探すとなかなか無いですよ。こういう車。
良い車は飽きません。オーナーになって早6年、私なりに感じた点を挙げてみました。これから中古車を検討される方の参
2010.2.27
- 総評
- 探すとなかなか無いですよ。こういう車。
良い車は飽きません。オーナーになって早6年、私なりに感じた点を挙げてみました。これから中古車を検討される方の参考になれば幸いです。
地味ですが塊感のある端正なエクステリア。そして必要にして充分と思わせるシンプルなインテリアと各操作系。エアコンもマニュアルのみと割り切っています。メーター、スイッチも見易く使い易く配置されています。
ミニバンでありながら、運転の楽しさも味わえる稀有な存在です。さりげなく240kmまで刻まれたメーターがこの車の実力を現しています。
コンパクトな車体ながら、3列目まで実用的に使える優れたパッケージング。その3列目を格納すれば下手なワゴンを凌ぐフラットなカーゴスペースが出現。流行りのスライドドアではありませんが、ドアの開口部も大きく開くため不便は感じないと思います。自動車本来の目的に沿って作られた真面目な車でもあります。
最終型でも6年落ちになってしまいますが、現行同クラスのミニバンと比較しても機能的には大きく劣るとは感じません。改めてこの車の基本設計の確かさを再認識しています。日本の道路には本当に‘ちょうどいい’サイズだと思います。
もう新車は買えませんが、車好き運転好きな方ならば是非乗って欲しいです。輸入車入門としても悪くない選択です。次の車選びのハードルが高くなるのは間違いナシです。(これ本当です)
探すとなかなか無いですよ。こういう車。
- 満足している点
- 車選びの基準は人様々ですが、私の優先順位は以下の通りです。
①コンパクトで、いざという時に大荷物が積め、多人数乗車に対応出来る使い勝手の良い車。
②シートにしっかりコストをかけている車
③やはり車はエンジン。動力性能にはゆとりが欲しい。
④レギュラーガソリン仕様であること。
⑤安全装備が充実していること。
⑥維持費が安いこと。
独オペルザフィーラのOEM車です。スバルとGMの提携がなければ生まれなかった、ある意味奇跡の車です。販売期間が4年程、約1万3千台でした。マイナーな車ですが、もっと再評価されてもよい車だと思います。
①イザという時にあと2人乗れる7人乗りである点です。普段は3列目を格納して背の高い5人乗りワゴンとして使用するなど、状況に応じた使い分けが出来ます。
②シート。メーカーオプションのスポーツシートですが、これが優れ物です。シートを重要視する私にとってこれだけでもこの車を買う価値があります。実際、長時間・長距離を走っても腰痛知らず、疲れ知らずです。調節幅が広く、確実に後頭部をガード出来るヘッドレスト、ランバーサポート、シートリフターなど正しい姿勢で体を支える為の機能がちゃんと装備されています。国産車がもっとコストをかけて欲しい部分だと思います。
③トルクフルで扱い易いZ22エンジン。オーソドックスな4気筒ですがコレがイイ!。コンパクトな車体に2.2Lですから走らないわけありません。市街地から山道、そして高速道路での抜群の安定感。ステージを選びません。ストレスなく回り、運転が楽しくなるまさに名機です。
④輸入車にしては珍しい、そして財布に優しいレギュラーガス仕様です。タンク容量も58リットルあり、遠出も安心です。
⑤約10年前の設計でありながら、高張力鋼板を多用(全体の6割)した安全ボディ。なんとドアヒンジ部分は溶接されています。チルト&テレスコピックステアリング。そして全席3点式シートベルトを装備。等々正しく安全に運転する為のアシスト装置が標準装備です。ブレーキも7人フル乗車しても安心して止まることが考えられており、効きタッチ共に申し分ありません。最後にFF車でありながらトラクションコントロールも付いてます。
⑥法定点検等、ヤ○セで整備するよりは安上がりです。
- 不満な点
- 良くも悪くも一世代前のドイツ車です。ディーラー以外に輸入車に強い整備工場を見つけておけば心強いです。個人でも最低限オイルの管理・バッテリー等日常点検は行った方が良いでしょう。
①分厚く重いドアは小さな子供には扱いづらいようです。(半ドアになりがちです)また、コンパクトな車の割りには小回りは苦手です。(特に16インチ装着車)
②輸入車では当たり前のダイヤル式リクライニングは好き嫌いが分かれる所です。全シートしっかりした造りですが、2列目の座面は気持ち短めです。ファミリーユースならば後席リクライニング機構が追加された後期型をお勧めします。
③Nコントロール付き4AT アイシンAW製で信頼性は抜群です。大きな不満はないのですが、燃費にも影響するだけに、このエンジンを5AT以上かCVT、もしくはMTで乗りたいと思うのは私だけではないはず。
④ドイツ車らしく高速道路では伸びる燃費(15km/L)だが、市街地での燃費がいまひとつ(7~8km/L)です。
⑤サイドエアバックが装着できるグレードが限られていたこと。シートポジションを一番下にしても使いづらいサイドブレーキ(位置が低すぎ)またワイパーリンケージが左ハンドル仕様のままの為、運転席側の拭き残し面積が大きい。(裏技ですがアストラG用のオフセットアームを使うことで改善出来ます)そして視界の妨げとなる運転席側Aピラー。太いピラーは剛性確保の為とはいえ死角が大きく特に右折時は気をつかいます。
⑥スバル車なんだけど当然スバル車扱いされません。残念ですがディーラーよって対応に格差があります。(この車に対する技術力は販売台数に比例するためです)初期型(H13年)で既に9年落ち。部品の供給はまだ大丈夫のようですが、国内に在庫が無い場合は修理に時間がかかる事例があるようです。中古車を購入される際は年式より程度優先で、加入できる車体ならばスバルの保障延長は必須です。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験