これはアカン!!!!
まず、私は現行車両2台所有(ポロ・トゥアレグ)の大のVWファンです。
もともとアンチ外車だった私の印象を変えてくれたのがVWで、
2012.10.15
- 総評
- これはアカン!!!!
まず、私は現行車両2台所有(ポロ・トゥアレグ)の大のVWファンです。
もともとアンチ外車だった私の印象を変えてくれたのがVWで、最後の一押しが現行ポロです。
すみません、批判的な内容が大部分を占めてしまうかと思いますが一VWファンの意見としてご覧いただけますと幸いです。
なんでまたVWがこのクルマを出したのか不思議で好奇心を基に1日借りて乗り回してみました。
乗る前のライバルターゲットの予想はやはり、フィット・ヴィッツ・マーチ辺りでした。
乗った瞬間、それら3台との比較になることがわかりました。
一言で言うと・・・
「20年前のコンパクトカー」です。
まず、ドアをいつもの倍くらいの力で閉めないと必ず半ドアになります。
これがまずおかしい。今の日本車だって確かにドアは欧州車に比べて軽いがここまでチープな作りじゃない。
次にもう、とっくのとうに終わっている時代遅れのAT
今の車はどんなに安い車でもCVTや変速ショックのあまり無いギアボックスが普及しています。
このクルマは・・・
完全にMT並みの変速ショックです。昔のタクシーとでも言えばわかりやすいかも知れません。慣れていない人は確実に酔います。(私は乗ってすぐに酔いました)
そしてずっと慣れません。技術は優れているのかもしれませんが、これは完全にダメなレベルです。
シフトレバーももうよくわかりません。
Pが無いんです。
Nで駐車するんです。慣れとか以前に安全上良くないと思います。人はup!以外のクルマも運転するのだから・・・
しかもRに入れてもバックしないことが多々あります。完全に止まって一息入れてからRに入れないと拒否されます。
そして・・・
このクルマはATとして考えていいのか本当に考えてしまうのですが・・・
クリープがないんです。
坂道で下がります。バックのトルクが異常に少ないので駐車が怖い。
基本的にどのクルマにも弱点はあるので僕はできる限りは運転者がカバーできればカバーすればいいと思っていますが、これはもう救いようがありません。ATなのにAT車以前の問題です。
(文字数の関係上、下記の行になってしまうことお許しください。)
- 満足している点
- ここまで来るともう疑問だらけでなんでこんなトランクなんだとかなんでこんなシートなんだとかそもそもなんで「up!」っていう名前なんだとかもう訳が分からなくなってしまうのでまとめさせていただきます
私がVWファンである最大の理由は、TSI+DSGの魔法がかかったかのような高トルク。
ポロのような小さいクルマなのにシンプルながら洗練されているデザイン。
コストカット・軽量化を大前提に置きながらしっかりとした内装の質感、設計者の努力が本当に垣間見れるんです。
そして何よりもポロもトゥアレグも乗っていて最高に心地いいんです。どれだけ乗っていても苦痛じゃない。
「これやっぱりいいクルマだわーー」
と、つい一人でつぶやいてしまうこのクオリティが大好きなんです。
だから、同じコンセプトのコンパクトカーを日本と競って作っちゃダメなんです。
日本に敵いっこない。
日本以外ならあるかもしれませんが日本市場ではダメです。
長所ですが・・・
純正ホイールがおしゃれかな
というくらいです。
- 不満な点
- さんざん短所を言ってしまったのですが・・・
最後に一つ。
シティエマージェンシーブレーキ(低速域追突回避・軽減ブレーキ)
このCM、この技術、おかしくないですか!?
私には「わき見してても大丈夫!」と言っているようにしか見えないのです。
そもそもこんな技術で救われているドライバーがいること自体がおかしいのではないでしょうか??
ドライバーは免許を持っている以上はきちんと責任を持ってハンドルを握るべきだと思います。
「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と言っている訳の分からない運転者と同じレベルです。
開発のコンセプトも意味も分かります。
ただ、クルマというのは基本的にドライバーが責任を負わなくてはならない機械だということを再認識しなければならないのではないでしょうか。
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