スズキ エスクード 「クロカンの称号を捨てたオフロードＳＵＶ ...」のユーザーレビュー

クロカンの称号を捨てたオフロードＳＵＶ ...

2005.8.17

総評

クロカンの称号を捨てたオフロードＳＵＶ

　７月の後半に新型エスクードが届いてから早一ヶ月、走行距離も３０００キロを数えるに至りました。実際所有するようになって気付かされた事は、先代までのライトクロカン車という土臭さが、よい意味で払拭されてしまったと感じます。車の機能性や使い勝手は、オフロードからオンロード寄りへ・・昔のエスクを知る者にとっては、誠に寂しい限りの話ではあるのですが・・・
　３代目も"エスクード"という冠を頂いたからには、その名に恥じぬ様元気よくオフロードを走っている姿、たくさん見たいものです。林道やキャンプ、冬山スキーへとオフに出かける機会の多い家族には、おススメの一台ですね(笑)
　私も林道愛好家のはしくれとして、大事に所有していきたいと思いました。

満足している点

・２代目エスクードから乗り継ぎですが、外観スタイルはスクウェアな感じとなり、私も含め日本人好みのボディスタイルになったと思います。

・時代の流れであるオンロード志向及び、ファミリー志向が強まったせいか車体が大型化、大柄な体格のウチの家族にはピッタリなサイズです。また前後車輪幅(前後トレッド)が大きくなり、高速・直進安定性が飛躍的に向上しました。

・先代グランドエスクードから受け継いだ、2.7Ｌエンジンの充分な動力性能。オンロードにおいては急登板な車線を、グイグイと気持ちよく登ってくれます。

・オフロードを走っていて、イザ！と言う時に頼りになる４駆システム。同クラスの他社のＳＵＶと比べるならば、"センターデフロック機構"・"ローレンジギア"を備える、本格派オフロードＳＵＶとの位置付けとなるのでしょう。私のＳＵＶ観は、ココの部分を重要視しているのでその点、大変満足しています。

・頑丈なビルトインフレーム構造、林道の深い砂利道を走り激しく揺られても、ボディのギシギシ感は全く出ず。

・２代目エスクードを知る私にとっては、オンロードでの走り具合、乗り心地は申し分なし。多少のロードノイズ、細かな突き上げを多々感じますがその事が、未だに本格的４駆？である事を再認識させてくれます。

不満な点

・燃料の消費が大きい事。常時フルタイム４駆だと、動力伝達システムの効率が悪いのであろうか？"ゴーアンドストップ"を繰り返す羽目になる、都市部の渋滞路での活用が多いと悪燃費となります。２ＷＤへ切り替えられるスイッチが、もう一つ欲しい所ですね。

・改善したとは言え、ラゲッジスペースの収納量(特に奥行き)が、同クラス他社の４駆と比べると未だに少なめです。リアシートのたたみ方を工夫すれば、あと１０センチ奥行き確保できそうだと思うのですが・・・

・車中泊を考えると、座席が完全なフルフラットとならない。前の座席を後ろへ倒すと、リアシートの先端にぶつかってしまう。リアシートもある程度傾きは作れるが、完全に後ろへ倒せない構造となりました。

・真後ろの視界が確かに悪い・・購入者の大多数がオプションで、バックアイカメラをつけるのもうなずけます。(自分は付けなかったが)

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験