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まさに新たな時代の到来にふさわしいクルマたち! 21世紀初頭に登場した名車3選

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まさに新たな時代の到来にふさわしいクルマたち! 21世紀初頭に登場した名車3選

■21世紀の幕開けとともに登場したクルマを振り返る

今から21年前の2001年1月1日に、21世紀が始まりました。言い換えると21世紀が始まって、もう20年以上経過したことになります。

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2000年代になって自動車を取り巻く環境は大きく変化し、とくに排出ガスの低減が叫ばれ、燃費基準も定められるなど、各メーカーとも重点的に対応していました。

そのため、同時期には高性能なエンジンを搭載したハイスペックなモデルが次々と消え、スポーツカーにとっては受難の時代でした。

一方、21世紀になってすぐに、新たな世代の魅力的なクルマも登場しました。そこで、2001年に発売された名車を、3車種ピックアップして紹介します。

ホンダ4代目「インテグラ

2001年7月2日に、4代目となるホンダ「インテグラ」が発売されました。

ボディは3代目が3ドアハッチバックと4ドアハードトップセダンだったのに対し、4代目は3ドアハッチバックのみに整理され、グレードもスタンダードモデルの「iS」(マイナーチェンジで「タイプS」に改名)と、高度にチューニングされた「タイプR」の2タイプと、シンプルなラインナップでした。

パワートレインは、iSが実用域のトルクを重視した最高出力160馬力の2リッター直列4気筒i-VTECに、トランスミッションは5速MTと5速ATを設定。

タイプRにはiSと同型の2リッターi-VTECエンジンながら専用のチューニングが施され、最高出力220馬力を誇り、トランスミッションは6速MTのみとなっていました。

足まわりはフロントにストラット、リアにダブルウイッシュボーンを採用した4輪独立懸架で、iSでも優れたコーナリング性能を発揮しましたが、タイプRではサーキット走行を想定したハードセッティングによって、当時はFF車最速と評されました。

FFスポーツカーとして完成度が高かった4代目インテグラですが、クーペ需要の低迷から以前ほどの人気を獲得できず、2007年に生産を終了しました。

そして ホンダのアメリカ法人は2021年11月11日に、アキュラブランドの新型インテグラ・プロトタイプを世界初公開しました。発売は2022年前半の予定で、インテグラの名が15年ぶりに復活を果たすことになります。

三菱ランサーエボリューション VII」

かつて三菱を代表する高性能セダンだった「ランサーエボリューション」は、コンパクトセダンの「ランサー」をベースに、進化=エボリューションさせたシリーズで、世界ラリー選手権に参戦するベース車として開発されました。

初代は1992年に登場。「ランサー1800GSR」に「ギャランVR-4」のエンジンと駆動システムを移植する手法で仕立てられ、その後は異常ともいえる短いスパンで改良が続けられました。

そして、2001年1月26日に登場した第三世代の「ランサーエボリューションVII」は「ランサーセディア」をベースとし、4WDシステムやブレーキが大幅に進化し「走る・曲がる・止まる」の運動性能を向上させていました。

外観はそれまでのランサーエボリューションシリーズと同じく、ボディ全周に渡ってエアロパーツが装着されリアには巨大なスポイラーを取り付け、エアダクトを配置したアルミ製ボンネットなど、戦闘的なフォルムです。

搭載されたエンジンは2リッター直列4気筒DOHCターボの「4G63型」が継承され、最高出力280馬力、最大トルク39.0kgmを発揮。車重は1400kgでパワーウエイトレシオは5kg/psを実現。

また、ランサーエボリューションVIIはセンターデフの差動制限を電子制御する「ACD」(アクティブセンターデフ)を初採用し、「TARMAC(舗装路)」「GRAVEL(未舗装路)」「 SNOW(雪道・アイスバーン)」の3つのモードが選択でき、路面状況に応じた制御の最適化を可能としました。

さらに、リアデファレンシャルギアの左右駆動力をコントロールする「AYC」(アクティブヨーコントロール)もランサーエボリューションVIに引き続き搭載され、トラクション性能と旋回性能を高めていました。

新たなシャシによって大きく進化したランサーエボリューションVIIでしたが、2002年にはシリーズ初の5速ATを搭載した「GT-A」が加わるなど、新たな顧客の開拓もおこなわれました。

日産4代目「シーマ

日産は1988年に初代「セドリック シーマ/グロリア シーマ」を発売。高額な高級セダンながらヒットを記録し、後にバブル景気を象徴する1台となりました。

その後、シーマに名前が統一され代を重ねると、よりシックな外観となりましたが、2001年1月12日に登場した4代目では、それまでにないアグレッシブなデザインが採用されました。

大柄なボディを生かした伸びやかなフォルムのボディに、最大の特徴だったのが6つのレンズを配置した「マルチプロジェクターキセノンヘッドランプ」で、ラグジュアリーなモデルながら個性的なフロントフェイスを演出。

内装ではソフトにラウンドしたインパネと明るい色づかいにより、モダンで開放的なインテリアを実現し、センタークラスターには集中コントロールスイッチと上下可動式の大型8インチワイド液晶モニターを設置。先進性とシンプルさを表現していました。

搭載されたエンジンは、新開発の最高出力280馬力を発揮する4.5リッターV型8気筒直噴自然吸気がメインですが、シーマ伝統のターボエンジンで最高出力280馬力の3リッターV型6気筒ターボ「VQ30DET型」も設定されました。

どちらも豪快な加速力を誇り、ラグジュアリーなスポーツセダンという新境地を切り開きました。

※ ※ ※

繰り返しになりますが21世紀が始まってすでに20年以上が経ち、この20年間でクルマの技術は目覚ましく発展しました。

2000年代初頭はハイブリッド車の爆発的な普及が始まりましたが、今ではEVの普及が本格化しています。

さらに安全性能では、前出の4代目シーマは「レーンキープアシスト」、車速を自動でコントロールするアダプティブクルーズコントロール、ミリ波レーダーによって急制動が必要な場合にブレーキに予圧をかけるブレーキアシストなどが採用されましたが、これらも大幅に進化して自動運転にまでつながっています。

まさに世界が一変した20年だったのではないでしょうか。

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みんなのコメント

4件
  • 何やらパッとしないな…

    21世紀より平成の始まり頃のほうが派手さがあったように感じる…
  • dc5が名車ねぇ。
    当時は、dc2よりデブになってミニバンベースの失敗作シャシー(実際、このシャシーは1世代しか使われていない)。
    弄るのが困難な足回り。
    まぁ、当時は時期型は無いと言われてた中、どんな形であれ出してくれた事には感謝しか無いが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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