUVを検討している方に向けて、日産の人気車種であるノートとキックスの基本情報を比較していきます。"
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日産 ノートのプロフィール
ノートは、日産が2005年から販売を始めたコンパクトカーです。
現行モデルは2020年発売の3代目にあたり、全てのグレードがハイブリッドエンジン搭載の「e-POWER」モデルに統一されています。電気駆動を用いた高効率の燃費性能と小回りが利く走り心地を持ち、街乗りからロングドライブまで幅広い用途に使えるのが魅力です。
ノートは日産が開発した「マーチ」「キューブ」「ティーダ」に続く4番目のコンパクトカーです。上位モデルの「ノート オーラ」を除けば、国内で唯一生産が続いている車種にあたります。
現行モデルのコンセプトは「コンパクトカーの常識を変える運転の快適さと楽しさが詰まった、先進コンパクト」です。近未来感のある滑らかなフォルムと、e-POWERエンジンによる快適な走り心地を提供してくれます。
先代モデルとの比較
初代ノートは2005年に発売されました。「これまでのコンパクトカーにはなかった爽快な走りと、使いやすい装備で自在に楽しめるコンパクトカー」がコンセプトで、車内スペースの充実と走行性能に重きをおいた作りをしています。
同年代のコンパクトカーの中でも評価が高かったことから、2013年の「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」の受賞歴があります。
初代のコンセプトをそのままにフルモデルチェンジが施された2代目ノートは、2012年に発売されました。前モデルの特徴をさらにブラッシュアップしたモデルです。
フルモデルチェンジに伴い採用された「1.2L直噴ミラーサイクルエンジン」は、当時の同ジャンルの中でもトップレベルの燃費性能を実現しました。また、「ECOモード」や「SRSエアバッグシステム」など、先進的な快適機能や安全装備を積極的に取り入れた点も、2代目の特徴といえます。
現行モデルの3代目ノートからは、コンセプトを一新。「コンパクトカーの常識を超える運転の快適さと楽しさが詰まった先進コンパクトカー」をテーマに、全グレードのエンジンが全てe-POWERに統一されました。
2代目よりさらにボディカラーとシートのバリエーションが増え、「自分だけの車」を演出できるのも魅力といえるでしょう。
2020年の発売当初から高い注目とユーザーの評価を集めており、2021年には日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
2024年1月のマイナーチェンジでは、前モデルよりもグレードのラインナップが全4種に減少。e-POWER搭載なところは共通ですが、装備面とデザインを充実させた上位グレード「90周年記念車」が新たに加わっています。
日産 キックスのプロフィール
キックスは、ノートと同じく日産が販売しているコンパクトSUVです。
現行モデルの発売は2020年で、全グレードがe-POWER搭載のハイブリッドモデルに統一されています。
他メーカーのコンパクトSUVよりもさらに短いボディサイズをしており、最小回転半径が5.1mと小回り性能が非常に優秀です。また、小さなボディとは裏腹に荷室容量が最大423Lと大容量で、SUVジャンルに求められやすい収納力を高いレベルで叶えます。
もともとは2016年にブラジルでデビューしたものが先駆けで、インドや中国など海外市場でも人気の車種です。なお、海外製のみガソリン車仕様が存在します。
2022年にマイナーチェンジが施されているため、同ジャンルの車種の中でも先進的な技術が取り入れられています。
キックスは、街乗りや旅行など多用途で車を使う方や、最新システムを求める方におすすめの車種といえるでしょう。
先代モデルとの比較
初代キックスは2008年に発売で、当時はコンパクトSUVではなく軽SUVのジャンルでした。
もともと初代キックスは三菱自動車のパジェロミニのOEM(受託製造)だったため、現行モデルとデザインのプラットフォームが異なります。2輪駆動と4輪駆動を切り替えられる三菱の「イージーセレクト4WDシステム」が採用されており、街乗りからオフロードまで幅広い道路で活躍できるスポーティーさが人気を呼びました。
現行モデルは2020年6月発売の2代目にあたりますが、初代キックスの後継車ではなく、日産が販売していた「ジューク」の後継機として登場しました。
ジュークの販売期間は2010年~2019年で、コンパクトSUVブームの火付け役ともいわれるほど高い人気を誇りました。フェンダーを強調したデザインやテールランプの形が特徴的ですが、2代目キックスにもその面影が残されています。
ただし、車体のプラットフォームはノートがベースなため、ボディサイズはそちらに類似しています。また、2代目キックスはコンパクトSUVのグローバル展開を狙った車種として開発されたため、国内よりも海外販売が先でした。
なお、2代目キックスは2022年7月にマイナーチェンジが行われ、搭載されているe-POWERハイブリッドエンジンが第1世代型から第2世代型に進化しています。最新のパワートレインに換装されたことで、静粛性・制振性が向上しました。
グレードと価格の比較
こちらでは、ノートとキックスのグレードおよび価格を紹介します。
ノートのグレードメーカー希望小売価格X(2WD)2,299,000円(税込)X FOUR(4WD)2,580,600円(税込)X 90周年記念車(2WD)2,409,000円(税込)X FOUR 90周年記念車(4WD)2,690,600円(税込)キックスのグレードメーカー希望小売価格X(2WD)2,998,600円(税込)X FOUR(4WD)3,261,500円(税込)Xツートーンインテリアエディション(2WD)3,108,600円(税込)X FOUR ツートーンインテリアエディション(4WD)3,371,500円(税込)Xスタイルエディション(2WD)3,218,600円(税込)X FOUR スタイルエディション(4WD)3,281,500円(税込)AUTECH(2WD)3,407,800円(税込)AUTECH(4WD)3,670,700円(税込)同レベルのグレードで比較すると、価格面はノートのほうがお手頃です。どちらもe-POWER搭載車な点は共通しているため、コストパフォーマンス重視で選ぶならノートに分があるといえるでしょう。
外観とボディサイズの比較
こちらでは、ノートとキックスのボディサイズを比較します。それぞれの寸法は下記の通りです。
ノート全長4,045mm×全幅1,695mm×全高1,520mmキックス全長4,290~4,330mm×全幅1,760mm×全高1,605mmサイズ感は全体を通してキックスのほうが大きめです。
どちらも立体駐車場で止める分には問題ない高さですが、キックスの場合は高さ制限が2m以下の機械式立体駐車場だと駐車を断られる可能性があります。
室内の広さを比較
こちらでは、ノートとキックスの室内空間を比較します。具体的な数値は下記の通りです。
ノート室内長2,030mm×室内幅1,445mm×室内高1,240mmキックス室内長1.920mm×室内幅1,420mm×室内高1,250mm数値上はノートのほうが広めですが、ほとんど誤差の範囲といえるでしょう。キックスのプラットフォームがノートをベースにしているため、室内空間の寸法は類似しています。
燃費性能の比較
ノートとキックスの各グレードごとの燃費(国土交通量審査値)は下記の通りです。
ノートのグレードWLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードX(2WD)28.4km/L27.8km/L31.1m/L27.1km/LX 90周年記念車(2WD)27.8km/L27.0km/L30.3km/L26.7km/LX FOUR(4WD)23.8km/L22.8km/L25.8km/L23.0km/LX FOUR 90周年記念車(4WD)23.2km/L23.2km/L24.8km/L22.3km/LキックスのグレードWLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードX(2WD)23.0km/L23.2km/L25.3km/L21.6km/LXツートーンインテリアエディション(2WD)23.0km/L23.2km/L25.1km/L21.6km/LXスタイルエディション(2WD)23.0km/L23.2km/L25.3km/L21.6km/LAUTECH(2WD)23.0km/L23.2km/L25.3km/L21.6km/LX FOUR(4WD)19.2km/L18.7km/L20.7km/L18.5km/LX FOUR ツートーンインテリアエディション(4WD)19.2km/L18.7km/L20.7km/L18.5km/LX FOUR スタイルエディション(4WD)19.2km/L18.7km/L20.7km/L18.5km/LAUTECH(4WD)19.2km/L18.7km/L20.7km/L18.5km/L燃費性能は総合的にノートが優秀です。同グレードでもおよそ5km/Lもの差があるため、燃料費を節約したい場合はノートをおすすめします。
動力性能の比較
こちらでは、ノートとキックスの動力性能を見ていきましょう。両車のスペックは下記の通りです。
ノートのグレードエンジン種類総排気量最大出力全グレードDOHC水冷直列3気筒1.198L60kW(82PS)/6,000r.p.mキックスのグレードエンジン種類総排気量最大出力全グレードDOHC水冷直列3気筒1.198L60kW(82PS)/6,000r.p.m搭載されているエンジンは、どちらも共通のものが採用されています。動力性能でほとんど差はないといっていいでしょう。
タイヤサイズの比較
こちらでは、ノートとキックスのタイヤサイズを比較します。両車で使用されているタイヤの規格は以下の通りです。
ノート185/60R16(標準)、185/60R16(メーカーオプション)キックス205/55R17タイヤサイズはキックスのほうが大きめです。そのため、安定性ではキックスが上といえるでしょう。
最小回転半径はノートが4.9m、キックスで5.1mです。小回り性能の面では、若干ノートのほうが扱いやすい傾向にあります。
安全装備の比較
こちらでは、ノートとキックスに搭載されている安全装備を紹介します。どちらも日産が販売している車種のため、標準の安全装備はほとんど共通です。
ただし、上位グレードの標準装備やオプションで追加できる項目は両車で異なります。そのため、安全装備面でノートとキックスを比較する場合は、グレードごとの差やオプションの内容で判断するとよいでしょう。
両車の全グレードで共通している安全装備は、以下の通りです。
・インテリジェント エマージェンシーブレーキ
・踏み間違い衝突防止アシスト(前進時・後退時)
・インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)
・インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)+ LDW(車線逸脱警報)
・インテリジェントDA(ふらつき警報)
・ハイビームアシスト
・プロパイロット
上記の他に、駐車時の周囲の安全を確保する「インテリジェントアラウンドビューモニター」がありますが、こちらはノートの場合はオプション、キックスはX スタイルエディション・AUTECHグレードでのみ装備されています。
ラゲッジスペースの比較
こちらでは、ノートとキックスのラゲッジスペースを比較します。両車の寸法と容量は下記の通りです。
ノート奥行620mm×幅950mm×高さ820mm
荷室容量:約330Lキックス奥行847~900mm×幅1,265mm×高さ737~912mm
荷室容量:約276L~423L荷室容量は、キックスのほうが大きく上回ります。ただし、キックスの4WDのみ荷室寸法が変わるため、最大容量は276Lです。
おすすめグレードの選び方
ここからは、ノートとキックスのおすすめグレードを「価格」「走り」「装備」の3つの観点から比較して紹介していきます。
プライベート用や通勤用など、車の使い道や求める性能は人それぞれです。場合によっては「上位グレードはハードルが高い」と感じることもあると思います。
必ずしも上位グレードを選べばいいとは限りません。「もう1つ下のグレードで十分だったかも」といった後悔がないよう、車を選ぶ際は用途や予算にあった選択をしましょう。
価格重視
価格重視で選ぶなら、ノート・キックスどちらも「X」グレードをおすすめします。
ノートの場合はXでも2,299,000円(税込)と高めの値段設定ですが、ハイブリッドエンジンの燃費性能を考慮すれば、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
キックスはノートより燃費性能は劣るものの、同ジャンルの中では高水準の燃費性能です。どちらも最低購入価格が高めですが、長距離移動が多い方や今後のガソリン価格の上昇を心配する場合におすすめです。
走り重視
走行性能で選ぶなら、ノートは4WDタイプのグレードを、キックスなら「X」が向いています。
ノートの四輪駆動は、SUVさながらの駆動力が備わった、オフロード走行と兼用できるモデルです。軽快な走行はそのままに、ぬかるみや雪上でも性能が落ちないパワフルさを兼ね備えています。
キックスはグレードごとの差がデザイン面や安全装備に由来するため、走行性能にほとんど差はありません。そのため、走り心地を重視するならXグレードで十分といえるでしょう。また、安全装備のほとんどはXグレードでもオプション追加が可能です。
装備重視
装備の質や豊富さで選ぶなら、ノートは「90周年記念車」シリーズを、キックスは「X スタイルエディション」がおすすめです。
ノートの90周年記念車は、ボディパーツの一部に銅色のストライプが散りばめられており、高級感のある外見が特徴です。特別仕様のテーラフィットシートを搭載しており、上質な座り心地を体感できます。メタリックなアクセントのデザインや乗車席のクオリティにこだわりたい方に向いたモデルといえるでしょう。
キックスのX スタイルエディションは、他のグレードより装備の数が多いモデルです。追加のフィニッシャーが2種類追加され、オプションの安全装備も標準で備え付けられています。
また、内装も深みのあるブラウンカラー主体に変更されるため、高級車のようなエレガントさを実感できます。よりSUVらしいワイルドなボディデザインを求める方や、内装にこだわりたい人におすすめです。
※本記事は、2024年3月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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みんなのコメント
ほら、誰もコメントしないじゃん。
なんで今頃、ノートorキックスなの?