スバル トラヴィック 「例えるなら「自分にしか魅力の分からない素...」のユーザーレビュー

例えるなら「自分にしか魅力の分からない素...

2004.10.11

総評

例えるなら「自分にしか魅力の分からない素晴らしい恋人を得た気持ち」。走り、エンジン、シート、スタイル、高速安定性、そしてそれらの絶妙なバランス。細かい不満はあるものの、「ミニバン」をはるかに超えたパフォーマンスには、かなり満足しています。

私は正直、TRAVIQを所有するまで「ドイツ車なんて値段が高いばかりで、断然日本車の方が良いが決まっている」などど国家主義者のような考えがあったのですが、見事にOPEL＝ドイツに打ち破られてしまいました。ミニバンで走りが良いと言われるＨ社のスト…などはTRAの足元にも及びません。

次期ザフィーラの販売が決定したとのことですが、モデル末期の「今」を購入しても、後悔は少ないと思います。ただ、人により評価が「大きく」分かれる車でしょうから、必ず比較的長時間試乗してから購入することをお勧めします。

満足している点

①マイナーであること。
　わが東北の田舎では「希少種」なので、意外と目立ちます。

②取り回しの良さ。
　狭い路地であっても、車両感覚を気にせずにハンドルを普通に切っていけば、いつの間にか通り抜けできています。こういう所はカタログに表れませんが、日常使う時にはけっこう重要な要素だと思います。

②硬派な乗り味。抜群の直進安定性とコーナーでの踏ん張りを両立させている点。
　例えば、Ｔ社やＮ社のいわゆる「乗り心地」を優先した1BOXﾜｺﾞﾝでは、何か柔らかいベッドに乗せられて走行しているような「ふわふわ感」がありますが、一方TRAVIQはタイヤ４本＆ハンドルで「かっちりと」「自分自身で」運転してるという感覚が得られます。これが、他の方も指摘している「運転の楽しさ」につながっているのではないでしょうか。
④疲れず、腰痛知らずの硬いシート。
　「他の国産メーカーはシートについてもっと努力しろ」と怒鳴ってしまうほど、比較にならない位の良さです。

⑤２・３列目シートの乗り心地（に高い評価得た）
　先日、150～165cmの高校生（女子）５名乗車＋３列目片方座席に荷物満載で、往復150km移動したのですが、車酔いする者も無く、乗り心地は好評でした。

⑥その他の数多き満足点。
・抜群の高速安定性。高速でこそアウトバーンを想定した走りが発揮できる。
・室内の静粛さ。とにかく静か。
・エンジンルームの美しさ。特にエンジンカバーは思わず「うっとり」。他人に見せたくなる。
・SUBARUであること。この会社は「運転する楽しみ」を熟知している会社です。

不満な点

①オーディオのスペースが１ＤＩＮしか無い点。NAVIを、はめ込み式にしたかった。
②燃費。せめて10㎞/lは走って欲しい。
③Ｄレンジから３に落とす時に、ボタンを押す必要がある点。落とす時にワンテンポ遅れる。
④Ａピラーの部分が大きすぎて、特に右カーブの時視界を遮る。従って最初は山間部で下り右カーブを高速で曲がるのに苦労しました。（60㎞/h以下なら問題ないでしょうが）
⑤他のSUBARU車より、コーナー、山間部での走りが劣ること。
前車インプレッサ・ワゴン（''96　1800㏄ AWD)に比して、ややアンダーステアでコーナーリング性能が劣る。当たり前といえばそうですが、５人乗りでも不都合がなく、高性能の走りを求めている人は、インプレッサやレガシーのＡＷＤを買われた方が良いでしょう。但し７人乗りでのこのハンドリングに何ら不満はありません。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験