フォルクスワーゲン ティグアン 「全方位的な進化でますます「クセ」のない1台に」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

瓜生洋明
瓜生洋明(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
3

全方位的な進化でますます「クセ」のない1台に

2024.11.1

年式
2024年9月〜モデル
総評
グローバルにおけるVWの最量販モデルの新型ということもあり、その進化は全方位的なレベルに及んでいる。かつてゴルフがそうであったように、今後はティグアンがあらゆるクルマのベンチマークとなっていくのかもしれない。
満足している点
デザイン、走り、機能性など、あらゆる部分が進化しており、不満を感じることがほとんどないこと。特に、デジタル装備がさらに充実したのはうれしい。
不満な点
強いて言うなら、突出した部分が少なく、あまりに優等生的であるところか。わかりやすい「クセ」を求めるユーザーには刺さりにくいかもしれない。
デザイン

3

VWらしい万人受けするデザインは、新型になっても引き継がれている。わかりやすい高級感があるわけではないが、安っぽさを感じることもない、飽きのこないデザインと言える。インテリアも同様のコンセプトだが、大型のディスプレイやアンビエントライトの採用により、一気に現代的になった印象だ。
走行性能

4

今回のフルモデルチェンジにおける目玉であるアダプティブシャシーコントロール「DCC Pro」は、ティグアンの走りをさらに高めている。もちろん、プラットフォームやエンジンなども一新されているため、走りの総合力全体が高まっていると言えるだろう。
乗り心地

4

新型になってもっとも向上したのは乗り心地だ。「DCC Pro」による働きはもちろん、プラットフォームの進化などによって剛性や静粛性など、総合力が一気に上がったことがその要因だろう。また、シートがさらに上質なものになったのも、乗り心地の向上に貢献していると言えそうだ。
積載性

4

ラゲッジルームのサイズはクラストップレベルであり、日常的な利用についてはまったく問題ないだろう。後部座席を倒せばさらに広大なスペースを作り出すことができるが、完全なフルフラットにはならない点には注意が必要だ。それ以外の収納については一般的なレベルと言えるだろう。
燃費

3

燃費性能自体は可もなく不可もなくといったところだが、国産のハイブリッド車などから乗り換えた場合にはやや不満を覚えるかもしれない。ただ、ガソリン車だけでなくディーゼル車もラインナップされており、選択肢が複数ある点はうれしいポイントだ。
価格

3

400万円台から狙える手頃な輸入車SUVではあるものの、装備をある程度充実させるのであれば、現実的には600万円程度の予算を見ておいたほうがよいだろう。そうなると、プレミアムブランドのSUVも視野に入ってくるため、手頃感が若干薄れてしまうかもしれない。
瓜生洋明
瓜生洋明
自動車ジャーナリスト
1987年生まれ。大手IT企業や外資系出版社を経て2017年に株式会社ピーコックブルーを創業。現在では平均年齢25歳のメンバーとともに毎月300本超の記事を配信している。愛車のボディカラーを社名にするほどのエンスージアストだが、新しいテクノロジーへの関心も強く、最新モデルは常にチェックしている。
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