トヨタ オーリス 「トヨタの良心 トヨタもこの価格帯でこんないい車が作れるものかと、関心する。 しかし、この車を褒めて歩いても肝心のトヨタ好きは首を傾げる。「こんな乗り心」のユーザーレビュー

トヨタの良心 トヨタもこの価格帯でこんないい車が作れるものかと、関心する。 しかし、この車を褒めて歩いても肝心のトヨタ好きは首を傾げる。「こんな乗り心

2008.10.21

総評

トヨタの良心
トヨタもこの価格帯でこんないい車が作れるものかと、関心する。
しかし、この車を褒めて歩いても肝心のトヨタ好きは首を傾げる。「こんな乗り心地の悪い車のどこが良いのか」と。
ハンドルに軽く手を添えておくだけで綺麗にまっすぐ走る。まるでゴルフのようだ。
ホイールベースがさほど長くなく、足回りもむしろ柔らかい部類なのに、直進安定性が非常に高い。これは見事だ。
このクラスの他のトヨタ車では、路面の凹凸で柔らかいだけのバネが揺れまくり、常にハンドルに修正を加え続ける必要がある。乗り心地がいいはずなのにいつのまにか疲れてしまう（トヨタ車乗りが車の運転を苦痛な労働として捉える最大の要因）。そこから開放される。
ハンドルを切っても、素直に方向が変わる。楽しいとまではいかないが、十分納得がいく走りだ。
これだけまともな走りをするハッチバックはゴルフとインプレッサくらいなものだが、ゴルフはどうしても高額だし信頼性に欠ける。
インプレッサのほうが運転していて楽しいが、直進安定性に関してはオーリスのほうが上だと感じた。また、オーリスのほうが内外装は良い。実用燃費もオーリスのほうが良い。
大排気量車から買い換えても（加速以外の）不満の出ないであろう走りをする車である。
当然トヨタ車なりの（価格の割りに）高い質感の内装なり、信頼性は備えている（ゴルフはいまだに窓が落ちたとかいう話を聞く）。一般の人にも安心してお勧めできる車、かつ健全な走りをする車の中では、乗り心地もよく、お買い得な一台である。
但し、特に旧来のトヨタのような乗り心地を好む人には一言。「必ず試乗してから買ってくれ」
”良い車”という言い方をした場合に、他の人があなたと同じ価値観で良いと言っているとは限らないのだ。GT-Rが最高の車だという人もいるし、クラウンが最高の車だという人もいる。何をして良いと言っているのか、きちんと判断して欲しい。

満足している点

適切なセッティングの足回りと、剛性の高いボディ。この欧州向けカローラは、車としての基本的な部分に国内向けカローラより数段上のコストがかかっているにもかかわらず、若干高い程度で売られている。お買い得。

不満な点

どうしても車重が重いので、ヴィッツやカローラより燃費が若干悪い。
・トヨタ好きから嫌われる乗り心地。段差を乗り越えた時の突き上げが大きい（らしい・・・私はまったく気にならない）。ただバネが柔らかいだけの車を乗り心地が良いとする人から、「カローラより高いのに、カローラより乗り心地の悪い車」として酷評される。
・トヨタ車にしては少ない収納。ありきたりなシートアレンジ。
・2WDモデルでも4WDモデル同様、ダブルウィッシュボーンのリアサスを搭載して欲しかった。
・やはり1800ccのほうが綺麗にエンジンが回るのだが、値段がだいぶ高くなってしまう。オーリスの1800ccを買う予算があればもう少しでプリウスが買えてしまう。ランニングコストやリセールバリューで取り返せてしまう程度の差額だし、プリウスのほうが圧倒的に周囲の反応は良いだろう。
・中途半端なエクステリアデザイン。でかヴィッツ？

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験