この記事をまとめると
■日産セレナの魅力に迫る
ノアヴォク・ステップワゴン・セレナは全部2022年! 「ライバル車」の新型車投入が「同タイミング」になるワケ
■歴代モデルを紹介
■登場間近と言われている新型についても解説
新型は一体どんなクルマになる?
まもなく6代目となる新型セレナが登場すると噂されています。
後ほど紹介しますが現行セレナはすでにe-POWERを搭載する3つのグレードに集約されるなど生産終了を控えた動きを見せていますが、新型はどのようなクルマに生まれ変わるのでしょうか。
【2022年11月デビュー!?】新型セレナの最新情報
気になるエクステリア
新型のエクステリアは現行モデルにも通じるV字型Vモーションのフロントグリルが特徴。ハイウェイスターはバンパーまでグリルが繋がる精悍なフロントマスクとなり押し出し感が増しています。
またセレナの特徴ともいえる広大なグラスエリアは新型も踏襲。三角窓からリヤまで続くウインドウグラフィックやウエストラインなど現行型からの正常進化といえるデザインを採用しました。
機能や装備はどう進化する?
新型セレナの特徴としてまず挙げられるのがe-POWERの進化。
現行型にも搭載されているe-POWERの発電用エンジンが1.2リッターから1.4リッターへ拡大され最高出力が約10馬力アップ。現行モデルのフル加速時などエンジンの出力だけで電力が足りないケースが見受けられましたが、発電用エンジンの排気量&出力アップによりパワーユニットの高効率化が期待できます。
一方で現行モデルに用意されていたマイルドハイブリッドの「スマートハイブリッド(S-HV)」は廃止。e-POWERとともに新型にラインナップされるMR20DD型2リッターエンジンは純ガソリンエンジンとなるようです。
また新型セレナの大きな特徴といえるのが最上級グレード「ルキシオン」を新たに設定すること。
従来、セレナの上級グレードを担っていたのは「ハイウェイスターG」でしたが、さらに豪華さを強調することで次期モデルの存在が危ぶまれているエルグランドのユーザーも取り込めるグレードとなることが期待されています。
その他、新たに装備されると思われるのが高速道路での走行時にハンズオフ運転が可能となる「プロパイロット2.0」。ただしデビュー時は戦術した最上級グレード「ルキシオン」のみに設定されると見られています。マイナーチェンジなどで幅広いグレードに設定されるのを期待したいですね。
新型も2列目シートのロングスライド機構と横スライド機構が継承。好評だった3列目シートのスライド機構も採用されます。
また乗車定員は8人乗りが基本となり、現行型は7人乗りだったe-POWER搭載車も8人乗りとなります。7人乗りも用意されますが、最上級グレードの「ルキシオン」のみの設定へと変わります。
ライバルとなるノア/ヴォクシーやステップワゴンのボディサイズが5ナンバーサイズを超えたことに対して、新型の標準仕様は5ナンバーサイズを維持すると見られています。
ただしハイウェイスター、ルキシオンは全長、全幅ともに3ナンバーサイズまで拡大されています。
【6代目】新型セレナのグレード予想
現在までに判明している新型セレナのグレードは下記のとおり。
残念ながら価格はまだ判明していません。
進化した自動運転支援技術【プロパイロット2.0】搭載か!?
先程お伝えしたように新型セレナにはハンズオフ運転が可能となる「プロパイロット2.0」の搭載が予定されています。
「プロパイロット2.0」とは、現行モデルに搭載されている「プロパイロット」の進化版と言える機能。
渋滞走行と、長時間の巡航走行の2つのシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてをシステムが自動で制御し、ドライバーの負担を軽減する「プロパイロット」の機能に加えナビで目的地の設定後、高速道路の本線に合流するとルート走行を開始。ドライバーがハンドルを確実に操作できる状態にある場合は同一車線内でハンズオフが可能となる先進運転支援機能です。
ルート走行中の分岐や追い越しのための車線変更をドライバーに提案し、ドライバーがハンドルに手を添えスイッチ操作を承認することで車線変更支援を開始するなど、とくに高速道路を使ったロングドライブ時に運転の負担を軽減してくれる優れた機能といえるでしょう。
ライバルとなるノア/ヴォクシーにはトヨタの先進運転支援システム「トヨタ・セーフティ・センス」、ステップワゴンにも同様の「ホンダ・センシング」が装備されていますがハンズオフ機能は新型セレナのみが備える装備。運転支援機能で大きなアドバンテージとなるでしょう。
現行セレナの特徴
プロパイロットを搭載しデビュー
5代目となる現行セレナがデビューしたのは2016年8月。セレナの特徴である多彩なシートアレンジや使い勝手を更に向上させたほか、多くの新装備を新たに採用し登場しました。
とくに高速道路での走行時や渋滞中にアクセルやブレーキ、ステアリングの操作を車体が自動的に制御してくれるプロパイロットを搭載したことが大きな話題となっています。
パワーユニットはMR20DD型2リッターエンジンを先代から継承。さらにハイウェイスターなどのグレードにはジェネレーターをアシストモーターとしても使用する「スマートハイブリッド(S-HV)」を搭載しました。
マイナーチェンジで走行性能&安全性能が向上
デビューから現行セレナは高い人気を集めていたのですが、2018年に行われたマイナーチェンジでさらに魅力がアップします。
このマイナーチェンジで大きな話題を集めたのがe-POWERを搭載したこと。
1.2リッターのエンジンで発電しながらモーター走行を行うシリーズ式ハイブリッドのe-POWERを搭載したことで26.2km/L(JC08モード)と優秀な燃費性能を得ることができました。
また安全装備も充実。ハイビームアシストや最高速度標識検知、踏み間違い防止アシストに歩行者検知が可能となったことなどでサポカーワイドSに対応しています。
現行セレナは現在、モデル末期となったことで福祉車両を除くとグレードは3つに集約。「e-POWERハイウェイスターV」(358万2700円)、「e-POWERハイウェイスターV(防水シート車)」(361万5700円)、「e-POWER AUTECH」(391万1600円)が現在ラインナップされています。
歴代セレナを振り返る
現行モデルが2016年に登場した5代目となるセレナ。歴代モデルはどのようなクルマだったのかを見ていきましょう。
初代(1991~1999年)
1990年代まで国内で主流だったキャブオーバータイプのワンボックス車のバネットコーチがフルモデルチェンジ。その乗用モデルをバネットセレナとして販売していたのが初代となります。
現行セレナとは違いキャブオーバータイプのミッドシップレイアウトを採用し、助手席下にエンジンを搭載。ラインナップされたエンジンは商用モデルを含めるとデビュー時、ガソリンとディーゼル合わせ5種類が用意されていました。
ガソリンエンジンはSR20DE型2リッターエンジンを筆頭にGA16DE型1.6リッター、GA16DS型と3タイプ。
ディーゼルエンジンはCD20T型ターボ&CD20型2リッターエンジンがラインナップされています。
初代はキャブオーバー型ワンボックスバンをベースにしたミニバンでしたが、当時日産が品質向上や技術開発に力を注ぐ「901運動」を進めていたこともありリヤサスペンションに位相反転式のスーパーHICASを採用するなど走行性能を重視。
バネットコーチよりホイールベースを延長するなどによりユーティリティ性能も向上し、空力に優れ愛くるしい見た目を備えたことなどで高い人気を誇るブランドとなりました。
2代目(1999~2005年)
セレナとして初めてとなるフルモデルチェンジを受け1999年に登場した2代目はプラットフォームやデザインなど初代から一新。現行型に通じるFFレイアウトを採用した本格的なミニバンに生まれ変わりました。
その理由としてFFレイアウトを採用し底床化で広い室内を有していた初代ステップワゴンが大きな人気を集めるなど、もはやキャブオーバーワンボックスをベースにしたミニバンでは勝負できない時代になったことが挙げられます。
FFとなった2代目はサードシートまでフラットなフロアを実現。初代から全長を165mm延長したこともあり居住空間もステップワゴンに匹敵する広さを手に入れました。
またスーパーHICASこそ廃止されましたがリヤサスペンションにはマルチリンク式を採用。トルコン付きのハイパーCVT、電子制御によりエンジンから車体への振動を常時遮断するアクティブコントロールエンジンマウントなど当時の日産が誇る最新技術が惜しげもなく投入されています。
2代目の登場でセレナのブランドイメージが構築され、現在まで続く人気のミニバンとなったことは間違いないでしょう。
3代目(2005~2010年)
6年ぶりのフルモデルチェンジで登場した3代目セレナ。セレナに先駆けニューモデルとしてデビューしたラフェスタとプラットフォームを共有。3代目は全長を60mm延長しペダル位置を前方へ移動、エンジンルームのミニマム化などを図ったことでMクラスミニバンにおいて最大となる室内スペースを実現しました。
エクステリアの特徴となるのが広いガラスエリア。乗員の開放感や見た目の斬新さを併せ持ちモダンな印象を与えています。
パワーユニットはMR20DE型2リッターガソリンガソリンを搭載。このエンジンに金属ベルト式のエクストロニックCVTが組み合わされました。
サスペンションは2代目から変更されフロントがストラット式、リヤがトーションビーム式を採用。ただし4WD車にはマルチリンク式が継承されています。
3代目は2007年から2009年までミニバンの販売台数No.1を記録するなどクラストップの人気モデルとなりました。
4代目(2010~2016年)
Mクラスミニバン随一の人気ブランドとなった3代目の後を受け登場した4代目は他のミニバンに先駆けアイドリング機構を備えるなど機能面を向上。
このアイドリングストップ機構は減速エネルギー回生機構付きオルタネーターとエンジン再始動機能を備えたモーターを装備する当時としては先進的なシステムでした。
エンジンはMR20DD型2リッターエンジンを搭載。燃料噴射を直噴化したことや排気側カムシャフトに可変タイミング機構を組み合わせたことで10・15モード燃費15.4km/Lを誇るなどクラストップの高い燃費性能を実現しました。
サスペンションをはじめとするシャシーは3代目からのキャリーオーバーですがボディ剛性を高めるなど改良が進められています。
全長は30mmほど延長されていることなどで室内空間は拡大。2列目センターシートを前方へスライドさせることでウォークスルーが可能となるなど多彩なシートアレンジを備えたのも特徴といえます。
4代目も3代目同様、高い人気を保ち続け2016年に現行モデルへとフルモデルチェンジされました。
まとめ
新型コロナやロシア情勢の影響でフルモデルチェンジが遅れたとも言われているセレナ。ただし今年の11月には登場すると見られています。
まずはガソリン仕様から販売をスタートし、e-POWER搭載車は年明けの販売スタートと言われていますが、Mクラスミニバンのベストセラーがどのように進化して登場するかが楽しみです。
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私は4代目を乗り始めて7年目。父親みたいに長く乗り続けたいです。