購入後 1000km 乗った感想です。
ちょうど一か月前(9/30)に、試乗車の「high up!(5door)」を運転した時のレポートを書きましたが
2012.10.30
- 総評
- 購入後 1000km 乗った感想です。
ちょうど一か月前(9/30)に、試乗車の「high up!(5door)」を運転した時のレポートを書きましたが、この試乗によって「move up!(3door)」の購入を決めました。
※2011年に「up!」が本国で発表されて以降、3door のスタイリングにハマったので、5door は全く考慮に入れませんでした。
納車から半月が経ち、走行距離も 1000km を超えたので、改めてレポートします。
18歳で免許を取得して以来、自分専用のクルマは一貫して軽自動車を所有して来たので、今回の「up!」が初の登録車であり、初の輸入車となった上に、初のクラッチレス車(過去のクルマは全て MT車でした)なので、色々なことに戸惑うことがありましたが、今は存分に楽しませてもらっています。
大の軽自動車好きなので、360cc・550cc・660cc(旧規格と現行規格)の四世代を乗って、軽自動車の良さを充分に理解しているつもりでしたが、「up!」は全く別の価値観で作られていることが新鮮に見えて、装備品が現行規格の 660cc の軽自動車よりも簡素であることを考慮に入れたとしても、運転する上での安定感(特に高速道路)を優先させたいと強く思うようになりました。
「オートライト」や「自動格納ミラー」といった、現行の軽自動車の多くが装備している快適装備品が無いことで、正直不便を感じる部分もありましたが、かつての軽自動車を知っている身としては、「エアコン」と「CD 付きカーステレオ」が付いていれば充分ですし、日本に導入されていない「take up!」のレギュレーター式(手動式)のウィンドウじゃないだけでも、便利に感じてしまいます。
軽自動車からの代替需要も見込んで、「up!」を導入したという背景もあるらしいので、自分のように軽自動車を乗り継いだ者としては、正に「up!」のターゲットということですね(笑)
なので不便を感じた部分もありましたが、自分で操作することを心掛ければ良いだけなので、今では不満を感じていません。
- 満足している点
- 走行安定性の良さは、過去にディーラーで試乗したり、レンタカーで借りて運転した、同等のサイズの国産車よりも上回りますね。
しかも燃費の良さもなかなかです。
燃費を意識した運転はしてませんし、エアコンの利用頻度が高いままで、一般道から高速道路、流れの良い路線から渋滞路まで走って、この半月間(約 1000km)の平均燃費は「18.71km/l」でした。
※「up!」の燃費が知りたいからと、早いタイミングで三回ほど給油し、燃費を計算しましたが、初回は「17.78km/l」、二回目は「18.91km/l」、三回目は「19.88km/l」と、徐々に向上している様子です。
ちなみに、今回下取りに出した軽自動車の燃費が「15.00km/l」程度だったので、同じ距離を走ったとして(「up!」の平均燃費を計算した時点の総走行距離は、約 850km でした)、「up!(ハイオク)」と「軽自動車(レギュラー)」のガソリンの価格差を「\11」とした場合、「\1,000」くらい「up!」が安上がりになることが分かりました。
- 不満な点
- オプションのアルミホイールが、特殊なサイズ(185/50/16)であるため、好きなタイヤが選べないことです。
このアルミを履いていることで、特に乗り心地が悪化したような気がしませんし、ハンドリングがシビアになった感じもしませんので、このまま履き続けたいのですが、タイヤ交換の時期になるまでに、色々な銘柄が選べるようになって、且つ安価で高性能なタイヤが出ると有難いですね。
それと ASG ですが、クルマにとって燃費効率の良いゾーンを狙ってシフトチェンジするので、「あともうちょっとだけ、変速しないで居てくれたら、気持ち良く加速出来るのに…。」と思うこともありますが、燃費の良さとのトレード・オフの関係にあるので、この感触に関しては納得しています。
ただし、つい最近になって気が付いたことですが、減速中に自動でシフトダウンした時に、即座に加速しようとアクセルを強く踏み込むと、「エンジンの回転数が上がり過ぎ」とトランスミッションが判断するのか、クラッチを繋げない制御が入っているらしく、全く加速しない状態になることが、数回発生しました。
少しアクセルを戻して、エンジン回転数を下げてあげれば、キチンとクラッチが繋がり加速するので、慌てずに操作すれば問題ありませんが、咄嗟の場合では、なぜ加速しないのか(クラッチが繋がらないのか)判断つかない人も居るのでは?と心配になります。
機械に無理をさせないのがドイツ式の考え方、人間に無理をさせないのが日本式の考え方、なのかも知れませんが、ここが受け入れられないと「up!」を乗るのは、厳しいと言わざるを得ません。
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