トヨタ オーリス 「初期版オーリスは、満点でないが、頂に登り詰めようとする意志が感じられ、実際新開発としてはかなりの頑張っており、コンセプトと実車に偽りのない一体感があっ」のユーザーレビュー

初期版オーリスは、満点でないが、頂に登り詰めようとする意志が感じられ、実際新開発としてはかなりの頑張っており、コンセプトと実車に偽りのない一体感があっ

2009.10.26

総評

初期版オーリスは、満点でないが、頂に登り詰めようとする意志が感じられ、実際新開発としてはかなりの頑張っており、コンセプトと実車に偽りのない一体感があった。マイナーチェンジ後のオーリスは、カローラランクスに先祖がえりしたのか、ゴルフに挑戦するのか、全くスタンスの定だまらない車になっている。
　トヨタさん。どたばたして墓穴を掘らないでほしいと願わずにいられない。再起を祈ります。

満足している点

１８００ｃｃなのに1万キロ走行したが、田舎の国道７割、都市部3割の走行で燃費が１４キロ前後。馬力がある分、下手な１３００ｃｃのコンパクトカーよりよいと思った。一番好きなのは、トヨタらしからぬハンドリングのリニア感と大衆車なのに安定感がある。ドアの厚みは、側面衝突も十分考えた厚みであろう。外観はグッドデザイン賞をもらっただけあってアキが来ない。奇抜さはないが、長く乗れそうだ。

不満な点

　室内のシフト部分に一工夫ほしい。空間を区切ってしまっているので、大きな室内空間が狭く見えて開放感に欠ける。
　エコ運転をしようとアクセルを早めに離すと停止線手前で止まって踏み足すことがある。cvtの欠点を感じる。もう少し、なんとかならないか。５キロ以下になったら、エンジンブレーキが利かない設定にするとか。
　しかし、まあ初代のオーリスは外観を筆頭に素晴らしい。ここに書くことではないが、あえて書かせてもらう。
　一番残念なのは、もはや初期バージョンのオーリスが買えないこと。今秋マイナーチェンジしたオーリスがあまりにひどいこと。エンジンのグレイドアップ、燃費アップの微調整にとどめればよかった。なんと、ハンドルはウィシュと同じ、ハンドブレーキは黒の棒。あまりに唐突な周囲との組み合わせ。飛び立つ鳥を思わせるデザインに対する意気込みはどこへ行ったのか。後部バンバーの反射板もおしゃれでない。
　コスト削減と燃費基準に合わせて減税措置を受けるための急ごしらえの変更だといわざるをえない。初期のゴルフに挑むコンセプトにトヨタの意気込みを見た者として、節操のなさにあきれる。開発陣が不憫でならない。間違ってもこれは国内発売のみにし、輸出しないでください。恥さらし以外のなにものでもない。もう一度、本格的なマイナーチェンジを営業畑の口をふさいで、開発陣に思いっきりやらせてあげたい。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験