スカイラインが4代目はハコスカから形が当時斬新となって、ケンメリというフォルムが魅力的でした。 でもすぐにライバルが現れたようです。セリカ初代LB2000GTだそうです。

Question

でも初代セリカLB2000GTはエンジンが4気筒で1600ccのボアを拡げた廉価タイプに思えますが、本当にライバルといえるのでしょうか？

スカイライン2ドアハードトップケンメリのライバルといえるクオリティの高いのは2リッター6気筒エンジンを搭載した2代目マークIIGSLだと思います

Answer 1

そうですよ、まさに。

セリカを格下に見ていたヒト達は、4気筒であることを最大の欠点にしていました。セリカはどうしても6気筒のXX（ダブルエックス）を出す必要があったワケです。
セリカのライバルはシルビアです。

直列4気筒の回転2次振動を打ち消す『サイレントシャフト』の概念が無かった当時、直列6気筒信仰は現代とは比べ物にならないほど根強く、4気筒＝大衆車、6気筒＝高級車という認識が定着していました。
これは日本に限らず欧州でもそうで、英国では1.1ℓにも直列6気筒が作られたほどです。

但し、これにはトヨタ側の考え方もあって。
スカイラインは、GT-R以外カウンターフローのSOHCというイモエンジン（L20型）でしたが、セリカは廉価版のST以外クロスフローのDOHCエンジンでした。（2T-G型と18R-G型）
バルブ形式はどうでもとにかく6気筒を偏重するのは英国式で、一方気筒数が少なくてもDOHCが絶対というのはイタリア式です。日産とトヨタの考え方の違いが、そのままファンの違いとなっていました。

>クオリティの高いのは2リッター6気筒エンジンを搭載した2代目マークIIGSLだと思います

スカイラインにとっては、台数が少ないGTやGT-Rは大して重要な市場ではなく、重要なのはファミリーカーのクラスと、関西の小型タクシー市場です。6気筒のマークⅡは、この市場でスカイライン/ローレルを打ち負かす為に必要なモデルでした。
それまでマークⅡとはコロナのグレードアップ版でしたが（故に最初の車名はコロナ・マークⅡでした）、アッパーミドルクラスでスカイラインに対抗するため、マークⅡはコロナから離れてクラウンとの間を埋める車型に昇格したワケです。

尚、日産はブルーバードの兄弟車だったローレルを昇格させてスカイラインと兄弟車にし、スカイラインはスポーティな性格を強めたて行きましたが（それがケンメリ）、トヨタは『クラウンの下のクラス』マークⅡをローレルの相手とし、一方スポーティで若いイメージのスカイランの相手としてチェイサーを出して来ました。歴代マークⅡの内装が、ヒカリモノが多くややオッサン臭いのはその為です。
ちなみに・・・その後クレスタが出て、クラウンの弟分的高級車路線はクレスタ、スポーティ・セダンはチェイサー、ベーシックなファミリー/タクシー向けがマークⅡに振り分けられました。

Answer 2

セリカとスカイラインの車格を考えれば、ライバルと言うのは変な話です。
セリカはカローラの兄ちゃん。スカイラインはブルーバードの兄ちゃんみたいなもんですから一格違うと思います。
スカイラインはマークⅡ、同社のローレルクラスですね。
セリカはバイオレットあたりと同格です。

Answer 3

ご質問様は、トヨタの戦略の術中にはまった、提灯自動車評論家の記事を鵜呑みにしています。
騙されない様に。

トヨタとしては、GC110（ケンメリ）をマークⅡのライバルとしてユーザーが思うと、C130（ローレル）と110（ケンメリ）の連合軍に太刀打ちが出来る体制で無かったので、購買層には初代セリカLBのライバルにスカイラインを押し込むマスコミ戦略です。

その後GC210（ジャパン）と230ローレルの頃には、トヨタは体制を整えマーク3兄弟（マークⅡ・チェーサー・クレスタ）で、スカイラインとローレルの連合軍に販売面で打ち勝ちました。

その頃には、トヨタは、セリカをスカイラインのライバル扱いは中止しています。

Answer 4

スカイラインとマークIIGSLはエンジンのタイプは基本的に相違してるので、確かにライバルといえます。
でもセリカ2000GTは4気筒ですが、DOHC(ツインカム)構成のエンジンなので、別次元と言えます。