スバル R1 「スバル拘りの贅沢なスペシャリティ空間」のユーザーレビュー

スバル拘りの贅沢なスペシャリティ空間

2022.4.30

総評

３ドアであることや後席空間の狭さなど、乗り手は選ぶ車かもしれません。でも使い勝手もそんなに悪くは無いし、NAでも十分に走ります。スペシャリティカーとして乗るにはうってつけの一台だと思います。

満足している点

発売当時はちょっとだけ馬鹿にしていたR1。愛車遍歴の中でも特に馴染むのが早いと感じています。
4人乗りとして扱うには手狭ですが、後席は倒して二室空間と割り切って使っています。随所に軽自動車とは思えない贅沢な手のかかり方をしています。

不満な点

【エンジン】
発進時のトルクは細めなのが気になる点。ただシフトのLとDを使い分けながら快適に走れます。

【内装】
デザインは安っぽさもなく、むしろ軽自動車らしからぬレベルだと思いますが、収納は少なめかつ、あっても小さい。これは割り切りが必要です。

デザイン

5

一般的な軽自動車よりもさらに１０センチほど全長を短くしてまで拘り抜いたデザインは、もちろん好き嫌いはあると思いますが、欠点を探す方が難しいかもしれません。

走行性能

4

操舵性に独特な乗り味はあるものの、剛性は軽自動車の枠を超えたレベルに達しており満足度は高いと思います。ただ、NAエンジンは静かで快適ながらも発進〜低速域のトルクは控えめ。ただ、Lギヤで発進し、速度が乗ってきたらDに切り替えるなど簡単な工夫で補えるレベルだと思います。

乗り心地

4

車体剛性が高いのは安定性や振動の少なさに貢献していますが、若干硬い足回りは段差で突き上げ感を感じることが多い印象です。もう少しいなしてくれるといいなと思いますが、足回りの交換時期に合わせて適したものに交換できれば改善できるでしょうか・・・

積載性

5

あえて星５つ。ただし条件は後席を使わないという割り切りが必要です。この車に４人乗車＋積載性を求める方は少ないと思いますが、１人ないし２人乗車と割り切ると、意外と物は積めます。でもこの「積める」というのも価値観次第かと。アウトバックとワゴンRがありますが、それらと比べて積めるかといえば全然積めないのは当然ですし、一方で２人の分の５泊程度の荷物は十分に積めるので、何をもって「物を積める」と判断するかによると思います。

繰り返しになりますが、２シーターと割り切った場合は外から見るより積めると私は評価します。

燃費

3

AWD＆低速トルクの細さが、街乗りでは結構燃費に影響します。街乗り平均は１Lあたり１２〜１３キロほどです。郊外を長距離走ったりすると１４キロは楽に出ます。高速では１００キロ程度で巡航する分には１４キロほど走りますが、それを超えるような走り方をすると恐らく燃費は落ちてくると思います。AWDとしては上々ではないでしょうか。

価格

-

故障経験