スズキ イグニス 「ソリオ、イグニス一気乗り。その2、イグニス編」のユーザーレビュー

ソリオ、イグニス一気乗り。その2、イグニス編

2016.2.28

総評

　2016/2/18にデビューした、スズキ・イグニス。モーターショーで見た時から気になっていたクルマに試乗することができた。

　試乗したのは、HYBRID MZ。カラーは、フレイムオレンジパールメタリック ブラック 2トーンルーフ。例によって後席に営業氏、助手席に息子を乗せて試乗スタート。


　イグニスはソリオベースのクロスオーバーSUV 。
　前後のオーバーハングをバッサリ切り捨てたボディーは、オフロード能力が高そう。また、大径タイヤとロングスプリングで車高を上げているので、最低地上高は180mmもある。実に冒険心をくすぐられるクルマだ。

　このサイズのクルマで、クロスオーバーSUVというのは、他にはない。ソリオ同様、ライバル不在のクルマである。

　小さいけれど、本格的に見えるクロスオーバーSUVってことで、売れる要素たっぷりである。

満足している点

1.コンセプト。
　5ナンバーのクロスオーバーSUVっていうのは、ありそうで無かった。

2.デザイン。
　前後のオーバーハングをバッサリ切り捨てたボディーは、オフロード能力が高そう。実に冒険心をくすぐられるクルマだ。

3.カラーリング。
　全8色。特に新色のオレンジ、金、水色が良い。

4.脚まわりのセッティング。
　最低地上高が180mmもあるのに、グラリと揺れ無いこと。(スイフトと比べると傾きはあるが、グラリと揺れないので怖くない)

5.デュアルカメラブレーキサポート＆サイドエアバッグ＆カーテンエアバッグが装着できること。

6.アイドリングストップからの無音の再起動。
　セルモーターが作動しないから、キュルキュル、ブオンってならない。普通のアイドリングストップは嫌いだが、このシステムなら許せる。

不満な点

1.後席中央にヘッドレストが無いこと。
　早急に改善を望む。強度の関係で付けられないのなら、4人乗りにするという英断も必要では？

2.MTが無いこと。
　あのシャーシ性能はMTで操りたい。

3.下位グレード(HYBRID MG)が、価格のワリに装備が貧弱であること。
　エアコンはマニュアルだし、プッシュ式エンジンスターター付いてないし。その他の部分でも、装備品のグレードが下げられている。
　この装備だと、せいぜい100～110万円が妥当なラインじゃないか？　ハイブリッドシステムが価格を押し上げているのは分かるんだが……。
　
　この装備で売るなら、もう１つ下のグレード(MG?)の追加が必要だと思う。

4.4WDシステム。
　ビスカスカップリング式のスタンバイ四駆っていうのがねえ＾＾；。せっかくのシャーシ性能、活かせないじゃないか。
　モーターショーに出ていた、イグニス・トレイルコンセプトを市販する暁には、オールグリップを搭載して、最強の一台を目指してほしいものだ。

デザイン

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走行性能

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1.走る。
　ソリオと同様、加速感は可もなく不可もなくレベルに達している。

2.曲がる。
　ソリオベースで最低地上高が30mmも高いので、覚悟していたのだが、いい意味で裏切られた。コーナーに飛び込むと、外側に向かってスーっと傾く。だが、そこからグラリって揺れないのだ。
(スイフトとソリオの中間点より、半分ぐらいスイフト寄りって言ったら、分かっていただけるだろうか？)

　このロールコントロールであれば、合格点。十分、付き合っていける＾＾。

息子の評価は……。
「これ、いいね＾＾」

3.止まる。
　　ソリオと同様、ブレーキング能力は、可もなく不可もなくレベルに達している。

乗り心地

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1.バネ＆ダンパー。
　とても良い。 不快な突き上げは無いので、ファミリーカーとして十分使える。
　某評論家氏は、“硬い”って言っていたけど、これ以上柔らかくなると、グラグラして怖いと思うんだけどね。

2.静粛性。
　普通。
　アイドリングストップからの再始動は、セルモーターが作動しないため無音。あのシステムは、いつ体験しても感動モノ＾＾。

3.振動。
　特になし。

積載性

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リアゲートが斜めになっているので、ソリオよりは低い。

燃費

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不明。

価格

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故障経験

不明。