スバル レックス 「スバルじゃなきゃいけない人向け」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
3
走行性能
3
乗り心地
4
積載性
5
燃費
4
価格
5

スバルじゃなきゃいけない人向け

2023.6.22

年式
2022年11月〜モデル
総評
スバルらしいクルマが欲しい…という人には向かないことは先にお伝えしておきましょう。ダイハツからのOEMモデルであり、スバルらしい仕立てはまったく(正確に言うとエンブレム以外には)ありません。とはいえ、実用性とかコスパは高いので、商品としての実力は間違いないですね。
満足している点
実用性とコスパの高さ。小さな車体なのに後席も荷室も広めで、価格も高くない。ドライバビリティとか上質さとかよりも堅実なクルマ選びをしたい人にオススメです。
不満な点
スバルらしさがまったくないことでしょうか。商品としてはよくできていますしコスパも高いですが、スバル車を求めるユーザーからすると物足りなくなりそうですね。具体的にいえば、走行安定性とか先進安全機能を含めた安全性とか。
デザイン

3

全長4mを切るコンパクトボディの割には堂々とした感じがありますね。デザイン自体はダイハツ「ロッキー」やトヨタ「ライズ」と同じで、違いはエンブレム程度です。スバルらしさはまるでないけれど、それは仕方ない……ですね。
走行性能

3

意外によく走る印象。ロッキーやライズに設定されているターボエンジンがないのは残念ですが、自然吸気1.2Lエンジンでも思っている以上によく走ります。コーナリングも結構安定していて、しっかり作り込んでいるなと感じます。ちなみに、走行性能に関してもスバル独自のテイストは注入されていませんのであしからず。
乗り心地

4

ちょっと硬めですが、乗り心地が悪いというレベルではなくそのあたりのバランスが絶妙。アクセルを踏み込んだ時などは、エンジン音がうるさく感じることもあります。だだ、現実的に考えればそういうシーンはそう多くないですけどね。あと、乗り心地の項目に含めていいのかはよくわかりませんが、後席が広いのには驚きます。全長4mを切る車体とは信じられない!
積載性

5

コンパクトカーと考えると、十分以上の広さ。このパッケージング力はさすがとしか言いようがありません。全長4mを切るコンパクトボディで、後席も広くて、そのうえ荷室もしっかりと確保している。手品みたいですね。荷室の床は上下調整式になっていて、下段にすると荷室長755mm&容量369Lでクラストップ水準。さらに、床下には機内持ち込みサイズのキャリーケースが楽々収まる空間まであるのだから素晴らしいです。
燃費

4

WLTCモード燃費は20.7km/L。ハイブリッドでもないのにこの数字って記載ミスかと思うほどの領域ですね。でも、実際に走ってみても15km/Lくらいは普通に走ったりするので燃費性能はかなりの水準です。そもそも、搭載する1.2Lエンジンは燃費重視の設計で熱効率が高いのが自慢なのでした。
価格

5

ベーシックグレード「G」で182万円、上級グレード「Z」で217万1000円。軽自動車でもスーパーハイトワゴンの上級グレードなら200万円近い設定になっている昨今、かなり控えめに感じますね。だからといって中身が単なる安物かといえばそうではないので、「お値段以上」と強く実感します。車両にスバルらしさはまったくないですが。
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
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