国産コンパクト 隠れた優等生
十五年以上のトヨタ乗り継ぎから、転向させる程の完成度が高い車。
ヴィッツ、フィット、デミオ、マーチ、スプラッシュと比較し
2011.4.6
- 総評
- 国産コンパクト 隠れた優等生
十五年以上のトヨタ乗り継ぎから、転向させる程の完成度が高い車。
ヴィッツ、フィット、デミオ、マーチ、スプラッシュと比較し、最終的にデミオ、スイフト、フィットで迷い、スイフトにした。
他車との比較、
私の中でヴィッツは平均点であり、走り出せばそれ以下。残念ながら一番最初に候補から落ちてしまった。
ヴィッツは極限までコストカット出来るかにこだわった車であり、スイフトは少ない予算で良い物を作るかにこだわった車だろうか、メーカのネームバリューが弱いので、良い車が出来るのかもしれない。
フィットの荷室の広さは魅力的だが、荷物を積むと言う事は、燃費や走行性の悪化につながる。後席に全乗車で荷を積んで走る事は無いので見送った。
この車はおそらく、国産コンパクトの中では車としての出来が一番良い。
- 満足している点
- ボディ剛性
少し車を知った人であれば、乗ればわかる。無理な運転をしなくとも、日常レベルでの安心感、運転のしやすさ、疲れにくさに直結する。
シート
シートは厚みがあってきちんと座らせる事が考えられている。運転席の細かな調整で殆どのドライバーが常に最適な運転姿勢を取れる。
ドア
ドアを閉めてみると、それなりの重厚感がある。他車はキャビン以外を如何に軽く薄くする事で軽量化した様に感じた、比較すれば安い車とは言え、作りが違う。鈑の厚さにそれほど変わりは無くとも、処理の仕方が上手いのか、パカ、ポン!と、カチャ、ボム!であれば後者のスイフトの方が断然安心感がある。
足回り
スポーツに乗ってきた身として、所詮はコンパクト?ただし純正レベルの足として、かなり余裕を感じた。車高の割りには突き上げも少なく、運転の安心につながる。
この車はポロと比較されるが、私はポロが持て囃されるほど、価格に見合うとも思えない。
欧州車崇拝の日本人的プラセボ効果もあるのではなかろうか。
オプション
他車では必要最低限なオプションを追加していくと価格が上がる
内装
黒基調で落ち着いた大人が乗れるコンパクト、プラスチッキーではあるが、何とか上手く処理できている。
スタイリング
16インチはハッチバックとして、お買い物の足とは違うこだわりを感じる。
燃費
燃費は概ね良好。カタログからの落ち分も納得できるレベル。
ただし、CVTの方がカタログ燃費が良いのは納得が出来ない。実燃費はMTの方が若干上と感じる。
- 不満な点
- リア席
フィットに比べたら狭い。実質数cm差?シートから膝にかけての余裕が違う感じがする。
(深く腰を掛けたときに、座面と膝裏の間隔が空いて、前席との感覚も取れるのがフィット
ただし椅子は薄く座面は小さい。これを考えるなら短所とも思えない。)
荷室が狭い。
荷物は積まないようにしましょう。そもそも荷物満載で走るような車ではありません。
せっかくの燃費も悪くなります。どうしても使用したいのであれば、やはり狭い。
3人まで、大きなリュック3つと後ろの席一つ空けたらもう一つ積める程度です。
リア席からの視界が悪い。
これが狭く感じさせてる一番の短所だと思う。
運転席と助手席の間から覗きたくなるほど、とにかく前が見えません。
横もドアが上まであるので、背の小さい人は狭く感じるかもしれない。
壁に守られる変な安心感があるので、感じない人も居るかもしれない。
フロントウインドウの上端が低い。
もう3cm上げて欲しかった。
何気なく座ると、視界の上の方に微妙ではあるが、天井がかかる。
シートの調整機構があるので気にならないレベル。
16インチはオーバースペックか
非力な車には少し重い。交換時の費用もかかる。思ったより小回りが利かない
内装
見えづらい部分の処理が、”スズキ”である。引っ張れば爪が折れたり
立て付けが経年で悪くなりびびり音が出そうな危うい部分もある。
運転席側のドリンクホルダー
運転姿勢を変えないと取れない位置であれば、付けるべきではない。
MTにESPがない、逆にディスクブレーキの最上級にMTがない
オプションでサイドエアバックがない
ステアリングのオーディオスイッチレスがない
色が安っぽい。メタリックなのに何故かソリッドに見える。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験