ボルボ V40 「「小さくてもいい物が欲しい」、「ドイツ御三家じゃちょっと……」と言う購買層にとってはピッタリ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山本 シンヤ
山本 シンヤ(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
3
積載性
3
燃費
4
価格
5

「小さくてもいい物が欲しい」、「ドイツ御三家じゃちょっと……」と言う購買層にとってはピッタリ

2022.2.12

年式
2013年2月〜モデル
総評
古さを感じる部分が無いかと言えば嘘になるが、総合性能は今でも十分通用するレベルで、最も身近なボルボだ。個人的には「小さくてもいい物が欲しい」、「ドイツ御三家じゃちょっと……」と言う購買層にとってはピッタリな選択である。なぜ、V40の後継モデルが存在しないのかが不思議なくらいだ。
満足している点
ボルボのラインアップの中ではスポーティなキャラクターだが、それを全面にアピールせずに「小さな高級車」に徹している所。また、当初からハイスペックだった安全・運転支援デバイスは今でも十分通用。この辺りは安全にこだわるボルボらしい良さだ。
不満な点
インテリアの操作系が独特な事。特にインフォテイメント機能は慣れが必要。また、走りの面では乗り心地がプレミアムコンパクトとしては少々硬めな事で、それ以外は最新モデルと比べても十分商品性はあると思う。
デザイン

4

デビューは2013年と新世代ボルボの1つ前の世代となる。凝縮感のあるデザインは新世代ボルボと違いスポーティな印象だが、意外と古さは感じない。インテリアはフローティングセンタースタッグに配置された操作系や7インチのディスプレイなど古さを感じるのも、実際に使って見ると使い勝手はそれほど悪くはない。
走行性能

4

パワートレインは時代で変化をしているが、最終型はガソリン/ディーゼル共に新世代モデルと同じ「Drive-E」を搭載。特にディーゼルは大型モデルでも使われるユニットだけあり、V40ではオーバークオリティ。フットワークはスポーティなのに穏やかと言う不思議な特性。フォード時代の共通プラットフォームは現在でも十分通用するパフォーマンスだ。
乗り心地

3

初期モデルはスポーツシャシーが採用されていたため乗り心地はかなり厳しい評価だったが、モデル途中からツーリングシャシーに切り替わり快適性は大きく高められた。だた、最新のライバルと比べてしまうと硬めの印象は拭えないのも事実。特にスポーティグレードの「Rデザイン」は、見た目以上にハードで覚悟が必要かもしれない。
積載性

3

見た目からも解るようにデザイン重視のスタイルでフロントシートが優先。リアシートは大人がシッカリ座れるが、狭くもないが広くもない……と平均的。ただ、安全に一過言あるボルボだけありシートやヘッドレストなどの出来は良い。ラゲッジの広さは平均的だが、フレキシブルに使えるボードを活用すると、意外と使い勝手は高い。
燃費

4

ガソリン車は初期モデルの燃費はイマイチ、最新モデルはかなりレベルアップしているがこのクラスのモデルとしては平均的。逆にディーゼル車は190ps/400Nmと言うパフォーマンスながら、高速では20-25km/Lの燃費を誇る。1タンクでの航続距離も長いので長距離移動がメインの人はこちらをおススメする。
価格

5

同クラスのライバルと比べると高めの設定だが、ユーザーから不満の声はそれほど聞かず。この辺りは「ボルボ=プレミアム」がシッカリと浸透している証拠だ。すでに新車の生産は終了しているが、高年式の走行距離が少ないモデルは高値で維持。特にディーゼルモデルは人気が高くタマ数が少ないそうだ。
山本 シンヤ
山本 シンヤ
自動車ジャーナリスト
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるべく「自動車研究家」として活動を行なう。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員ワールド・カー・アワード選考委員
ボルボ V40 新型・現行モデル

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