空気圧について質問です。 205/35/18と215/35/18を前後に履いています。 引っ張りで履いているのですが、空気圧はどれくらいが良いのでしょうか？ 回答よろしくお願いします。

Answer 1

本題に入る前に必要な内容について説明をします。
タイヤ規格は日本銘柄はJATMA規格、欧州銘柄はETRTO規格、米国はTRA規格で、多くのメーカーがいずれかに所属しています。グローバルスタンダードは欧州のETRTO規格です。いずれもタイヤ内の空気容量が大きいほど、高い耐荷重性能があるため、より高いロードインデックスが割り振られます。偏平率が低く幅の狭いタイヤというのは空気容量が少なくなるため、かなり耐荷重能力が下がってしまいます。空気圧を高めることで耐荷重性能を上げることができるのですが、普通のタイヤは空気圧240～250kPaまでの性能保証しかありません。そこで、欧州ETRTOから、より高い空気圧に耐えられる「エクストラロードタイヤ」というものが出ています。これは290kPaまでの性能保証で、タイヤサイズの末尾にXLが付きます。
質問者様のタイヤにも、このXLが記載されていると思います。しかし、中国系アジアンタイヤ(NANKANG､DELINTE等）の場合はETRTOに参加していません。ETRTOの表記を真似しているだけで、本当にETRTOに準拠した耐荷重性能があるかどうかわかりません。実際にデタラメの表記をしているケースも目立つので、かなり怪しいと思ってよいと思います。韓国のタイヤ銘柄はETRTOに参加しているので大丈夫です。

■ ロードインデックス

以下、ETRTO規格の準拠しているものとして説明を続けます。質問者様のタイヤには以下のような文字が並んでいると思います。以下の「81XL」と「84XL」がロードインデックスにあたります（速度記号は省いています）。

Ｆ：205/35R18 81XL
Ｒ：215/35R18 84XL

XLが記載されているので、これはETRTO エクストラロード規格（=レインフォースド規格）の耐荷重性能があります。それぞれ290kPaという性能保証最大の空気圧を入れた場合の耐荷重性能です。フロントタイヤは1輪当たり482kgまでの耐荷重性能、リアタイヤは1輪当たり500kgまでの耐荷重性能を持つということです。

・81XL 482kg/輪
・84XL 500kg/輪

車両総重量を調べます。車検証を見ると載っています。車両重量ではなく「車両総重量」のほうです。ここではチェイサー100系ツアラーVを例とします。

＜チェイサー100系ツアラーV＞
・車両総重量 1,755kg
・前:約965kg→約483kg/輪
・後:約790kg→約395kg/輪

この例の車両は前輪荷重の方が重たいので、前輪の耐荷重性能を中心に見ていきます。約483kg/輪というのは、81XLでは空気圧をパンパンの290kPaを入れてもギリギリという値です。仮にこれが自動車メーカーであれば絶対に純正タイヤには選ばないロードインデックスになります。ブレーキング時もフロントタイヤに大きな負荷がかかりますので、このサイズのタイヤは交換された方がよさそうですね。最低でも84XL程度の耐荷重性能はあった方がよいです。勿論、車両総重量が遥かに軽い車両であれば何ら問題はありません。リアタイヤの84XLという値は耐荷重性能に関しては問題ないですが、空気圧は高めの270～290kPaを入れることを推奨いたします。

また、リム幅がどの程度かわかりませんが、適合リム以内に収めることは重要です。最近は超ヒッパリタイヤを無理やり履かせる車両もありますが、危険なだけでなく、見栄えもイタいですので、適合リムの範囲内での引っ張りタイヤがツウです。

長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。

Answer 2

フロント・リア共に215/35/18を履いてます。
リム値は7.5Jです。
このサイズで自分の車の指定空気圧は2.8と記載されてますがタイヤの偏平率的に怖いので指定空気圧より10%程度高めの3.0の空気圧を維持するようにしてます。
アナタの車の指定空気圧がどのくらいかわかりませんが、指定空気圧の調べ方がわからないのであれば運転席のドア開けたところにメーカーが貼った指定空気圧が記載されているステッカーがあると思うので見てみてください。

まぁそのサイズなら2.5～3.0内を入れとけば問題ないかと思いますよ。