■2027年に導入!? 「新型CX-5」に「SKYACTIV-Z」を採用
2025年3月18日にマツダは、電動化のマルチソリューションを具現化する「ライトアセット戦略」を発表しました。
目まぐるしく変化する世界の自動車業界、そして各社の電動化戦略ですが、マツダは今後どんな展望を描いているのでしょうか。
【画像】超カッコいい! すごい「ロータリーマシン」の画像を見る!
マツダは以前から2030年までを「電動化の黎明期」と捉えて技術を磨いてきました。
かねてから発表されている「2030経営方針」では、以下のロードマップを示しています。
第1フェーズ(2022-2024)では「電動化時代に向けた開発強化を掲げ、米国工場/ラージ商品群、原価低減活動の強化、サプライチェーンの強靭化を進めてきました。
現在の第2フェーズ(2025-2027)では「電動化へのトランジション」として、電池調達、バッテリー技術開発強化、バッテリーEV先行導入(第2フェーズ後半)を展開しています。
そしてこれからとなる第3フェーズ(2028-2030)には、いよいよ「バッテリーEV本格導入」とし、電動化時代への転換、電池生産への投資を行っていくとしています。
こうした2030経営方針をもとに、多様化するユーザーニーズや環境規制に柔軟に対応するためにマルチソリューションで電動化を進めることが重要だと言います。
なお、マツダ独自のEVおよびハイブリッドモデルの導入までは、アライアンスを活用して電動モデルのラインアップを拡充する「ライトアセット戦略」を展開することで、よりユーザーのニーズに対応していくと、マツダは以前に明かしています。
そして今回、ライトアセット戦略の進捗が新たに発表されました。発表会に登壇したマツダの代表取締役社長兼CEOの毛籠勝弘氏は次のように述べています。
「電動化を含む環境はインフレによる投資コストの増加や、地域毎の状況の違い、政学的リスクの高まりなど多くの不確実性を抱えています。
こうした状況下でも経営リスクを最小化しながら事業の競争力を高めるために業界のスモールプレイヤーであるマツダはライトアセット戦略を推進しています。
ライトアセット戦略とは、資産の負担を抑えつつ、活用度を高めることでえ、スモールプレイヤーとしての競争力を高めるものです。
私たちは、持続可能な技術開発と経営の柔軟性を両立させ規模に囚われない独自の価値を提供してまいります」
ライトアセット戦略とは、多様な商品・電動化技術をタイムリーに開発・生産して市場に導入するにあたって既存資産の活用度を高めることで、スモールプレーヤーとしての企業価値を向上させる実行戦略です。
このライトアセット戦略による効果は、電池投資などの最適化により投資額を総額1.5兆円程度に抑制することや、ものづくり領域では既存リソース水準を維持しつつ、生産性を3倍に向上させるなどが挙げられます。
また2027年に導入予定のEVについては、協業・パートナーシップによって従来の開発と比較し開発投資を40%、開発工数を50%低減するほか、生産では既存資産を活用してEVとエンジン車を混流生産することで初期設備投資や量産準備期間を大きく抑える効果を見込んでいます。
では、実際の商品ラインナップはどうなっていくのでしょうか。マツダは電動化トランジションのロードマップとして様々な分野で開発が進められています。
まず、マイルドハイブリッドシステムやプラグインハイブリッドシステムに関しては、既存のラージ商品群(CX-60、CX-70、CX-80、CX-90)で正常進化させていくとしています。
また新たにタイで生産する小型SUV(CX-3?)にもこれらのシステムを搭載予定で、この小型SUVは2028年以降に日本やグローバルサウスエリアに展開していくと明かしています。
新たにマツダの新エンジンとして登場が控えている「SKYACTIV-Z」は、各国の厳しいエミッション規制に適合する電動化時代の基軸となるものとして、究極の燃焼に近づく燃焼技術で高い燃費性能と走行性能の両立を目指しています。
この「SKYACTIV-Z」とマツダ製ハイブリッドシステムを組み合わせたものは、2027年に登場する次期「CX-5」に採用される予定です。
これらの技術を2028-2030に向けて直列6気筒エンジンへの展開やロータリーエンジンへの活用も検討しています。
そしてマツダが自社で開発を進めているEVにも注目です。
これは様々な電池を搭載可能かつ異なるボディタイプも可能な柔軟性のあるEV専用プラットフォームを採用。これによりEVにおいても「走らせて楽しい、マツダらしい人馬一体の走り」を実現するといいます。
なおこのマツダEVは、日本で生産して2027年導入予定にグローバルで展開する予定です。
さらに協業領域では、トヨタ製ハイブリッドシステムを搭載するCX-50は正常進化。長安汽車とでは、EVやプラグインハイブリッド車としてMAZDA6eやEZ-6の展開を進めており、2026-2027に第2弾となるクロスオーバーSUVも控えています。今後も第3弾・第4弾も検討しているようです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「デカい! 高い!!」現存唯一「日本戦艦の砲塔」を実見 このたび現存が確認された部品も
コンビニの「前向き駐車」にネットで賛否両論!?「意味ない」「張り紙貼られた」の声も…思わぬ「危ない体験」をした人も!? 実際なんの目的なのか
新車89万円で“3人”乗れる! めちゃ小さな「斬新トライク」って最高!「バックモニター」標準装備で安心・安全なダイゾー「NEO-ONE」ビー・アンド・プラスが販売スタート!
「時速144キロ」の“暴走”中国人を逮捕! 「オービス光りました」 相次ぐ「外国人観光客」迷惑ドライバーによる違反・事故… 原因は「免許切替のカンタンさ」指摘する声も 北海道
大分県警も「あきれ声」!? “不注意”ドライバーの「脇見運転」で事故発生! 国産SUVが無惨にも「大破」し大渋滞に… 「周囲に迷惑です!」強い口調で安全運転を呼びかけ
ホンダの大黒柱「フィット」はなぜ苦戦中なのか? 答えは市場の変化と開発コンセプトの両方にある
「撮り鉄は壊滅しても困らない」 ひろゆき氏発言でネット賛否両論! 本当に迷惑な存在? 経済効果、文化貢献 排除は短絡的? 鉄道趣味を再考する
次期型GT-R開発中か! 日産新社長「たとえ反対があろうともスポーツカーは出したい」 超絶期待の新しい「日産らしさ」ってなに
「時速144キロ」の“暴走”中国人を逮捕! 「オービス光りました」 相次ぐ「外国人観光客」迷惑ドライバーによる違反・事故… 原因は「免許切替のカンタンさ」指摘する声も 北海道
ガソスタで「水抜き剤入れますか?」と最近言われない「納得の理由」とは!? 知ってると年齢がバレる…「店員の決まり文句」の背景
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
あと、開発試験は念入りにして下さい。
初期ユーザーを治験に使わないでね。