この記事をまとめると
■MGが2024年にEVスポーツカーの「サイバースター」発売を目指している
夢物語じゃなくてすでに実働してるだと!? 完全自動運転のかわいいロボタクシー「ZOOX」がもはや手塚治虫の世界だった
■EVスポーツカーのカテゴリーには多くの注目すべきモデルの発売が控えている
■日本メーカーもレクサスやホンダがEVスポーツカー発売を予告している
MGがEVスポーツカーで華麗なる復活を狙う
あのMGが上海モーターショー2023で、最新EV「サイバースター」を公開した。2024年の発売を目指しているという。
MGといえば、英国の自動車文化を詰め込んだ2ドアオープンカーの「B」や「ミジェット」を連想する人もいるだろう。もしかすると、MGは古き良きブランドであり、いまは存在しないと思っていた人も少なくないのではないだろうか。そのため、「サイバースターが2024年に発売」というネットニュースを見て、「あれ、MGってまだあったんだ」と驚いている人もいるかもしれない。
MGはいま、確かに実在するのだが、実質的な中国企業という企業体系になっている。
時代を振り返ってみると、純粋な英国企業としてのMGは、同じく英国メーカーであるローバーと融合したグループ体系として、ともに英国ブランドの存続を望んでいた。それが2000年代に入り、経営を継続することが難しくなり、同グループは事実上、解体される。
ローバーはBMWからの資本参加を経て、次にフォードによるプレミア・オートモーティブ・グループに組み込まれたあと、同グループ内ブランドにあったジャガーとともにインドのタタグループに買収された。
一方のMGは、中国の南京汽車に買収され、その後に南京汽車が中国地場大手の上海汽車に買収され、MGは上海汽車のブランドのひとつとなっている。
現在、MGの開発拠点などは英国内にあるが、EVなどの次世代部品については当然、上海汽車が展開する多様なEVとの部品共有化よる量産効果を狙うことになる。つまり、EVとしてのコストを可能な限り削減し、価格競争力を上げていくという事業戦略だ。
多くのモデルの発売が控えるEVスポーツカー
こうしたスポーツEVのカテゴリーといえば、テスラの2代目「ロードスター」の登場が待ち望まれる。初代テスラ「ロードスター」は、ロータス・エリーゼの車体やボディを使った、事実上のEVコンバージョンであったが、2代目ロードスターには、モデル3などで活用されている最新のテスラオリジナル技術が満載されることが期待される。
また、2026年頃に量産予定と言われている、ポールスター6もスポーツEVの部類に属する。ポールスターは、中国のジーリー(吉利)の親会社がボルボを買収後にスポーティなカテゴリーに注力して考案したブランドだ。
前述の上海汽車と同じく、中国でのEV関連部品の量産効果で、ポールスター6に対する価格競争力を考慮してくる可能性があるだろう。
そのほか、日系メーカーでは、レクサスがEVスポーツのコンセプトモデルを公開していたり、またホンダも次期NSXとも見えるようなEVスポーツのイメージ画像を公開している。
一概に、EVスポーツといっても、ユーザー層や価格帯が違うさまざまなモデルが、今後続々と登場してきそうだ。
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みんなのコメント
新興国での伸びも太陽光や風力による発電が普及すれば既存の発電所に頼らず発電自体個々に拡散出来ると言うメリットを考えてるからと言う
巨額な投資をして発電所を作る必要が無いから
それらを見越せば少数民族にも普及する可能性すらある
EVが先進国の考えに反して発展途上国こそEVが必要になって来た
AKIRA復活!