下記仕様のヴォクシーに下記仕様のプリウスαのホイール&タイヤをはかせようと思うのですが可能でしょうか？ オフセットの差で11mm外側にでてもあまり問題ないように思うのですが。。6J→6.5Jは

Question

どうなんでしょうか。よろしくお願い致します。

ヴォクシー70系煌4WD 標準仕様
205/60R16 6J PCD114.3mm
オフセット＋50mm ハブ径60mm

プリウスα 標準仕様
205/60R16 6.5J PCD114.3mm
オフセット＋39mm ハブ径60mm

Answer 1

候補の「6.5+39」に交換すると、純正ホイールに比べで「16.35mm」のツラ出しになります。リアは大丈夫ですが、フロントはハミ出るかもしれません。3cmぐらいローダウンして車検クリアできる付近に落ち着きます。しかし、アライメントやブッシュの状態によって個体差出るので、もしやノーマル車高でも収まってしまうかもしれません。もしもハミ出してしまったら、片側10mm、両側計20mmまでのオーバーフェンダーの装着が保安基準で認められていますので、皆さんフェンダーモール等で対応されています。

＜ツラ出し寸歩＞
純正 6.0+50(±0mm)
候補 6.5+39(+17.35mm)

■ 計算方法

リム幅が広がることによるツラ出し計算をお伝えしておきます。リム幅はインチ表示なので「1インチ=25.4mm」で計算します。例えば、インセットを変えずにリム幅だけ1インチ拡大した場合、リム幅は25.4mm拡大し、内側にも外側にも12.7mmずつ出っ張ります。ツラ出しとしては12.7mmですね。

交換前：6.0+50(内±0mm/外±0mm)
交換後：7.0+50(内+12.7mm/外+12.7mm)

ここに5mmスペーサーを挟み込むとインセットが5mm小さくなり「7.0+50」が「7.0+45」となります。7.0+45のホイールに交換しても同じですね。これによりツラ出しは17.7mmとなります。このように計算をします。

交換前：6.0+50(内±0mm/外±0mm)
交換１：7.0+50(内+12.7mm/外+12.7mm)
交換２：7.0+45(内+7.7mm/外+17.7mm)

■ インセットは大きく減らしてはいけない

今回の質問者様のホイール交換においては、リム幅よりもむしろインセットが気になりました。クルマのサスペンションというのは、純正ホイールのインセットを基準にジオメトリ設計されています。最近はインセットの大きい設定が多いのですが、その方がサスペンションの剛性や追従性を高めやすいのです。なので、あまり大きくインセットを縮小するとまずいのです。特にステアリング機構のある前輪は影響が大きく、ワダチにハンドルが取られやすくなり、最悪の場合はブレーキ性能にまで影響します。これはスクラブ半径が狂うために起こる現象なのですが、そうしたことをご存じなく、ネット上にアップされているケースも多いので注意が必要です。インセットは変更しても純正より10mm減少が許容範囲でしょうか。今回、質問者様の場合は、インセット50→39と11mmも縮小しますので、少し縮小しすぎなように思います。大丈夫かもしれませんが、念のためお伝えしておきます。
というわけで、ツラ出しの基本は、インセットをあまり変えずにリム幅を拡大してツラ出しするのが正規の方法です。

例えば、純正の6.0+50から20mmまたは25ｍｍツラ出しする場合は以下のようなセッティングになります。

＜約20mmツラ出しする場合＞

6.0+50（±0mm）
7.5+49（＋20.05mm）

＜約25mmツラ出しする場合＞

6.0+50（±0mm）
7.5+44（＋25.05mm）
8.0+50（+25.4mm）

以上長くなり失礼いたしました。何か疑問点ございましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。写真はホイールがハミ出してはいけない範囲です。今年６月より規制緩和になりましたので併せてご確認ください。

Answer 2

計算上はフロントがはみ出すので、整備不良になります。