ホンダのDCT(デュアルクラッチトランスミッション)は、噂で聞くワーゲンのDSGのように壊れやすいのでしょうか。

Answer 1

DSGは初期の頃はブリッピング技術が未熟だったため、クラッチの障害がある程度あったようですが、既に10年経過している技術ですから、問題は解消していると思います。
ブリッピングは変速の際のエンジン出力の回転と、トランスミッション入力の回転差を縮める技術です。
エンジン車の場合は、エンジンの回転数をトランスミッションの入力回転数へ合わせます。
このため、エンジンは回転変動性能向上させた設計が必要となります。
日本メーカーはCVTを多く採用しているため、エンジンは回転変動性能が乏しいものが多く、DCTを採用するにはエンジンから見直しが必要ですが、さすがにエンジンのホンダです。

ホンダのi-DCDの中核を成すDCTは、バイクで既に投入されている技術です。
特にFIT3 Hybridは、奇数ギヤと偶数ギヤへのエンジンからの伝達を２つの電磁クラッチで行いますが、モーターの動力はモーターの内側に配置されたプラネタリーギヤを経由して奇数ギヤのシャフトへ結合しています。
必要とするトルクが大きい低速時は電磁クラッチへの負荷が大きくなりますが、スタートはモーター駆動でプラネタリーギヤを経由することで電磁クラッチへの負荷は発生しない構造となっています。
そのため、DSGよりも電磁クラッチへのダメージは少ないので、故障する確率はかなり低いと思われます。
難点は、ハイブリッド車搭載を念頭にしたDCTなので、非ハイブリッドモデルへの展開ができない点でしょう。
ハイブリッドモデルを選択される比率が７割と想定されているので、あえて他へのモデル展開は必要無いのかもしれませんけど。

ちなみに、駆動用バッテリーは最低でも2割程度は余力を残すように管理されていますから、スタートでバッテリーが枯渇してモーター駆動ができないことはまずありません。
仮に枯渇した場合は、エンジンが2速へ接続します。
この時は、通常よりも電磁クラッチへの負担は大きくなりますが、そのようなケースは非常に稀ですからほとんど気にする必要はありません。
電磁クラッチは、MT車のクラッチと同じですから、既に何十年も使われたこなれた技術です。
機器としての負荷があったところで、その耐久性は他のトランスミッションとは比べ物にならない程です。

(take_kei_kou_mieさんへ)

質問者からのお礼コメント

大変勉強になりました。
ありがとうございました。

Answer 2

一般的なＤＣＴはトルコンを有しない為、クラッチに致命的な失陥を抱えています

此を回避する為ホンダではモーターでクリープ現象を再現しています
しかし此は走行バッテリーが十分充電されている場合であって
１モーターの為、発電中はモーターでクリープ現象を再現した発進は出来ません

無理をしてバッテリーを使う事も出来ますが、バッテリーの負担増加により劣化を早めます

此が発電と走行の２モーターを採用して要れば、充電中で在ろうとも走行モーターでクリープ現象を再現出来る為クラッチやバッテリーを痛める事なく発進出来ます

Answer 3

ホンダのDCTは、外国の欠陥車みたいに壊れる事はありません。
断言します。

外国のは、渋滞等低速で走れる時に半クラッチ状態で削れてくる症状です。

ハイブリッドは低速をモーターが担う為、その点をよく対策されて出ます。

それかトルコンを間に入れても改善出来ますが、スペースを確保出来なかったようで、DCTはハイブリッド専用になっています。

こうした対策が当然なのに、欠陥をそのままにして平然と売り出す外国メーカーには良心の欠片もありません。

しかもVWが愚劣極まるのは、中国限定でリコールを認めた点です。

こういったニュースに出ている事も知らず、「外国での使用が常識だから問題ない」と無責任に回答してる連中には呆れるばかりです。

「日本に渋滞が多いから合わないだけ」とかつまらん擁護する奴もたまにいますが、それも間違いです。

『そういう交通事情に合わせて改善せずにそのまま売った』時点で【欠陥車】確定なんですよ。

欠陥を改善出来ないから非ハイブリッドにはDCT搭載を見送る。
至極当然の事なんですけどね。

「F1で使ってるから大丈夫」って、どこまで愚かなのか。
あんな物、１時間位壊れなけりゃいいだけの話を。

※wan2three4fiveさんへ
断じて改善されてませんよ。
VWが中国で『だけ』リコールしたのが、今年に入ってからだとおもうから。
日本では対策拒否で、放置です。

Answer 4

GOLFのDSGには低パワー向けの乾式DSGとGTIの湿式DSGがあります。
私の知る範囲では、乾式DSGは故障が出るみたい？
私は、GOLF 6 GTIに乗ってますので、湿式DSGです。3万キロぐらい乗ってますが一度も故障はしていません。

ホンダのDCTは乗ったこと無いので、分かりません。CVTより良いのでは？

Answer 5

ＤＳＧそのものが壊れるって事は考えにくくＦ１を始めモータースポーツの世界では当たり前に使われています

いまや輸入車でダブルクラッチを装備していない車種はほとんど見当たらない

Answer 6

まだ詳しいことはわからないですがVWのDSG自体はあんまり壊れないそうですが発進に使う電子クラッチの評判が良くないようです。
発進時にギクシャクしたりコインパーキングの段差を乗り越えるのにクラッチ合わせがスムーズにいかず飛び出しそうになったりオーバーヒートしたりするそうです。
ホンダはハイブリッドと組み合わせてモーターで発進するのでその点はマシじゃないですか。
初代フィットでCVTと電子クラッチを組み合わせて散々な不評を受けて2代目は効率の悪いトルコンを組み合わせたホンダですから使い勝手には気を使っているでしょう。