トヨタ MIRAI のみんなの質問

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トヨタの水素自動車が、将来、ソニーのベータとか、現在の日本のガラケーのようになる可能性はありますか?

補足

★水素自動車=水素燃料電池車・・・でした。 今日の日経新聞、すごいですね、なんと6ページ使って、水素インフラ整備の広告です、もちろんトップページはトヨタMIRAIの写真入・・ なんだか、ここまで必死な姿を見せられれば、見せられるほど、かつてのソニーのベータ広告を思い出してしまうんですよね、あの時も3紙一斉全面広告とかやってましたから・・ ・・・テスラモーターって凄いんでしょ、あんまり車詳しくないんですが・・・

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ベストアンサーに選ばれた回答

お疲れ様です。ミスター高圧ガスと申します。
今のままでは、ガラパゴスになる可能性は非常に高いです。

新聞屋が夢の話を語るのはいいのですが、同じように問題点も書かなければ読者に公平な情報を提供しているとはいえないでしょうね。2つの問題点について説明します。

【インフラ側の問題】
すでに私の水素ステーションに関する回答を読んだ人なら承知しているかと思いますが、水素ステーションについては建設コストが4~5億円ほどかかっています。今のところ約2分の1が国の補助金でまかなわれますので、企業側の持ち出しは約半分。都道府県で補助金を4分の1出しているところもありますが、それでも持ち出しは約1億円です。これでようやくガソリンスタンドの建設費用とどっこいどっこいです。
高コストになる理由としては、水素の性質によるところが大きいです。水素は鋼材を劣化させる特性(水素脆化)があるので、脆化しにくい材料を使用しなければなりません。ニッケルをふんだんに添加して材料を作るので、これが高コストの原因になります。量産効果で価格が下がるのは期待薄です。また、高圧ガス保安法の製造許可の申請~許可~完成検査~使用開始の期間が約1年ですので、次から次へとインフラを作るわけにはいきません。申請書の作成、現地工事、設備の発注など手間暇かかるので、仮に年間で5軒、47都道府県で一律に増えても年間で約250軒。ガソリンスタンドが3万軒ともいわれているので、そのレベルに整備されるまでには120年かかる計算になります。
また、充てん圧力が70MPaと非常に高く、商業運転を初めても充てんホースの破損のトラブルが頻出しており、100回充てんするたびに取り替えているレベルです。商業化しているとはいえ、まだまだ試験レベルを超えていると言いがたい状況です。

【自動車の問題】
自動車もインフラ側と同様に高コストです。現在、トヨタ自動車がMIRAIを723万円で発売していますが、材料のコストを考えると決して高いものではありません。とはいえ、レクサスよりも価格の高いあのMIRAIをほしがるユーザーがどのくらいいることやら。内装とかはレザー張りにしていますが、頑張って400万円くらいの車です。
話を戻します。MIRAIがあの価格になっている理由の大きなものとしては、水素と酸素を反応させる際に用いている触媒の「白金」が非常に高価であるということです。白金の取引が4,000円/gとしてMIRAiでは50g程度使われているようです。これだけで約20万円かかっています。これは量産しても安くなる代物ではなく相場に左右されるので、場合によってはかえって高くなることも有りうります。白金に変わるよい触媒があれば別ですが、今のところは期待薄です。
もう一つ高コストになっている原因は、車両に積載している容器です。プラスティックライナーにFRPの繊維をぐるぐる巻いて焼き固めて容器を製作しています。この繊維を巻く巻き方がポイントで、巻き方がなかなか複雑で高速で巻くことができません。不規則な回転で巻いていますので、一日に生産できる容器の数も限定的です。容器が100万円ともいわれているので、製造方法の大きな変更がなければ、こちらの容器も価格がなかなか下がらないでしょう。

以上、燃料電池に関しては、インフラ、自動車ともに価格に大きな問題を抱えているので、普及がどんどん進むことは考えづらいです。自動車がほとんど走らないような「ど田舎」でも、燃料電池車に乗ろうとすれば水素ステーションが必要になります。しかし、5億円もかかって閑古鳥が鳴くような設備を作ることはおそらくないでしょう。

質問者からのお礼コメント

2015.8.28 12:58

ほかの回答者様の意見でもありましたが、
原油安→電気代安→充電技術やバッテリー進歩→アップル、グーグルが電気自動車を販売→水素ステーションに閑古鳥、のパターンですね。
かつてのベータを買ったユーザーがビデオレンタル店を彷徨ったように、ミライを買ったユーザーは水素ステーションを求めて彷徨うんでしょう。

その他の回答 (12件)

  • ガラパゴスに成らざるをえないと申しておきましょう。

    ちょっと皆さんと違う視点から説明します。

    まず、原油価格に注目してください、今猛烈な勢いで下がってます、それでは、その推移を時系列で見て見ましょう。

    2011年4月に114ドルでした。

    2015年8月は38ドルです。

    一方、水素ステーションについては、2011年1月に国内企業13社と資源エネルギー庁によって指針が示されています。

    OPECは減産調整しませんでした、そして米国はイラン制裁を解除しました。

    また、シェール企業の採算コストは60ドルといわれていました。

    でも40ドルを切っても増産を止めません。

    不思議と採算コストは原油価格と共に下がり、未だにシェール企業の倒産話を聞きません。

    リグ数(掘削施設)が減少することもありません、どこかが資金を出しているのです、どこでしょうか。

    日本の水素エネルギー革命は原油価格が30ドルに下がっても成り立つものでしょうか。

  • 世の中は突出した技術があっても、周辺との協調がないと難しいのですね。
    特許解放しても、なかなかそれに参入してくれる企業も少ないらしいですね。

  • 地球上に資源となる水素は存在しません。
    水素を調達する事は、無いエネルギーを作るのですから膨大なエネルギーの無駄遣いでしかない。
    水素自動車はベータやガラケーにすらなれません。

  • EVのチャデモ充電方式みたいになる可能性が高いでしょう。
    今朝のニュースで下水処理場の汚泥からメタンガスを取り出し、メタンガスと水蒸気から水素を取り出せるとあったので、クリーンエネルギーとしての可能性は高いです。

  • 可能性は無きにしもあらずですが、

    そうならないためにトヨタは燃料電池に関する一部特許をフリーにしたのですよ。
    http://newsroom.toyota.co.jp/en/detail/4663446

  • 水素燃料電池車です。
    水素自動車は、遅れてた国では以前から使われてました。
    丈夫な鋼鉄製のボンベは製造できなかったのか、他の問題なのかは知りませんが、バスの屋根にゴム風船容器を載せたりして走ってましたよ。

    燃料電池車ですよ。
    水素自動車なんて言ったら笑われるよ。
    質問者の学業成績も想像できるけどね。

    燃料電池の技術はBMWにも提供されてます。
    欧米のメーカーがそっぽを向けばしばらくは物にはなりませんが、少なくともガラパゴス化は無いでしょう。
    主流になるかは不明ですが。
    そもそも、日本で主流にならなかったらガラパゴスとも言いませんが。
    この質問者は、ガラパゴスの意味も理解して無いんだろね。

  • 無いでしょう。
    ホンダ、トヨタ、GMが先行して、水素充填ノズル形状と
    充填圧力70Mps or 34Mpsなど、決めちゃったので!
    水素ステーションの規格も、消防法適応部分以外は
    アメリカと日本共通だし。
    水素関連部品メーカーも、アメリカ・日本が主流ですから。
    特に、液体水素を扱う航空宇宙関連の部品メーカーが多い国ほど有利。
    水素ステーションの巨額な建設費を心配する方も多いですが
    ホンダの小型モジュール簡易充填ステーションですと5千万円程度で
    設置出来ますので、地方都市では注目され、問い合わせが多いですよ!
    燃料電池車の普及は早いと思いますが、それと伴い、水素を直接燃やす
    水素自動車は消えて無くなると思いますね。
    水素自動車が生き残るには、液体水素を使わないとエネルギー効率が
    悪すぎます。

  • 先の事は誰にも分かりません。

    簡単に水素を手に入れる方法が見つかれば、主流になるでしょうね。

    代替燃料の開発がうまくいって、現在の石油よりもはるかに安く植物由来の石油(相当の油)を作ることができれば、今の電気モーターを使う車は絶滅状態になるかもしれません。

    宇宙空間に大きな太陽光の発電所を作って、マイクロウェーブなどで地球に送電して・・・
    なんて言う計画もアリ、この場合はEVが一番有利でしょうね。
    場合によっては車の屋根に受信アンテナをつけて、電力を受けるなんて言う車もできるかも。



    それと細かい話ですけど、トヨタのMIRAIは水素自動車ではなく燃料電池車。
    水素を直接燃やして走る車もありますのでね。
    燃料電池車は電気自動車の一種と考えるべきです。

  • 10年後はなっていると思います

    生産するメーカートヨタ、ホンダ
    水素ステーションの建設でJX日鉱日石エネルギー、岩谷産業が失敗して損をするのはメーカーですから関係ありませんが燃料電池車の普及のために税金を投入している国の政策には納得いかないです

    東京都の場合は燃料電池車の購入で都が100万円、国が200万円の合計300万円の税金が補助金として使われています
    水素ステーション建設に1億8000万円の補助金

    すべて無駄になる可能性は高いです

  • もうすでにプリウスのPHVの充電方式はアメリカとは規格が違います。

    日本が旗頭で開発しても、キモになる細かい規格は大が小を食う勢いで出てくると思っていていいでしょう。

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