スズキ キザシ のみんなの質問

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なぜホンダはF1をやったりやめたり繰り返すのですか?

補足

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ベストアンサーに選ばれた回答

ホンダはまず会社が存続することを最優先としています。これは本田宗一郎氏が社長の時代から変らない方針ですが、一般的にどこの企業も行っていることです。

宗一郎氏の自由な製品開発やF1などのレース活動も安定した経営のもとに行われるべきと考え、決して「会社を潰してまで好きなことをする」という経営者ではありませんでした。

そういった中で、単なる販売不振ではなくマスキー法やカーボンニュートラル対応など、企業の社会責任としてクリアしなければ存続できなくなる問題も降り掛かってくるため、その時は最優先課題として社をあげて対応してきています。

ですからF1をやめたときは、F1が最優先ではなくなったとき、ということです。

F1については「継続」の比較対象としてよくフェラーリが使われますが、フェラーリは創業者であるエンツォ・フェラーリがまだ存命だった1969年には既に当時イタリア最大の自動車メーカーであったFIATの傘下に入り、経済的に庇護された中でF1参戦や高級スポーツカーの販売に専念することができるように体制を整えています。

一方のホンダは日本の中でも最後発の自動車メーカーであり、少しずつ会社を大きくしながらF1などのレース活動を行い、それでも会社として完全な「独立」を保っている世界でも数少ないメーカーのひとつです。

もし第三期参戦中に起きたリーマンショックの中で無理に参戦を続けていたら、ホンダは他社の傘下に入った可能性もありますし、そうなったら現在に至る第四期以降の活動自体が無くなったかもしれません。

ちなみに2008年度に襲ったリーマンショックを振り返ると、その前年度に2兆円以上の純利益を上げたトヨタが4000億以上の赤字に転落して、国内で多くの非正規雇用の従業員を雇い止めしたことから国内は大混乱となりました。「年越し派遣村」などができたのもこの2008年の暮れです。それでもF1は2009年までの継続しましたが、やはり経済的ダメージが大きく2009年で撤退しました。
ホンダは2008年に1370億円の黒字ではあったものの前年比マイナス77.2%という凄まじい減益でした。内部留保日本一のトヨタとは比較するまでもなく、その影響は大きなものでしたから撤退も止むをえないものでした。

【参考】
https://xtech.nikkei.com/dm/article/NEWS/20090508/169837/
https://www.honda.co.jp/news/2009/c090428.html


と、ここまでが会社としての話で実際の現場は?といえば、例えば第一期のF1活動が終了した際、ある社員はF1を続けたいと考えてイギリスのチューナーであるコスワースとコンタクトを取り、見事内定を勝ち取りました。そこでホンダを退社しようとしたのですが、当時役員であった河島氏(後に二代目社長)や久米氏(三代目社長)に「お前は会社というものがわかっていない。」と慰留され、ホンダに残りました。

そして久米氏が社長となったあとの1984年、ホンダはF1に復帰。例の辞めようとした社員はプロジェクトリーダーを任されます。
ちなみにこの社員とは久米氏の後に四代目社長となる川本信彦氏で、社長就任後はバブル経済が破綻し、1992年にF1の第二期活動の休止を決断、発表するに至ります。
しかし後の第三期活動につながる社員の有志によるF1マシンの制作にGOサインを出したり、最終的に第三期活動を決めたのも川本氏です。

こうして個人の想いと、企業として存続することの折り合いを付けながら成長してきたのがホンダという会社です。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%9C%AC%E4%BF%A1%E5%BD%A6

その他の回答 (11件)

  • 景気が良くなったり悪くなったりするから。
    ホンダが直接参戦してるのでそうなります。だからHRCを経由して参戦する方法に変わりました。
    アストンマーティンへの供給も基本的に今と同じようにHRCを経由した参戦方法になります。

  • 亡霊のようにつきまとう創業者の「負の遺産」から逃れられないだけで、
    ホンダはF1など嫌いだからです。

  • けっきょくは株主と、社内の反F1派閥の力関係。

  • 1勝もできず撤退したトヨタよりマシではないかと。
    ヤマハにアドバイスもらわなかった?

  • その時のトップ(社長)の意向じゃないのかな。
    経営状況とかも関係あると思うね。
    バイク(MotoGP)はやり続けてるけどね。こればHONDAは二輪からのメーカーだからというプライドでしょう♪

  • ルノーもF1をやったりやめたり繰り返してます。今またゴタゴタ揉めてますが。

    本田宗一郎は会社の後継者に世襲を許さなかったのです。ホンダという名前だけ残って本田宗一郎の後の社長は親類縁者とは全然関係ない人がついてます。F1をやるやめるはいつもその時のトップが決断してますが、それはルノーも同じで、自動車会社は個人的な思惟とは別に社会情勢と常に向き合ってF1が有益か無益か判断しなくちゃいけないのです。

    フェラーリだけが別で、創業者エンツォ・フェラーリの子孫が株式を何%か握って経営に参加してます。F1はフェラーリの血脈なので絶対にやめないのです。

  • 一番大きい理由は、ヨーロッパのメーカーと日本のメーカーでは会社の成り立ちに違いがあるからです。

    F1ではありませんが、世界GP250王者の原田哲也が核心を突いたコメントを出しています。↓

    https://young-machine.com/2023/07/13/474372/


    これはMotoGPにおける日本メーカーの現状であると同時に、F1に参戦するホンダの立ち位置も非常によく表していると思います。

    もちろん単純にスポーツカーブランドがあれば良いという話しではありません。ルノーはアルピーヌブランドがあるとは言え、スポーツカーの会社として売れている訳ではありません。メルセデスにしてもあくまでも主力は大衆乗用車です。

    しかしF1を通してのブランディングは、欧州メーカーの方が確実に日本メーカーよりも効果が上げやすく、逆に日本メーカーにとっては参戦する旨味が技術的な目的以外にほとんど望めないというのが現状でしょう。

    ということで、ホンダがF1をやったりやめたりするのは「ホンダはヨーロッパのメーカーではないから」というのが最大の理由です。

  • 参戦するときと撤退するときの社長が違うからでしょう。
    大人の事情でしょうね。

  • 根本的なことを言えば、本田宗一郎がいなくなったから。
    人間だからいつかは死ぬんですけど、同じくらいのパワーを持ったリーダーが育たなかったから。

    自動車自体の生産だって、結構ぶれていますしね。


    自動車の生産で少し儲けたら、それを元手にF1に参戦。
    資金が無くなったらやめる。
    私にはそんな風に見えます。

  • 会社自体がずっとF1参戦し続ける仕組みづくりをしてないから。

    フェラーリはなぜあんなにF1を続けているのかというと、F1に出てるから俺たちの車は売れてるんだというブランディングを会社がしている。
    だからF1でどれだけ成績が落ちてもボロボロなシーズンを何度繰り返しても辞めない。

    でもHONDAはF1に出ていることを活かした車を売れる仕組み作りをしていない。
    HONDAにとってF1は建前上は『技術を磨くための実験場』でしかなく、
    成績が落ちてきたらこんな高い金を払って参戦してる意味は無いよね、利益出てないよね?という株主たちからの反対意見に言い返すすべが無い。
    だから成績が落ちたらすぐ辞める。

    だけどやっぱり本音はF1が好きだから隙を見て参戦する。

    やったり辞めたりを繰り返すのは簡潔に言うとこういう背景があるから。

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