スバル トラヴィック 「「ミニバンと外車は買わない」が私の車選び...」のユーザーレビュー

「ミニバンと外車は買わない」が私の車選び...

2004.9.23

総評

「ミニバンと外車は買わない」が私の車選びの基本的な基準でした。ところがスバルで何の気なしにトラビックを試乗してみたら、３０分後には上記の基準は跡形もなく崩れ去ってしまっていました。　その位走行感覚にインパクトがありました。　この車はユーザの好み、はやりすたりや、社内の色々な部署の意見に安易に同調することなく、設計者が「車の本質はこうあるべきだ」という意思をとことん貫いて設計された様に思います。　上記印象は私が今まで乗ってきた車との比較になるため、もっと多くの車と比較してどうかを知りたく、時々走行性能を売りにしている国産車を試乗していますが、やはり印象は変わりません。　購入して丸３年経ちますが上記印象はいよいよ本物の確信となってきています。　単に加速が良いとか、コーナーで早く回れるとか、ハンドルがシャープといったわかり易いことだけが、走って気持ちのいい車の基準ではないことを、心底教えてくれた車です。ボディー剛性、エンジン、シート、ハンドリング、ブレーキ等基本要素がすべて高い次元で出来ていないと合格とはいえません。（この車で大変勉強させられました）
ちなみに平均燃費は７．８Ｋｍ／Ｌですが、これは「平日：片道２Ｋｍの通勤と、休日：片道６Ｋｍの趣味のための移動」のみの燃費であり、排気量からすれば決して悪くないと思います。　高速のみでは１２Ｋｍ／Ｌは確実に越えます。

満足している点

＜ボディー剛性＞
全くの車音痴の家内が運転したとき「この車ガッチリしている」と、私が聞きもしないのに自分から語った位です。　私も試乗時にまず驚いた点です。
＜シート＞
私は腰痛持ちであり、今まで乗り継いだすべての国産車は、レカロシートに交換しないと耐えられませんでした。　トラビックは何時間運転しても交換の必要性を全く感じません。　レカロシートは現在家の中で使っています。
＜エンジン＞
カタログに掲載される最高出力には目もくれず、実用エンジンとはどうあるべきかを追及した様な低速で強力なトルクを発生するエンジン。志の高さを感じます。　なおかつ高回転までウルトラスムースかつシャープ。
＜ハンドリングと直進安定性の両立＞
どう説明したらよいかわかりませんが理屈抜きで気持ちのいいハンドリング。なおかつ高速での安定性の高さは、今まで乗った車とは次元が違います。
用もないのに(雨でも）ドライブのみ目的で出かけるといった、今まででは考えられない行動パターンが身についてしまいました。
＜ブレーキ＞
ブレーキペダルを踏み込む力と制動力が見事に正比例しています。
＜インテリア＞
黒一色でシンプル。　取ってつけた様な木目や光物は一切ありません。
スピードメータとタコメータの見易さは最高。「この２つのメータ以外は一切見る必要なし」ということを車が運転者に訴えている様です。
＜パッケージング＞
コンパクトな外観に見合わず広大な室内スペース。　ミニバイクを搭載して遠くまで運び楽しんでいます。

不満な点

右ハンドル化による影響と思われますが、室内への空気取り入れルートの関係で、温度調節ダイヤルを一番低温にセットしてもエンジンの影響を受けて温風が入ってくることがあることです。　但しエアコンをオンにすれば上記問題は発生しませんのでどうしても困るといったほどではないです。
他に不満点は全く見当たりません。（あまりにも長所の印象が強烈）

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験