フォルクスワーゲン ポロ 「ポロらしくないポロ？」のユーザーレビュー

ポロらしくないポロ？

2019.3.29

総評

６Rポロと比べると室内は広り後部座席に人を乗せる時に運転席を少し前に動かさなくてもよい。１Lなので税金が安い。

満足している点

歴代ポロを乗り継いできた中で乗り心地がゴルフに近い車になり、より高級感がある。最新の安全装備があり、街乗りでも安全対策として追従システムを30kmに設定して使用し事故予防に繋がっている。走行中の静粛性は誰もが分かる、マイルドで少し硬めな乗り心地、ハンドルは国産車よりも軽く女性でも扱いやすい、後部座席は以前のポロの中でも最高に広く後部座席の走行中の座り心地にも配慮されている。高速走行でも非力感はなく横風でふらつくことなく巡行出来るコンパクトカーのレベルを超えてしまっている。

不満な点

前モデルまでは取り回しも楽でボディーが丸みがあり細い道での離合や狭い駐車場でも楽に停めることが出来たが、AWは角ばった膨らみのため、バックでの駐車で枠ズレが起こる。バックモニターも個体差はあるだろうが調整出来ないためバック駐車はスムーズには出来ない。この点がチョット買い物という足感覚での使用に躊躇する。パーキングアシストでも枠ずれがあるので、この点は慣れが必要。DSGは６Rより改善してるがモタつく。発進時トルク不足とアイドリングストップから復帰のもたつきがあるため、渋滞する街中ではアイドリングストップはOFFしてた方がよい

デザイン

4

走行性能

4

普通の巡航では気にならない。むしろこれ1.0Lなの？と思わしてくれるが、巡航走行から加速したい時、急こう配な道が続く時、ワンテンポ遅れてエンジンの回転数が上がる。タービンの回り始めが遅くなっているのかもしれないが、もう少し低い回転数から回り始める設定でも良かったんじゃないか？と思う。

アイドリングストップからの発進でもたつく。
平坦な道なら良いが坂道や道沿いの駐車場などから本線道路に出る際のもたつきは致命的。出始めが遅いのでアクセルを踏み過ぎて飛び出しそうになる。

ハンドルを少し左右どちらかに動かすとアイドリングストップから復帰するので、ステアリングを少し動かしてアイドリングストップから復帰した方が非常にスムースに動作する。

高速走行での不安はない。高速走行が苦手な人でも安心して運転できると思う。車内の静粛性、速度を上げてもどっしりとした不安な動作がない、オプションには追従システム、左右ドアミラーの死角にいる車の検知表示があるので、安心度が高い。

乗り心地

4

下からの突き上げもなく、道路の段差をうまく処理している。タイトなカーブを曲がる時もうまくロールの沈みを抑えてくれるので安心感が高まっている。先代ポロはダイレクトに伝わってくる感じだったが、今回のポロはそれをマイルドに伝わってくるので安心感がある。高速や山道のカーブなど多少オーバースピードでも不安感なく走るので、法定速度内であれば、安全に同乗者も安心して乗っていられる乗り心地だと思う。後部座席にチャイルドシートを着ける方にも良いと思う。

積載性

3

前モデルより長さ、横幅6cm広くなっているが、もっと広くなったのではないか？と思わせるほど広く感じる。ただ前モデルまでは前席シート下に収納スペースがあったが、今回のモデルには無い。コンソールボックス内も狭く物の日頃使うモノの収納スペースがかなり少ない。シフトの後ろにドリンクホルダーが２つあるが一つはひじ置きの影響で使えない。

燃費

3

あまり信号もない田舎道であれば20㎞/L表示。
街乗りになると８～１０㎞/L表示。
６Rが平均13㎞/Lだったので、高速巡航では６Rに勝っていますが、日常生活での実質燃費では６Rの方が勝っていた。手動で早めのシフトアップ、シフトダウンをしてもあまり燃費には影響しないようです。車両設定でエコ、ノーマル、スポーツと選べるがあまり差はないが燃費を伸ばすならエコモード、乗りやすさを選ぶならノーマル、スポーツに設定している。

価格

-

故障経験