ボルボ V60クロスカントリー 「長く乗りたい上品な車」のユーザーレビュー

HALKY HALKYさん

ボルボ V60クロスカントリー

グレード:クロスカントリー T5 AWD_RHD_AWD(AT_2.0) 2019年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
4
乗り心地
4
燃費
2
デザイン
5
積載性
2
価格
3

長く乗りたい上品な車

2020.12.26

総評
不満点が多いが、それでも長く乗りたいと思う車。何より上品。乗っている人が品格高そうと思わせる車だと思う。
独車のように、「もしかしたらちょっと間違った人が乗っているかもしれない」と思われるようなことは、まず無いので、どこへ出しても恥ずかしくない。
(独車が悪いのではない。煽りの映像などイメージが強いだけ)
その裏返しとして保守的なイメージが聞き手には浮かぶだろう。先代からは、かなり大きくイメチェンを図ってきているが、先進的と思われるにはもう少し時間が必要。
満足している点
伸びやかな スタイリング。デビュー時のインパクトは先代にかなわないが、現行のTハンマーのデイタイムライトと、すらっとした類まれなデザインは嫌味がなく、万人に嫌われはしないと思う。
本気を出さなくても、そこそこ速い、十二分なエンジンパワー。 などなど


グレードによって、安全装備には差をつけないという姿勢は個人的には高く評価しています。昨日今日始めた安全志向ではないという一貫した安全に対する姿勢はとても安心です。
不満な点
絶対的な収納不足、
全く使えない(特に検索機能)ナビ、
すべてをタッチパネル化した使い勝手の悪さ、
出足の悪さ、ガサツなエンジン音とエンジンフィール、
AWDであるがゆえの燃費の悪さ、アンダーステア、
長いテールランプのLEDチューブが細くてプアに見えるところ、
キーレスのリモコンは電波が弱く、ポケットにキーを入れるとドアが開かないことも。
車内にキーがあっても閉じ込んでしまう仕様になっており、その点は他のメーカに比べかなり劣っている(私は未経験だが、Dで聞いた)、
真夏に灼熱になる熱線非対応の各窓ガラス、自宅の車庫がガレージでなく日向であったならばと考えると、ゾッとする。
などなど。
デザイン

5

<良い点>
すっきりとした、伸びやかで嫌味の無いスタイル。どこから見ても、破綻していないデザイン。
オスミウムグレーのカラーは周囲の色が映り込み、変化する。また汚れが目立たない。
クロスカントリーは適度な車高があるので堂々と見える。この車高により前向き駐車で底を擦る心配がない。
また、老齢の親を乗せるのには都合が良い。
この時代のVOLVOの先進性を象徴するトールハンマーのヘッドライト(デイタイムライト)は他車と差別化できる。
しかもウインカーとなるので満足度高い。
アダプティブハイビームは切り替えが早く、見ていて楽しい。また手元のスイッチで通常のハイビームに切り替えることができる。
あまり宣伝していないが、ヘッドライトの照射性能は進んでいる。

<嫌いな点>
テールランプのLEDチューブが細く、とにかくプアに見える。
C4ピカソのように数本あればと思う。
先代のV60のほうがリアのランプは好き。
ベースグレードを購入したが、タイヤはもう少し太いほうがよい。またアルミホイールは残念なデザイン。

走行性能

4

<良い点>
排気量を考えると、十分トルクフルなエンジン。車の性格を考えれば、十二分なパワーだと思う。特にトルクバンドでは快感。
わたしが購入した時点では、グレードによってエンジン、足周りも差がなかった。
ポールスターは魅力的だが、ソフトコントロールの割に高いなぁ。なのでPPTというスロコンで対応した。
ハンドルの重さをドライバーごとに記憶するのはとても良い。
速度に応じて前車との距離を調整するACCは便利で高速と渋滞時には大活躍。
ETC料金所でも、先行車にあわせて減速、加速する。(そういうときはブレーキがかなり急なのだが)
タイヤが細い割には、滑り出したりはしない。さすがにAWD。残念ながら4輪のトルクスブリット 配分は把握する術がないが、重たいのに速いのには、貢献している。

<嫌いな点>
AWDのデメリットとして、車重が重い。なので走行性能は軽い車に劣る。
シングルターボゆえのターボラグはツインターボ車に比べかなり大きい。
それ故、滑らかに加速しては行きません。アクセルを踏み込むと、一呼吸おいて、背中を蹴飛ばされたようにスピードが上がっていきます。
出足の悪さはこれらの総合的な結果。
(軽い、ツインターボ車には、出足の軽快さはかなわない)
その上、T5は低速時のシフトショックが若干感じられます。V40のD4やS60のT4のほうが軽快で滑らか。
このあたりは、もしかしたらコンフォートからダイナミックにドライブフィールを変えればいいのかも知れない。
エンジン音がガサツ。
安全性が高いことの裏返しで、ハンドル、ブレーキへの介入は多い。車がヤバイと判断すると、シートベルトを巻き上げてブレーキをかける(設定でなしにもできる)。
ハンドリングはAWDなのでクイックではない。また、カーブのアクセルONではアンダーステアが出る。
乗り心地

4

レザーパッケージを選択。(これでリア遮光ガラスや360度ビューも付属)
シトロエンのこれまでの車には及ばないが、フロントシートの座り心地は良いほう。
リアは直角で苦しい。でも足元は十分ひろい。
足回りは固めで、まだ今は段差は思ったより拾う。
ドライバーごとにシート、エンジン、ブレーキ、ハンドルなどの仕様を登録でき、キーで見分けるのは納車後知ったが、とても便利。
アクセルやブレーキの位置もタイヤハウスが邪魔というようなことはない。(普通だが大事なこと)
ドアの厚みがこれまでの車に比べ、とても厚く、安全だろうな、静かだろうなと感じさせる。しかしドアのサイドシルの部分が乗降性をさほど考えられておらず、座面を高くしても、ズボンのふくらはぎの部分が汚れる。雨や雪のときは注意しないと悲惨なことになる。
オーディオは凝ってないので、不満はないが、10スピーカーは悪くはないと思う。
MicroSDにmp3で楽曲を入れているが、フォルダーを認識しないのでランダムで聞くしかない。
積載性

2

<運転席周り>
小物収納が絶対的に不足。手の届く位置にサングラスも収納できない。
ドリンクホルダーもドアの部分は使い物にならない。
コンソールが太いのに、また、フロントパネルも大きく、スカスカなのに、収納場所を設けるような配慮が不足している。
ドアポケットを100円ショップのグッズなどで改良したい。

<ラゲッジ>
積載容量は十分だが、トノカバーが使いづらい。DS5やV40みたいな、ドアと一緒に跳ね上がる方がずっと便利。
使い辛く、私は結局外してしまいました。
ラゲッジ部分はフックをかけたり、スペアタイヤ収納部分にも工具が入るので、それほど音は気にならない。
車幅があるにも関わらず、46インチのゴルフバッグの横積みはできない。ただリアシートそのままでも、2バッグは可。シートを倒せば4バッグも可。(乗員はキツキツだが)
燃費

2

燃費は期待よりは低い。市街地では10Km/Lに届かない。
AWDによる車重が、悪い意味で効いている。(仕方ないが)
ディーゼルだったらもっと重たかったろう。
価格

3

ベースグレードでも、エンジン仕様、走行性能、安全装備などに差がないのが素晴らしい。
でも価格は少し高いかな。
本国でもプレミアムブランドの車であるが、本国の価格と比べてもかなり高く設定している。
オプションがなくともフル装備な点は良い。
スウェーデンクローネ為替レート=12.5円だが、本国ではV60は300万円強~手に入る。
故障経験
V60では、納車初日にエアコンコンプレッサーが回らずいきなり代車。
V60CCでは、フロントガラスのガラス内に傷があり、交換。
また、ブレーキの倍力装置のエアーが抜け、始動できないこともあった。
フロントヘッドライトは結露がひどく、Dさんに確認してもらって、両方交換。
オプションで装着のクライメートパッケージは、カタログの写真仕様とは全く違い、ディスプレイがない。そのため、違うとDに言ったら、無料になった。(無料で後席ヒーターが着いた)
Swedish Qualityもこんなもの?

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